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2009年03月18日

■非治療抗生物質の家畜使用禁止法案

ワシントンD.C.に在る全米消費者提唱組織、「食と水監視」は、カリフォルニア上院食物と農業委員会で証言に立った。その証言は上院議員ディーン・フローレスの、2015年までに家畜生産で「治療用でない」抗生物質使用を禁止する立法を支持するものである。

家畜成長を強化し病気拡大を抑制する為家畜生産で抗生物質が乱用される事は、「食と水監視」によって編纂された研究によれば、より長くより厳しい食中毒感染を引き起こす抗生物質耐性菌の増加に結びついている。「食と水監視」は、もし可決されれば米国でその種の最初の立法になる上院議員フローレスの法案(SB 416)を支持している。

「家畜に非治療抗生物質を使用する事で、我々は食媒介病気に対する最初の防衛線を活動できなくして、さらに新しい人間への薬剤を市場に出る前に効果がないものにしている。」と、「食と水監視」研究アナリスト、エレナ・スタマが述べた。彼女は議会の公聴会で同組織を代表して証言した。

抗生物質の非治療用法、即ち、家畜が病気でもない時の薬剤使用、は、ファクトリー・ファーム(工場型農場)で通常行われている。そこでは家畜は狭い所に押し込められて、病気は速く感染することができる。「食と水監視」の研究によれば、家畜飼料に加えられた抗生物質の半分は、人命危機病に与えられる、ペニシリン、テトラサイクリン、と同じか、類似したものである。

抗生物質が成長増進や病気予防に使用される場合、バクテリア、例えばE. coli 0157:H7、は、長い期間にわたって、抗生物質の低量に露出される事になる。ひとたび、一部のバクテリアが抗生物質に耐性をもてば、それらは他のバクテリアにその抵抗力を転移し、その結果人間に壊滅的な結果を引き起こすことになる。次にバクテリアは動物と労働者間の直接接触、水中接触、を、通じて、あるいは小売店で肉を消費者が買う事を通じて、感染していく。

新法案「SB 416」は、カリフォルニアでの家畜に非治療抗生物質使用を禁止することに加えて、すべての政府機関が非治療抗生物質なしで生産された肉と鶏肉を選ぶ買い付け政策を生み出し、非治療抗生物質で生産された鶏肉を学校で出す事を禁止するようになるだろう。

Author:事務局 : 2009年03月18日 11:35