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2009年03月24日

■フィリピンが有機米の大規模海外輸出を目指す

マニラ(フィリピン)―400,000ヘクタールの伝統的な稲田を有機農場に変換するプログラムは、国内と国際的な需要を満たす十分な有機米を生産するだろう、と非営利グループ「ラ・リガ政策研究所」が述べている。

「もし1ヘクタールの米農場が3.5トンの有機米を生産すれば、400,000ヘクタールは100万メトリック・トン以上の有機米を生産する事になるだろう。この増加供給は、中流階級や高額所得市場だけでなく、より多くの人々にもっと買いやすい値段で手頃な有機米を供給することができるだろう。」と、ラ・リガ常務取締役ローランド・カビガスはインタビューで述べた。

カビガス氏は、農務省(DA)[http://www.da.gov.ph/wps/portal]に対して、非政府諸組織と農民達は2009年から2010年までの転換予定表を満たしていると、述べた。

「農務省が求めるように、このプロセスは4月の収穫後にスタートするだろう。農民達は有機への転換に備えて5月や6月ごろに有機農法の訓練をうけるだろう。」と彼が述べた。

目標は有機米生産を1ヘクタール当たり3.8トンの全国目標に増大させることであると、彼は述べた。

有機産物の地方市場は約1000万ドルになると推測される、と、「フィリピン開発援助プログラム」(PDAP)は述べた。

PDAPは、現在生産の約40パーセントが輸出されていて、残りは地域で消費されている、と、述べた。

「フィリピン開発援助プログラム」ディレクタ、ジェリー・パクチュラン、は、もし250万ヘクタールすべてが有機認証種子で植え付けされれば、より多くの恩恵が実現されるだろうと前のインタビューで述べた。

そうすることによって、米作農業セクターが少なくても年500億Pを蓄える事ができる、その貯蓄は次に食糧確保プロジェクトに使用することができるだろうと、彼は述べた。

有機農法を行っている米作農場は、ほとんどのオペレーションが認証をうけていないが、14,000ヘクタールだけしか存在していない、と、パクチュランが述べた。

他方、従来の米作農場は、全国で400万ヘクタールの土地を占めている。

従来農業は、肥料を含めて、農業用具だけで、1ヘクタール当たり31,000Pの費用が使う、と、彼は述べた。

他方、有機農法は、1ヘクタール当たり17,000Pしか費用に使わないと、そして、これは有機肥料と害虫忌避剤を含んでいる。

「フィリピン開発援助プログラム」(PDAP)は、フィリピンで貧困と不公正を削減させるのを支援するため共同体基盤の事業計画を発展させるフィリピンとカナダの非政府組織の国際協力団体として1986年に設立されたものである。

Author:事務局 : 2009年03月24日 12:07