« ■薬剤が下水放出を通じて魚に残留している | メイン | ■国連が食糧危機の増大を警告する »

2009年03月27日

■米国の家畜死体処理新法と農民の苦渋

去勢牛のあだ名がエドは静かな生活を送ってきたが、彼の死体はきっと悪臭を起こす事になる。エド去勢牛は、ハンバーガー・パンに向けられる直前にばったり死んでしまった。

家畜死体処分のための州補助金が無くなってしまった、それで、この死んだ去勢牛の所有者、酪農農民のビル・デンビ、は、ほぼ500キロになるこの牛の死体をどうすべきか考えあぐんでいた。

デンビ氏は、死んだ牛を堆肥にするのに失敗した後、昨日、サンダーランドの農場から90キロ南のクイーンズ・パークへ去勢牛の死体を運んだ。

彼はまたついでに、明日発効する新しい規制法に反対する為死んだブタ、子牛、羊を運んできた。だがレオナ・ドムブロウスキィ、オンタリオ州農業大臣は、この新法は、州補助金が無くなるのに対して、負担可能な処分代案を提供するだろうと、述べている。

農務大臣ドム・ブロウスキィはこう述べている:「生産者達が、コスト効率が良く、環境に配慮して、持続可能な方法で、畜産産業のこの副産物を処理するのを可能にする全く新しい範囲のオプションが実際にできました。」

それらの代案の最も経済的に実行可能なものは、嫌気性バクテリアで堆肥にするバクテリアを持った「大型埋め容器」のような要素を含む、農場内処分方法である。

「農民達は自分達の農場を墓地に変えたくはないのです。」と、デンビ氏は述べた。

議員のアーニー・ハーデマンは、立法府に対し死体家畜処分補助金は継続されるべきであると提案した。

この補助金は、狂牛病勃発の後を追って厳格な処分規則が農民に課された後、2003年に始められた。以前は、家畜の死体は粉砕して、飼料や他の目的に利用して、利益を挙げて処分する事ができた。しかし新しい規則ができて、それは金銭的な負担に変わってしまった。

州政府が介入してきた、しかし2月に農務省は5年後1950万ドル後には、省の補助金金庫が無くなると宣告した、そして死んだ雌牛、馬、あるいは他の大きな家畜の引き取りと処分費用は、約50ドルから200ドル以上にジャンプした。

今月、挫折した農民達は、木の茂った地域や渓谷に死んでいる動物を投棄し始めた。そこではバクテリアと病原体が腐食動物に達する事になり、また水系に侵入する事になる。

「家畜死体の収集業者は彼等が収集する家畜の頭数が劇的に減少している、そしてその理由は死んでいく家畜の数が変わったからではない。」とハードマン氏は立法府に述べた。

「我々は州政府に目覚めて欲しい、そして、政府が補助金を削除して行った事は、最も大きな環境危機の機会を作りだした事だという事を悟ってほしい。」と、デンビ氏が述べた。

Author:事務局 : 2009年03月27日 14:22