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2009年03月20日

■モンサントが「サイバ種子」を計画している

今月の初めに、ブラッドという名のブログ作成者が、ジェフリー・スミス、「詐欺の種子」の著者、遺伝子組み換え食品に反対する最も声が高い運動家の一人、に、対し一斉攻撃を発した。

ブラッドは、バイテク食品にラベルを付けることをオバマ大統領政府に求めているスミス氏のウェブサイトのオンライン請願書の信頼性に疑義を呈した。彼はこの請願を「全くの政治劇」と呼び、この活動家を噂では「ヨガふうな浮ついたインストラクター」であると非難した。

何年も、環境保護や食物安全活動家達は、ブロッグの局面で、モンサントを問い詰めるのに、「YouTube」ビデオや「Facebook」をよく利用してきた。さて今度は、バイテク巨人モンサントは形勢を逆転させようとしている。モンサント社のブロッグ(モンサントによるモンサント)は2月10日にデビューした。そして、それは批判者達を、食物ラベルのようなホットな問題で、攻撃する同社の最新のツールに逆転させている。

モンサントは、ブロッグの他に、フルタイムで社会メディアの専門家、キャサリーン・マニング、を雇っている。モンサントは、ウェブ拠点の短いメッセージ・システムでほぼ600人の追随者を持っており、「YouTube」のチャンネルと「Facebook」のページを始めている。モンサントは、さらに携帯電話と「ブラックベリー」用に、ウェブサイトのバージョンを開発していて、「MonsantoTV」を作りつつある。

モンサントのウェブへの出現は過去数年間で発展してきた。しかし社会メディアに進入する事を決定したのは去年の事であった、それはモンサントが、従来のメディアの高まりを目撃し、既存の「アウトリーチ(特別教宣)」では十分でないことを悟ったからである。

「インターネット上でこの様な大きな議論がすすんでいるのです。そして、我々はその一部ではありませんでした。」と、ジョン・コンベスト、モンサントの「パブリック・アフェアズ」マネージャー、またブログ作成者の1人、が、述べた。

モンサントは、過去を遡って枯れ葉剤とPCBのメーカーとして何十年間も社会の活動家の焦点であった。それはこの会社のバイオテクと農業に関しての新しい焦点でも変化していない。

10年前には、活動家達は、遺伝子組み換え作物のフィールドに火をつけたり、モンサントの会長に大豆のパイを投げつけて、反対意思を表現してきた。今日では活動家達は、GMOを悪にした「YouTube」ビデオや無数のブロッグの使用を通じてこの会社に挑戦している。

ノーラ・ガニム・バーンズ、は、ダートマスのマサチューセッツ大学市場調査センターで、企業の社会メディアの使用を研究してきたが、会社がオンラインに出る批判に未対応のままでいないように督促している。

その対応を有効にした会社の1つの例は、PCメーカーのデル社である。デル・バッシングは、「デル地獄」という言葉までうんで、数年前エスカレイトした。デル社が最終的にそれ自身のブロッグを始めた時、それは批判者達にとって、選択のフォーラムになった。

モンサントは、危機的な問題に関する議論を、議論に影響を及ぼすのが容易になるように、自分のブロッグへ、同じように操縦しているように見える、と、バーンズ氏が述べた。

Author:事務局 : 2009年03月20日 14:26