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2009年04月01日

ホワイトハウス有機新庭園と農薬企業の抵抗

1つの何処にとっても良いニュースに見えたものに、面白い「ねじれ」が出ている:新しいホワイトハウスの家庭菜園が有機的に管理されることになるという事を、≪Mid America Croplife Association≫「中央アメリカ作物協会」の職員が発見した時、彼等は庭園を「慣例通りに」管理することを考慮するように、ファースト・レディー、ミッシェル・オバマに手紙を送った。

一見したところでは、この手紙自体は特に陰湿には見えなく、ただアメリカ農業の重要性を評価するような単なる要請にも見える。しかし、より注意深く読んでみれば、サブテキストが現れてくる:自分の食物を育てるようにアメリカ人を激励しないでくれ、それは実際的でなく、アメリカ人が有機食品は「従来の」農産物よりなにか優れていると思うようにアメリカ人を督促しないでくれ、が、読み取れる。

また、次に引用する手紙の文章は、貧弱な栄養価値と汚染されている食物の非難を小売り業者と家庭で料理する人に転嫁させている:

「健康的でなく、味がよくないと考えられる食品の多くは、それがどのように貯蔵されて、料理されるかの結果で、それがどのように栽培されたかの問題ではない。」

この手紙の筆者達は、農業用化学薬品を製造して、供給している(それがこの組織MACAの会員資格である)。彼等は、モンサント、ダウ・アグロサイエンシス、シンゲンタ、バスフ企業、バイエル・クロップサイエンス、のような社名の代表者を含んでいる。それらは、現代の農薬、除草剤、遺伝子組み換え作物の巨大会社の一部である。

しかし、実際のごまかしようのない実情証拠は、その手紙よりもMACAメンバーへ送った電子メールに見られる。以下はその引用である:

「そのニュースを聞きましたか。ホワイトハウスは、敷地内に、オバマ(呼び捨て)とそのゲストに新鮮な果物と野菜を供給する為、「有機」庭園を計画しているのです。庭園はいい考えですが、それを有機にするといいう考えは、「CropLife」使節調整者ジャネット・ブラウンと私を身震いさせました。」

身震いする?米国のファースト・レディーが自立と環境への責任をつくろうとしているという考えがこれらの人々を身震いさせるのか。持続可能性、責任、あらゆる人達の幸福:これらはオバマ政権の理想である。それらは同様にグリーン産業の理想でもあるべきである。

Author:事務局 : 2009年04月01日 10:39