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2009年04月06日

■アマゾン新ダム建設へ世界的な反対

ブラジル、ボルタグランデ発―アマゾン河の最大支流、シングー川、は、この時期には川幅を広くして、速く、流れている。
その青緑の流れは、地球の他のどこでも見つけられない種を含む、約600種の魚の棲息場所である。

さて人間は、ブラジル国の電力会社の形で、世界で3番目に大きいダムを建設することによって、シングー川の一部を拘束する事になる。

このダムはベロ・モンテと呼ばれて、200平方マイルの熱帯雨林を水没させる。--その面積は、アリゾナ州のタクソン市の広がりに相当し、1万9000人の家を水底に沈める。

それはブラジル政府が世界最強のアマゾン河の支流に建築を計画している1ダースのダムの1つにすぎない。

ステファン・シュワーツマン、「環境保護基金」熱帯森林政策のディレクター、は、1960年半ば以来、アマゾン流域の18パーセント、カリフォルニア州のおよそ2倍の領域、が、自然状態を無くして利用空地に変えられていると、述べた。

森林伐採は、2004年に最悪になったが、その後降下している牛肉と大豆価格のため、また政府が保護地域の実施を促進したので、減退してきている。

しかしブラジル政府の官吏は、より多くの居間に明かりを点けて、世界で9番目に大きい経済国の拡大する会社に電力を供給し、ブラジルが不況に滑り込み始める中、雇用を生み出すのに、ベロモンテと他のダムは、必要であると、述べている。

ブラジル憲法の下では、原住民は、ダムが彼等の土地に影響する時、聴聞されなければならない、そしてそれは新しいダムに関して、拒否権を原住民に潜在的に与える事になる。

環境保護者達は、ダム建設が河川沿岸の家と土地をどう水没させるかを説明して、ベロモンテダムに反対して、沿岸住民が立ち上がるように組織化している。

環境保護者達は、もっと大きな状況を強調して、ベロモンテダムは、熱帯雨林を荒廃させて、河川植物に保留されているメタンガスを放出させて、地球温暖化ガスを増大させると、述べている。

一部の批判者達は、ベロモントのようなダムは、コンピュータモデルが示すように、地球温暖化がアマゾン地域を乾燥させるなら、大きな障害になるだろう、とさえ述べている。

「世界野性生物基金」によるブラジルの分析によれば、ブラジル政府は、ダムを建設することの代わりに、現存するエネルギー・システムをアップグレードさせて、風力、太陽、バイオマスの速い開発を推進することによって、国のエネルギー需要を満たすことができる、というのが、明らかになっている。

1つの例では、この分析研究は、ブラジルが、古くて不完全な配電システムが原因で、発電電力の16パーセント、約6パーセントの国際的な損失割合に比べて失っている、と報告している。

アマゾン河にダムを建設すべきかどうかに関する議論は新しいものではない。反対者達は、1989年にアマゾンに設計予定されていた大規模なダムを中止させた。それはベロモンテダムの旧いバージョンであった。

米国を拠点とする自然保護活動者達、ブラジルのカヤポ・インディアン、ロックシンガースターのスティング、の連合は、国際的なスポットライトを浴びて、世界銀行が必要とされたローンを引き下げる事を促進させた。

反対者達は、既に一時的にプロジェクトを中止するいくつかの裁判所命令を得ているが、法廷が、このダム計画を、先住民と熱帯雨林に与える損害を理由にして、否決裁定することを望んでいる。

Author:事務局 : 2009年04月06日 14:48