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2009年04月23日

■パレスチナ人は「水無地獄」を強いられている

パレスチナの女の子が南ガザ地帯のカン・ユニスに在る公共蛇口で水をびんに入れている。世界銀行月曜日のレポートでは、イスラエルはヨルダン川西岸とガザ地帯のパレスチナ人が4倍以上の水へのアクセスがある。水の配分を定めた1995年平和条約は成果を生まなかった。イスラエル共和国は自分の水設備を改善したが、パレスチナ政権は最近8年間の闘争で分断させられたままである。

現存の問題は毎日の水供給だけではなく、水資源、水用途、排水管理の発展も阻害している。

この世界銀行レポートは、「水に関連する人道危機はガザとヨルダン川西岸地区で慢性的になっている。」と述べている。

西岸地区とガザ地帯のパレスチナ人は水を、イスラエルによって支配されている乏しい水資源に全く依存させられている。

レポートには、これが「パレスチナによる水資源開発に体系的な、厳しい制限」になっていると、書かれている。

しかし、パレスチナ当局(PA)も非難の一部を受けている。
パレスチナ当局はかろうじて基本的水インフラストラクチャと管理を確立しようと苦闘していると報告書は結論づけている。

給水は「非常に効率の悪い緊急事態モードで行われる状態が続いていて、経済的、社会的、環境的な影響が広範囲に及んでいる。」

このパレスチナのひどい状況は、パレスチナ人が強制下に置かれている移動とアクセス制限で、さらに悪化されている。

その結果、イスラエル人は西岸地区とガザに住む人々の約4倍の水を自分達で使用できる。

イスラエル当局は、この報告が「はなはだしく誤解をまねくものである」、イスラエルは、この査定を歪めさせたかもしれない、非常に開発された工業部門をもっているからだと述べた。

しかし「パレスチナテレグラフ」紙のレポートは、ガザでは15万人のパレスチナ人が全く水道水へのアクセスを持っていないと書いている。

地元の公共事業プロバイダーによると、いくつかの井戸が今年イスラエル攻撃の間、破壊されている。

それ以来、給水制度用のスペア部品とパイプを積んだ80台のトラックのたった3台しか、ガザに入ることを許されていない。

その結果、2個所の廃水処理プラントへの破壊が修理できないままで、水質への影響が続いている。

Author:事務局 : 2009年04月23日 09:11