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2009年05月29日

■果物野菜の残留農薬調査発表

「環境実働グループ」は、健康と環境保護を提唱する非営利団体であるが、2000年と2007年の間に取られた作物の8万7000個のサンプルに対する米国農務省と米食品医薬品局からのデータを研究してきた。

サンプルは、野菜と果実を洗うか、または皮をむいた後に、取られた。

この調査グループは「汚い12品種」と「清潔な15品種」のリストを調査で出し、ある作物での残留農薬の最高量と最低量にも注目している。

この環境保護活動家達は作物内の農薬残留の頻度と強さの両方を測定している。

ネクタリンは、農薬残留で最高比率のサンプルテスト結果をだした(97.3パーセント)、次はももで(96.7パーセント)で、その次はリンゴ(94.1パーセント)になっている。

農薬は普通サンプル内に見つけられているが、殆んどは安全であると連邦政府によって考えられる痕跡レヴェルになっている。

一部の野菜の大多数には農薬の検出できる量は出なかった:トマト(53.1パーセント)、ブロッコリー(65.2パーセント)、なす(75.4パーセント)、キャベツ(82.1パーセント)、およびスイートピー(77.1パーセント)。

アスパラガス、スイートコーン、たまねぎ、はサンプルの90パーセント以上に検出可能な残留農薬が出なかった。

以下に挙げるのが、「汚い12」の果実と野菜である、農薬の残存最の順番でリストされて、最悪の、最高農薬量で始まっている:

①Peaches(highest pesticide load)-モモ(最高農薬残留量)
②Apples-りんご
③Sweet bell peppers-甘いピーマン
④Celery-セロリ
⑤Nectarines-ネクタリン
⑥Straw-berries-いちご
⑦Cherries-チェリー
⑧Kale-ケール
⑨Lettuce-レタス
⑩Grapes(imported)-ブドウ(輸入品)
⑪Carrots-にんじん
⑫Pears-洋梨

以下に「清潔な15種」がある、それは農薬が最小量で降順に最も清潔な1番目から始まっている。

①Onions(lowest pesticide load)―たまねぎ(最低農薬残留)
②Avocado-アボカド
③Sweet corn(frozen)-スイートコーン(凍っている)
④Pineapple-パイナップル
⑤Mango-マンゴー
⑥Asparagus-アスパラガス
⑦Sweet peas(frozen)-スイートピー(冷凍)
⑧Kiwi-キウイ
⑨Cabbage-キャベツ
⑩Eggplant-なす
⑪Papaya-パパイア
⑫Water-melon-スイカ  
⑬Broccoli-ブロッコリー
⑭Tomato-トマト
⑮Sweet potatoes-薩摩芋

投稿者 bm_kanri : 15:09

2009年05月28日

■遺伝子学の商業化と市民への危険

ランコム社は、「"Genifique"」と云う商品、人の肌のもっと活発な遺伝子を特定して開発された「皮膚漿液」を販売し始めている。

「プロクター&ギャンブル」社、世界最大の消費者物品会社は、フケから一般の風邪まであらゆる事の遺伝子学を調査している。

「スタートアップス」社は消費者に全体ゲノムスキャン、さらに減量や心臓健康に関するアドバイスをカスタマイズするためにもっと狙いを定めた遺伝子検査を提供している。

しかし、遺伝子学が研究室を超えて広まるとき、科学者は、多くの会社が、この科学が国民の期待を満たすほど熟していないのに、過剰な約束をしていて、この事が「バックラッシュ」に火をつけるかもしれないと心配している。

科学者達はこう述べている:科学者が病気や年をとることで遺伝子の役割を研究するのは当然の事である。しかし、十分に理解されていない方法で危険を生むかもしれない遺伝子についての情報を消費者に直接与えるのは、または遺伝子学上の主張をして有効だとする製品を提供するのは、別の困った事である。

イサク・コハネ博士、ハーバード・メディカル・スクール教授、はこう述べている。「これまで起きていることは、一部のこれらの会社が、我々が行ければよいと望んでいる地点に関する我々の情報を盗用して、それを我々が今いる地点でのビジネスプランに変えてしまっているのです。それは私たちをたしかに害する事になります。」

他方では、これらの会社は、たとえ遺伝子学の複雑さの多くが研究卒室で追及されているにしても、すでに十分な事が知られていて、貴重な情報を消費者に提供していると、主張している。

「それは初期の科学です。それは流動的です。そして、それは変化しているのです…」と、リュー・ベンダ、消費者のための遺伝子テストを開発しているウォルサムの会社、「インターロイキン・ジェネティックス」のチーフエグゼクティブは述べた。

今までのところ病気にリンクされたDNAの遺伝子や切片の大部分は、病気への小さな、あるいは、解釈しにくい、危険を与えている。

W.グレゴリーフェロ博士、米国ヒトゲノム研究所のゲノムヘルスケアブランチ・チーフ、は、こう述べている:遺伝子学へ消費者が最初に導入されるのは、遺伝子が病気に関連しているのがわかるテストの時である、しかしそれが消費者を不必要に心配させたり、あるいは誤った安心感を与えるかもしれないことを彼は心配している。

市場への遺伝子学到来のサインとして、最初の「消費者遺伝子学ショー」が6月にボストンで開催される。この会合は、台頭する技術に関するプレゼンテーションを始め、医師と科学者のパネルがあり、この分野の正統性を確立し、議論するためのフォーラムである。

その会合のセッションは、そのような会社への知的財産と投資を含むだけでなく、「この科学はもう準備ができているのか?」、「個人遺伝子学--それは今現実に在るのか?」の議題を含んでいる。

「米国食品医薬品局」は遺伝子テストを行える研究室に認可を与えるが、しかしそのテストは通常緊密には規制されていない。「連邦取引委員会」はそのウェブサイトで遺伝子テストに関して消費者に警告を出している。

「インターロイキン・ジェネティックス」社は、異なった健康状態の危険を高めるのが明示された遺伝子があるかどうかをテストしている。コハネ博士は、この会社の製品には詳しくはないが、遺伝子を見つけだすのは、自分の両親と話すより、一般的にいって、価値ある事ではない、と指摘した。

「家族の歴史は自分の危険について目下我々が持っている最も大きな予言提供者である。単一の遺伝子や遺伝子グループはその足元にも追いつかないのです。」と、コハネ氏は述べた。

ロバート・グリーン博士、ハーバード・メディカル・スクールの遺伝子学研究者は、遺伝子学の可能性は大きい、しかし遺伝子学が効果の見込みを実現できない商品の純粋にマーケティング手段として使用されるなら、それは危険になりうると述べた。

「遺伝子学に携わる私たちの多くは、これがその分野に対する最も重大な危険の1つであると思いますー遺伝子学の正統な分野がある種のポピュラな擬似科学によって圧倒され、実際の科学的潜在力を非正統化して、混乱させてしまうのです。」と、彼は述べた。

投稿者 bm_kanri : 18:00

2009年05月27日

■ニュージランドの工場型養豚が暴露される

動物保護団体によって撮影されて全国のテレビプログラムで示された映像が養豚業の現状を反映しているのなら、強化養豚と養豚での「コード・綱紀」が変えられなければならないと、ジョン・キー首相が述べている。

「ニュージランドテレビ・TVNZ」の日曜プログラムが動物権利組織のとった映像を最近放送した。この組織がノースアイランドの強化養豚場に侵入して撮影した際にコメディアンのマイク・キングを同行させていた。彼は長い間豚肉宣伝の最前線の役割を演じていたが、彼は自分の役割を深く恥じていると、述べた。

彼が見たブタは動く事ができなく、明らかに元気がなく、檻の鉄棒を噛み、口から泡を出していた、と、彼は言った。議会では、グリーン政党の議員、スー・ケッジリ、が、首相のケイ氏に彼が以前「とても、とても、穏やかな気持ちではいれない」と述べたこの問題について質問した。

キー首相は、農務大臣デイヴィッド・カーターがこの問題を調査している、そして全国動物保護諮問委員会(Nawac)の委員達が2005年の養豚綱紀を再考している、と、述べた。「SPCA」と「連合農民」はこの委員会に代表が出ている。

キー首相はこう述べている:日曜プログラムで放映されたあの映像がニュージーランドの養豚産業をとにかく反映していれば、私は養豚コードの変更と、養豚業界の変更を期待したい。」


スー・ケッジリ議員は、カーター農務大臣がなぜテレビの映像にショックを受けたのか、大臣は、2005年に「工場型農場反対キャンペイン」で動物保護グループからブリーフィングをうけているので、ニュージーランドで豚の檻枠が広範に使用されているのを知っていたはずではないか、と、尋ねた。彼はまたこの問題で文書を与えられ、イーメイルも送られていた。

キー首相は農務大臣に信頼を持っていると述べた。その後の声明で、ケッジリ氏はこう述べている:全国動物保護諮問委員会(Nawac)の「公平で普遍的な推薦」をする能力を彼女は疑っている、なぜなら、委員会議長、退職獣医ピーターオハラ、は、ブタが豚舎檻枠で楽しくない状態にあると考える理由はない、と、前に述べていたからだ。

ケッジリ議員は彼が既に決心したようであると述べた。農業と林業省は撮影された養豚場を調査している。その農場は前のニュージーランド・ポーク産業理事会議長、コリン・ケイ氏によって所有されている。同氏はそこの豚は映画で示されたようには通常ふるまわない、と述べた。

ニュージーランドポーク産業理事会は、豚の囲い檻の長年の使用は段階的に廃止されつつあり、そのテレビプログラムは全体としてのポーク産業を表わしていない、と、述べた。

投稿者 bm_kanri : 17:45

■アメリカの大学生が生きがいを農業実習に求めている

女子大学生エリン・アクセルロッドは、先週、都市学研究の学位を取ってバーナード大学を卒業したが、今年の夏はマンハッタンの彼女の5人のルームメートと浴室の使用順でもめる事は無いだろう。

代わりに、彼女はテントに住んで、野外の堆肥用トイレを使用して、カリフォルニア、ペタルマ近くの有機農場で野菜を取り入れているだろう。

彼女は、今年の夏にインターンとして農場に向かう文科系学生のニューウェーブの一部である、それは、仕事をさがして、たとえその仕事はほとんど何も支払われないかもしれないが、社会の変化を求めての動きである。

少数の学生は自分自身の農場を運営することを望んでいる。他の学生は、政府食糧政策を変える事で働く計画をたてている。一部の学生はアカデミー生活の厳しさからの脱出を探している。

キャサリン・アダムは、農務省によって融資されている「全米持続可能農業情報サーヴィス」を運営しているが、今年は1,400の農場がインターン生を求めていて、二年前の数字のほとんど三倍になっていると述べている。

小さな農場は新しい農業研修生を引き付けていて、安くて、熱心な助けを利用できるが、その数は2003年以来急速に増大している。

-活動としての農業インターンシップ-

食品システムに関しては大くを知っているが農作業については何も知らない人達を雇うのは、助けでもあるが頭痛にもなりうる。多くの学生にとって、農場での生活は、地域で栽培された食物に対し増大する熱意と食の安全と農業の環境影響に関する危惧に関して活動できる一つの方法である。

一部の学生は、食物が彼らの時代の政治運動であると、言っている。大学生のカッツは、農業が環境問題への彼の関心から生まれてきた事を発見して、「私はもう60年代に生まれたらよかったとは願いません。」と述べた。

キャンパスから田舎へ向かうこの「新しいラッシュ」は土地寄贈がある学校の従来の農学生の間では起きていない。

従来の農学生の多くは大規模農場やモンサントのような会社とのインターンシップを求めている。もっとも従来型農業を研究することへの関心は少なくとも10年間減少してきているとジョン・レガノルド、プルマンのワシントン州立大学土壌科学教授は述べた。

この傾向に対抗する為に、2006年にワシントン州立大学が有機農法学位を提供する最初の大学になったと、彼は述べた。

夏季の農業研修生の約1/3は「大学給付金」を受けとれる。残りの学生は、部屋、食事、週25ドルにしかならない固定給で満足しなければならない、またもっと大規模な農場では固定給は週300ドル以上になる。

アレックス・リーバマン(19歳)はそのニューウェーブの一部である。彼はフルベリ農場で1年を過ごすために聖ポールのマカレスタ大学で生物学学位に取り組むのを止めて休暇を取っている。

これはリーバマンの3回目の農場インターンシップになる。彼は1日の終わりに始まる筋筋肉の疲労を愛すようになっている。農場生活のリズムは、携帯電話とパソコンからの歓迎できる離脱である。

そして農場の仕事は、彼に世界を良くする為に何かをしているという気持ちにさせてくれる。彼はこう述べている「私がアフリカでの混沌とした貧困に影響を与える事ができる、あるいはワシントンの政治を変えることができるという確信は持てません、しかし、農場では私の勤労の成果を見ることができるのです。」

投稿者 bm_kanri : 07:40

2009年05月25日

■ファーストフード・レストランと卵供給の倫理

マクドナルドは、米国の同社レストラン向けに無檻鶏舎の雌鳥から何百万個もの卵を買うことに向かっては暫定的段階を取っている。これは米国とイギリスのファーストフードチェーンレストランの間で際立った方針の違いを狭める動きである。

シカゴを拠点とするこの「ハンバーガー帝国」は、毎年30億個の卵を使用するが、米国全体のバタリーケージ(狭い閉鎖型檻)に対して代替できる養鶏卵の実施実験「トライアル」に参加しているところである、これは、巣空間と止まり木を含む「放し飼い環境」と拡大された飼育枠を検査する事になるものである。

この研究で何万羽の鶏によって産まされた卵が、2011年までにマクドナルドの1万4000の米国レストランで、「Egg McMuffins」と他の朝食メニューに現れ始める事になっている。

動物権利活動者達はこの動きにたいして「混じった反応」を見せていて、一部はマクドナルドが、できるだけ長い間この過程を引きのばして不要な研究で足を引きずる渋りをしていると、非難している。

しかし、今回の米国でのイニシアチブはマクドナルドの大西洋横断したヨーロッパでの営業にある10年になる[消費者要求をいれた進歩的な]「変形」に対応する事で始まっている。

イギリスでは、動物権利が顕著な大衆の関心事であるので、ほとんどすべてのマクドナルドチェーン店の卵は放し飼いの鶏から来ている。そしてこのチェーンには、2010年までに100%無檻鶏舎の鶏を使用するコミットメントをしている。

しかし現在まではマクドナルドの米国営業はバタリーケージに忠実であった。「私たちの経験と証拠は、両方に余地があって、両方に是と非がある事を示している。」と、マクドナルドの企業社会責任主任、ボブ・ランガートは述べた。

ランガートは、「ケイジ檻」を放棄する利点には「客観的情報と科学の不足」があると述べた。

彼は、放し飼い農場には「攻撃的なふるまいの問題、死亡率の増加の問題、そして清潔の問題」を含む不利があると、述べた。

マクドナルドの英国チーフエグゼクティブ、スティーブ・イースターブルックは、放し飼いの卵から公正取引協定のコーヒーと有機ミルクに及び、彼のオペレイションの進歩的な政策を強調するのに苦心していた。

マクドナルドのグローバル本部の職員は、同社のオプションは、北アメリカの卵供給チェーンではたった5%の卵だけが非檻の雌鳥から来るので、米国では制限されていると、述べている。

しかし、「米国人道協会」は、マクドナルドチェーンが、「バーガーキング」、「クイズノス」、「デニーズ」、「ハーディー」のような競争相手と比べて、それらのすべてが無檻卵を使用しているのに、ずっと後れを取っていると述べた。

同協会の専務理事、ポール・シャピロ、は、こう述べている:「バタリーケージの有害な影響については既に「充分な科学」がある。この会社は、この非常に控え目な正しい方向に進むのに2年待つ必要はない。」

投稿者 bm_kanri : 11:56

■気候変動:今世紀最大の健康への脅威

気候変動は通常環境上の災難であると考えられていて、人間はその破滅的な影響からは主に免かれると考えられている。しかし、この最新の報告は、人々は地球温暖化からは無傷で逃れる事はなく、今世紀で最大の脅威になり、病気の拡大、栄養失調の増大、他の深刻な医学的問題を引き起こすと警告している。

地球温暖化は主要な健康災難になる可能性があるという主張が、2つの影響力が強い団体によって共同でなされている。その1つは「Lancet/ランセット」、主要なイギリス拠点の医学専門誌、もう一つはロンドン大学の「ユニバーシティ・カレッジロンドン」である。これらの組織の研究者達が研究レポートを編集した。

「気候変動は何十億の人々に影響する健康問題であり、北極熊や森林滅亡に関する単なる環境の問題だけではない。」と、アンソニー・コステロ氏、が論評している。コステロ博士、小児科医、は、このレポートの主導執筆者で、ロンドン大学「Global
Health Institute」の共同ディレクターである。

このレポートは約175人による科学調査のレビューに基づいている。これらの科学者は、温暖化した世界が以下の事が健康面を如何に影響するか調査した:昆虫媒介疫病パターン、水と食物の不安定、海面上昇による都市への脅威、異常熱波や洪水のような極端な天候現象が生む害、からの影響である。

このレポートは、精神的健康が未来の[環境]不安によって衝撃を受ける可能性さえ取り上げていて、そして気候変動が大規模な人口移動と社会不安を引き起こす可能性を取り上げている。さらには母と子の健康へのずっと差し迫った問題がある。

地球温暖化の明白な衝撃は致命的な熱波の増加になるだろう。2003年のヨーロッパの熱波は、主要には熱射病、呼吸器官病と心臓血管の病気によって、最大7万人の命を奪った。

しかし、このレポートは、将来の熱波はもっと致命的になり、もっと頻繁に起きるかもしれないと述べて、夏季の気温がオーストラリアと北東部インドの地域では摂氏50度まで高まり、2100年までには南ヨーロッパでは摂氏40度以上になるだろうと予測している。

また気候変動は病気の世界的なパターンに深刻なインパクトを持つだろう。なぜなら,昆虫による寄生体拡大、昆虫に刺される頻度、病気を運ぶ病害虫の繁殖、寄生体の成長サイクル、これら全ては、より高い温度ですべて加速するからだ。

このレポートは、マラリア、ダニ媒介脳炎、およびデング熱がますます広範囲になると結論を下している。マラリアの拡大を引き起こす蚊が、現在この病気が無い、新しい、より高い地域に蚊が感染範囲を広げることができて、どこでも2080年までにはさらに2億6000万人~3億2000万人までが影響をうける、と、研究報告は告げている。

デング熱は激しい関節痛と激しい頭痛を引き起こすので顕著な別の熱帯性、そして蚊によって広げられたもう一つの病気だが、これに罹る危険にさらされている人々の数は、気候が変動しない場合の35億と比べて、60億人に達するかもしれない。

別の心配は、上昇する水温が、より多くのコレラ、バクテリアによって引き起こされる厳しい消化器官疾患を助長させるという事である。豚と鳥インフルエンザの現在の不安な状況があるが、このレポートは、それらの感染拡大が気候へリンクしている「明らかな証拠は無い」と書いている。

気候変動はまた、より高い温度と干ばつが、特に米ととうもろこしのような主要作物の収穫高を損なうので、より多くの栄養失調を引き起こす危険をはらんでいる。このレポートで引用された1つの見積りは、世界の半分の人口が今世紀末までには深刻な食料難に直面しうると予測している。

投稿者 bm_kanri : 10:50

2009年05月22日

■豚インフルエンザ・ワクチンへの平等なアクセス

ジュネーブ発--世界保健機関は、貧しい国へパンデミック豚インフルエンザワクチンの一部を保持しておくように製薬会社に督促したが、ほとんど具体的な申し出を受けていない。専門家達は有効なインフルエンザの予防接種はまだ何カ月も先の事になる事を明らかにしている。

世界保健機関は製薬会社が貧しい国へ生産薬剤の少なくとも10パーセントを贈与するか、あるいは価格削減を提供する事を要望している。そうしなければ、貧しい国は、急な薬剤需要の波が高まれば、ワクチンがない状態に残される事になりうる。

国連事務総長バンキ・ムーンは、30の主要な製薬会社に合って、この疫病に立ち向かうのに、グローバルな連帯感を要求した。彼は、連帯というのは「すべての人が薬とワクチンにアクセスできる事を意味します。」と言い足した。

このWHOの要望に同意した唯一の主要製薬会社は、イギリスの「GlaxoSmithKline PLC」社で、同社は、パンデミックでは、5000万の投与量を寄贈して、貧しい国のためにWHOが割り引きで買いとれるそれ以上を提供すると、述べた。限られた生産力しかない2番目の製薬会社は、同社のワクチン投与量の半分を分かち合うと述べた。WHO職員は、この会社名を、その取引がまだ締結されていないので、特定するのを断った。発展途上国の小さいワクチン製造会社は、そのワクチンの10パーセントを安い価格で、国連と共有すると約束した。
近くではWHO年次総会のため世界中から集まった保健省大臣達は、この疫病勃発にどう取り組むかを議論していた。グローバルな死亡者数は、少なくともメキシコで83人から74人、米国で7人、カナダで1人、コスタリカで1人である。パンデミック、世界的疫病、の衝撃は貧しい国でひどくなる事が予期されている。貧困国では、エイズやマラリア等の他の病気に罹っている人々は豚インフルエンザにより感染しやすく、国家の健康制度はあまり対応できていない。
多くの豊かな国(イギリス、カナダ、デンマーク、フランス、スイスを含む)は既に製薬会社と何百万分のパンデミックワクチンをできしだい約束する取引を結んでいる。製薬メーカーは、最早でも7月中旬まではワクチンを作り始めることができない。これは、WHOによって召集された専門家パネルによれば、前の予測より何週間も遅くなっている。そして、ワクチンを大量に作り出すには何カ月もかかる。豚インフルエンザ・ウイルスは実験室ではそれほど速く成長しないので、科学者がウイルスからワクチンに必要な主成分「種ストック」を得るのが難しくなっているとWHOが述べている。
専門家達は通常インフルエンザ・ワクチンが豚インフルエンザに対しても防御を提供するという証拠はなにも見つけてはいない。専門家達は、最良条件のもとで、製薬会社が全体的な規模での生産を始めた後では年間でおよそ50億投与量の豚インフルエンザ・ワクチンを作り出すことができると見積もっていた。しかし1人の専門家、バージニア大学のデヴィッド・フェッドソン、ワクチン専門家、元医学部教授は、50億の投与量見積もりは楽観的過ぎると考えている。いずれにしろ、パンデミック・ワクチンを大量生産するのはギャンブルである。なぜなら毎年最大50万人を死亡させる季節インフルエンザ・ワクチンの製造能力を取り去るからである。一部の専門家は、世界が本当に今のところとても温和に見える病気にワクチンが必要であるのか、疑念を持っている。
米国健康人間サーヴィス長官キャサリン・セベリウスはこう述べている:合衆国は季節インフルエンザ・ワクチンの生産能力を上げる努力をしている、そしてそれらの工場が必要になればパンデミック豚インフルエンザ菌株への生産に切り替える事ができるようにする意図がある。「このウイルスに関してはいまだ非常に多くの不確実さがあるので、何人の人々がワクチンを受けて、どんな順番で、どれくらいの投与量が必要であるのか、に関し我々が決断をするのさえ実際にはまだ時期尚早である。」

投稿者 bm_kanri : 09:12

2009年05月20日

■エジプト鳥インフルエンザ

エジプト鳥インフルエンザ
エジプト政府は、ナイル川デルタ地帯の4歳の少女がエジプトで27番目の鳥インフルエンザの死者になったと述べた。[2009.5.20]

カイロ発(AP通信)--エジプトの政府報道機関は、4歳の少女が鳥インフルエンザで死んで、その少女が2006年以来このウイルスによるエジプトでの27番目の死者になったと、述べた。

保健省は、「ダカリアDaqahliya」州の「ナダ・レダNada Reda」がインフルエンザに似た症状を起こして、5月9日に病院に入院して、月曜日に死んだと発表した。

エジプトではH5N1ウイルスに屈して死んだかなり大多数の人々は、家庭の家禽を世話する仕事を課されている女性と子供になっている。

エジプトがアジア外では鳥インフルエンザで最も被害を受けている国であり、人々への教育と家禽人口への制御努力にもかかわらず、この疫病がはびこっている。

エジプト政府は、豚インフルエンザへの恐怖から国内のブタ全体を、同国での発症は出ていないが、抹殺処分する命令を出した。

投稿者 bm_kanri : 12:26

2009年05月19日

■ジャンクフードに包囲される子供

現在の法案番号A02455がニューヨーク議会の前に出されている。この法案、あだ名'デブ税'、は、ある食物、飲料、テレビゲーム、映画、テレビゲーム用具の販売に追加税金を加える事になるだろう。

第一の追加税は1パーセント販売税の4分の1になり、食品、飲料(ビン詰め水は含まず)、ビデオ、コンピュータゲームの販売、テレビゲーム設備、ビデオとDVD映画の販売とレンタルにかけられる。

第2の追加税は、映画館の入場料、米国農務省の全米栄養参照基準データベイスによって、スイートやスナックと定義される飲食物に1パーセント販売税を課することになる。

この法案の理由は、米国が危機に直面しているということである。小児肥満症はここ30年間で倍増している。

小児肥満症の上昇に関連しているのは、Type2糖尿病と診断された子供の増加のような健康問題がある。食物、飲料、およびエンターテインメント分野が小児肥満症にリンクされている。

多数の要因が小児肥満症上昇を起こしているが、主要な理由は、高カロリー食品、スナック、ソーダやその他の飲料のような砂糖甘味飲料の増大消費、また、活発な遊びが多くのテレビ、映画、ビデオを見たり、ビデオゲームをしたりする座った動きに取って替られて、身体活動の欠如になっている、という事に、ほとんどすべての専門家達は意見が一致している。

この税金の歳入はニューヨーク州子供肥満防止プログラムへの収入を上げるだろう。このプログラムは、身体的活動を増加させて、栄養を改良するよう設計された小児肥満症防止プログラムを、作成して、モニターするだろう。

一面では、子供が活動的でなく、より高いカロリー、より高い油っこい食物を食べている、そしてその要因のいくつかが我々が現在見ている肥満体の子供の増大を起こしている、のは真実である。

他方、不健全なライフスタイルの習慣の危険を公衆に教育する責任が州にあるべきなのか?

あなたは子供を外に連れ出すことはできる、だがあなたは子供を子供が望まなければ活動的にすることはできない。

1つの州がある食物とエンターテインメントに税金を追加することができる法案をいったん可決すると、他の州もこの先例に従うかもしれない。

多くの州が赤字でやりくりしているなか、この税金は、ニューヨークがそういうものとしてそれを提示してはいないが、他の州にとっては増収を生み出せる法案になる可能性がある。

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ジャンクフードに包囲される子供
現在の法案番号A02455がニューヨーク議会の前に出されている。この法案、あだ名'デブ税'、は、ある食物、飲料、テレビゲーム、映画、テレビゲーム用具の販売に追加税金を加える事になるだろう。[2009.5.19]

投稿者 bm_kanri : 14:36

2009年05月18日

■遺伝子操作作物生産高の研究報告

米国での遺伝子組み換えとうもろこしと大豆の10年間以上の使用は、食糧不足を軽減させ得るという主張にもかかわらず、収穫高にはほとんど影響がなかった。

「憂慮する科学者連盟」による研究は過去13年間に渡ってこれらの作物の効果を査定した、これは1990年代前半までさかのぼる同輩科学者達によって検討された学術研究も調査された。

科学者達はこう述べている:「私たちは、この記録に依拠して、GE(遺伝子工学)が総合的に収穫高を増大させる事はほとんど無かったという結論を下します。この技術は世界が近い未来に自身を食べさせるのを助けるのに大きな役割を果たすという信頼性はほとんどありません。」

この研究レポートはこう述べている:伝子組み換え大豆は合衆国で栽培される大豆の90%を占めていて、他方遺伝子を組み換えとうもろこしは米国のとうもろこしの63%を占めている。

全体的なとうもろこしとダイズの生産高はこの15年間で実質的に上昇しているが、それは主要にはGE特徴の結果ではない。この生産増大獲得のほとんどは、他の農業慣行の伝統的な栽培や改良のおかげである、とこのレポートは述べている。

この研究は以下の発見をしている:除草剤への耐性を増加させるよう遺伝子組み換えされたとうもろこしと大豆は生産高を増大させなかった、それはエーカー毎であっても、国別であっても、他の利用可能な除草剤に依存する従来の方法と比べても、増大が無かった。

数種類の昆虫への耐性のため、Bt即ちBacillus thuringienisisバクテリア、からの遺伝子で操作されたとうもろこしは、高くなった生産高をたしかに提供した、しかし、この研究は、その増加は、過去13年間平均で1年あたり0.2~0.3%であると、査定している。

投稿者 bm_kanri : 12:51

2009年05月15日

■高有毒石油廃棄物の投棄

ロンドン高等裁判所は、水曜日にイギリス法廷でかってない最大の集団訴訟で、「卑劣な企み」の提訴を聞いた。

この事件は3年前に、アフリカの小貧国「アイヴォリ・コウスト象牙海岸」の最大都市アビジャンでの有害廃棄物の投棄から起きている。

その結果、最大10万人が病気になり、16人が死亡した。

この廃棄物は多国籍石油会社、トラフィギュラ(Trafigura)に属していた。

この事件を追って、3万人のアビジャン人が損害賠償で同社を訴えている。

この訴訟が始る前に、BBCと他の報道機関の弁護士は、証拠が公表される事を要求していた。

この要求は、主要証人に陳述を変える説得したアビジャンに於けるトラフィギュラ社の工作にトラフィギュラ社の弁護士が関連していたという非難に対応するものである。

アビジャン人を代表する法律事務所、「リー・デー」社は、アビジャンでトラフィギュラ社エージェントによる汚い手口の工作があったと申し立てている。

今年3月に、高等裁判所は、それらの告訴の本格審理が予定されているので、トラフィギュラ社の代表に、ロンドン法律事務所マックファーレンを含み、告訴人達に接触するのを禁止する命令を出した。

-投棄物の毒性-

英国化学協会のジョン・ホスキンスはBBCの「Newsnight」にこう述べている:「もしこれ(廃棄物)をトラファルガー広場(ロンドン)に投棄したら、数マイル周辺に病気の人々がでるだろう、そしてそれは何百万人もの人々が被害を受ける事になるでしょう。」

現地アビジャンでは、この裁判の結果が強い気持ちで待たれている。ジャンルイ・ロウヤ博士はこの廃棄物投棄に続いて数週間何人かの犠牲者を治療した。彼は多くの人がいまだ苦しんでいると述べている。

「人々は診断を受けにきた。そして彼等は皆耳、鼻、咽喉周辺に異常が出る同じ症状、同じ疾患が出ていた、今日でもまだ人々は病気で苦しんでいる。」

投稿者 bm_kanri : 18:39

2009年05月14日

■抗インフルエンザ薬使用の抑制と督促

メキシコシティー発--国連保険機関は、豚インフルエンザがまだ広まっているなか、このウイルスが変異してより危険になる場合にそなえて、適切な供給を確保するため、抗ウイルス剤の使用をハイリスク患者だけに制限するように各国に警告している。世界的な感染勃発は穏やかになったように見えるが、警戒が過度になっているのは明らかである。

さらに3か国キューバ、タイ、フィンランドが豚インフルエンザの初めての発症を確認報告した、そのすべてがメキシコに旅行した人々であった。

感染現況は、33カ国で推定総数5,916人が豚インフルエンザ発症が確認されていて、米国45州の3,009人、メキシコの2,282人、およびカナダの358人を含んでいる。

死亡総数は63人と比較的に低く、その内メキシコが58人、米国が3人、カナダが1人、コスタリカが1人である。

しかし、保健専門家はこのウイルスがこの先数カ月で高致命性になるのを心配していて、薬剤の在庫が限られているので抗ウイルス剤を過剰使用しない事が重要であると述べている。

世界保健機関は、抗ウイルス剤が最も危険な患者だけに与えられるべきであると12日述べた。

この国連のコメントは欧州諸国に向けられているようである。欧州諸国は、米国とメキシコよりはるかに積極的にタミフルやリレンザなどの抗ウイルス剤を使用していて、このウイルスが拡大する前にウイルス抑制の為可能な時はいつでも抗ウイルス剤を使用している。

WHOの医学専門家、ニッキ・シンドウ博士、は、こう述べている:国連機関は抗ウイルス薬の使用は、インフルエンザに対して身体防衛力を下げる他の病気や妊娠のような複雑な状況ですでに苦しんでいる人々をターゲットにすべきだと考えている。

米国疾病対策センターは、特に妊娠している女性は豚インフルエンザと診断されたら抗ウイルス薬を、胎児への作用が完全に知られているわけではないが、使用すべきであると述べた。

妊娠女性は、インフルエンザに罹っているとき肺炎によりなりやすい、そしてインフルエンザ感染は過去のインフルエンザ疫病では尚早出産の危険を高めている。

豚インフルエンザにかかっていた妊娠していたテキサス女性が先週死亡した、そして少なくとも20人の他の妊娠女性が豚インフルエンザに感染していて、重い合併症を持つ女性を含んでいる。

これらすべての理由で、このウイルスからの危険は、タミフルとリレンザからくる胎児への未知の危険より大きいと、CDCのアン・シュチャット博士は述べた。

スイスの製薬会社、「ロシュ・ホウルディングAG」は、565万人分に十分なタミフルをWHOに寄贈していると発表した。少投与量を持つさらに65万パケットが、子供のための新しい備蓄を作る為に用いられることになる。

メキシコは豚インフルエンザに感染している人と直接接触を持った人には誰にでもタミフルを与えていると健康相ホセ・エンジェル・コルドバ氏が述べた。そして今学校が始まったので、当局は、兆候を見せ感染が疑われるどの子供にもタミフルを与える計画である。

CDC職員はこう述べている:豚インフルエンザが今おとなしく思えるかもしれないが、このウイルスが、アジアとアフリカを循環しているもっと致命的でだが容易には拡大しない鳥インフルエンザウイルスと結合して、もっと危険なものに変異する危険がある。

投稿者 bm_kanri : 11:36

2009年05月13日

■オーストラリアで養豚業者が豚虐待で告訴される

豚肉を大手スーパー、ウールワースに供給している養豚業者が雌豚の「重大な身体障害」を引き起こしていると、警察が述べた。

タスマニアで最大の養豚業を経営する48歳のゲーリー・オリバーは、新鮮な豚肉をウールワースに供給し続け10年になる。

オリバー氏は今日動物虐待の8つの訴因で告発されて、スコッツデールの簡易法廷に出頭した。

警察は動物福祉活動家によって取られたフィルムを見た後にオリバー氏を告発した。それは州北東部、ウイナレアに在る彼のロングレノン所有地を2月に急襲して、映されたものである。

法廷に提供された警察調書には、オリバー氏が3月8日に豚の「重大な身体障害」を起こした義務怠慢の3つの理由で告発された、と書かれている。

警察は、彼が獣医学上の、あるいは他の適切な治療を提供しなかったと申し立てている。


オリバー氏はまた、不合理的な苦痛、あるいは不当な苦しみをもたらしそうなやりかたで彼の雌豚を管理している事で告発されている。

彼は、定期的な獣医治療を提供しないで、コンクリート表面を整然に維持しないで、また適切に廃棄物を掃除しないで、また毎日給水器具を点検しなかったと、警察は述べた。

オリバー氏は今日抗告をしなかった、そして保釈されて6月30日に同じ法廷に再出頭するように命じられた。

法廷外では、大手スーパーウールワースは、養豚場での状態を改良するようオリバー氏と交渉している、そして同店への彼の供給は、紛争にもかかわらず、変わらないと、述べた。

オリバー氏は、ウールワースが購入するすべてのタスマニアの豚肉の20パーセントを供給している。

投稿者 bm_kanri : 12:05

2009年05月12日

■豚・鳥・人インフルエンザ菌がミックスする不安

鳥インフルエンザは人間の犠牲者の60パーセント以上を死亡させるが、それは人から人へは容易にはうつらない。
豚インフルエンザはくしゃみや握手で感染することがでる、しかしそれは感染した人々の少ない部分だけを死なせている。
それで、両方のフルが混合すれば、何が起こるのか。このシナリオは科学者達の心配になっている。

この2つのウイルスが、おそらく鳥インフルエンザが風土病であるアジアで、出会い、混ざって、感染力が強く、かつ致命的な新しい菌になって、世界中に拡大することができる。

専門家達はこの可能性がどれくらいになるのか確かではない、しかし、多くの専門家達は、この新しい豚インフルエンザ菌株(ブタと人間と鳥のウイルスの先例がない混合体)が、他のインフルエンザ・ウイルスから進化的に有利な遺伝子素子をひったくるのが特にうまいのを示している事に注目している。

「この特定ウイルスは他の遺伝子を拾う特異な能力を持つているように思える。」と主導的なウィルス学者ロバート・ウェブスター博士が述べている。彼の研究班は1998年にノースカロライナに在る養豚場で現在のインフルエンザ・ウイルスの祖型を発見している。

現在の豚インフルエンザ菌株(公式的にインフルエンザA H1N1として知られている)は24国で2,300人以上を病気にしている。

人々は鳥から鳥インフルエンザに感染しうるが、この鳥インフルエンザウイルス(H5N1)は人から人へは容易にジャンプしない。

この鳥インフルエンザウイルス(H5N1)は2003年後半にアジアで家禽群を襲い始めて以来、世界中で少なくとも258人を殺している。

世界保健機関は、5月6日に鳥インフルエンザの2件の新しい人間の発症を報告した。
1人の患者はエジプトで回復過程にあり、他の患者はベトナムで死亡した、これはH5N1ウイルスがなくなったのでは全くないという警鐘である。

過去3回のインフルエンザのパンデミック、1918年のスペイン風邪、1957-58のアジアのインフルエンザ、および1968-69のホンコン風邪、は、鳥にすべてリンクされている。だが、一部の科学者達はブタが1918年に役割を果たしたと信じている。

テネシー州メンフィス、聖ジュード小児科研究医院で働いているウェブスター博士は、鳥インフルエンザが現在の心配事であるべきだと述べた。

鳥インフルエンザはアジアとアフリカの地域では風土病であり、そして豚インフルエンザの発症が韓国と香港で既に確認されている。

ウェブスター博士はこう述べている:「私の最大の危惧は、このH1N1ウイルスが、インドネシア、エジプト、中国でH5N1の震央に入る時、我々は真の問題を抱える事になる。我々は何が起きているか非常に注意して監視していなければならない。」

米国疾病対策センターは、豚インフルエンザ自体を理解するのに忙殺されていて、鳥インフルエンザと豚インフルエンザ混入の可能性を見る為スタッフを分ける時間がない、と、スポークスマン、デーヴ・デイグルは述べた。

香港大学のインフルエンザ専門家、マリク・ペイリスは、もっと緊急の心配は、風邪の季節が南半球で始まるとき、豚インフルエンザが通常のインフルエンザ・ウイルスと混じる時である。そのような組み合わせが何を生じさせるかは不明である。

ペイリス氏は、豚インフルエンザ・ウイルスがカナダの農夫からジャンプして、約220頭のブタを感染させたことに、注目した。

「それが豚にもどされて、そしてまた豚から人間へ感染するだろう。だから、豚の中で、さらなる再組み合わせが発生する機会ができる事になる。」と、ペイリス氏は述べた。

これまでは鳥インフルエンザはブタに定着していない、しかしそれは変化しうると、彼は述べた。

「H5N1自身はブタ内で確立していない。もしそれが起きて、そして次にこれらの2つのウイルス両方がアジアのブタに定着すれば、それはかなり厄介なシナリオになる。」と彼は述べた。

ウェブスター博士は、彼の40年のキャリアで、豚と鳥インフルエンザ両方で画期的な研究をしてきて、ノースカロライナの豚と働いていた数人を病気にさせたウイルスから出た現行の豚ウイルスが、世界中の人から人へ感染拡大している「バッグ」に進化していく過程を追跡してきた。

ウェブスター博士は、豚インフルエンザ・ウイルスを過少視するのは巨大な誤りであると、述べた。

「このH1N1は大げさな事にはなっていない。それは子犬です、そして幼児です、それで、それは成長していくのです。このウイルスは繁殖していくのに世界の全人口を控えに持っているのです。--それはちょうど起こったところです。我々がしなければならないことは、それを監視することです。そして、それは弱虫になって、消えていくかもしれない、あるいは、それは嫌なものになっていくかもしれません。」と、彼は述べた。

投稿者 bm_kanri : 09:53

2009年05月11日

■カリフォルニア渇水対策の「古い」新方向

カリフォルニア州の人々が、この渇水連続3年目で節水方法に格闘している時、ジェリー・ブロック氏は極端な道に向かっている。

先月、この退職した医師は4個の重さタップリの5,000ガロンポリエチレン水槽を彼のモントセレノに在る屋敷に設置した。

このシステムは大きな食物用菜園に潅漑を供給するため雨水を取り入れる。

「地元で雨水を集めて、地元で食物を栽培する事は、外国の強い組織への依存を減少させるでしょう。」と、ブロック氏は述べている。

彼はこの2万ガロンのシステムに2万4000ドルを費やし、これを彼は長期的な投資と呼んでいる。

このブロック氏のシステムの規模はほとんどのマイホーム所有者には手が届かない。しかし小規模であっても雨水収集は新しい命を得る古代からの考えである。

古風な天水桶と貯水槽は「ホット」な商品である。バーモント拠点の「Gardener Supply」社は、販売が、圧倒的に西部と南部からの注文が来て、少なくとも30パーセント上がっていると言っている。

オースティンに在る「アメリカ雨水捕獲システム協会」会長ティム・ポゥプ氏はこう述べている「天水桶は始めるべき所です。それは人々が有限なリソースの問題を意識するようになる部分です。雨の取り入れは合衆国で、特にカリフォルニアで、ものすごく増加しています。」

屋根の雨どいから一度で約50ガロンの水を収容する、再生食品グレードプラスチックかポリエチレンで作られた簡単な天水桶は、小売店かオンラインで、最小50ドルで購入できる。

プラスチックのドラム、ワインバレル、空き缶からさえそれを作るための日曜大工ビデオやインターネットでの教えがある。

約600ガロンの水が、1,000平方フィートの屋根の全部の降雨から収集できる。毎年15インチの降雨が標準であるサンタクララバレーの2,000平方フィートの屋根の雨水を捕らえるタンクでは、1年で最大1万8000ガロンになる水を集めている。

このシステムはまた、屋外流水としての全ての水が浄水場に回送されるのを止めさせている、そして、それは火事や地震などの非常時に現場の水源を提供できる。

(前述)ブロック氏の裏庭には既にさまざまな果樹があり、いくつかの小さな畝では彼はブロッコリー、さやえんどう、ホウレンソウのような菜園主要作物を雨水利用で栽培している。雨水システムに金を払うのは「犠牲」であるが、しかし、それは生涯の夢でした」と彼は述べた。

ソノマ郡の水槽製造社「Water Tank Company」の副社長、ガイ・ジオダネンゴ、は、ここ6カ月で水収集システム、タンク、コンポーネントへの関心が「相当増加」したと述べている。

「アメリカ雨水捕獲システム協会」会長ティム・ポゥプ氏が率いる非営利協会は会員が今日2007年の90人から約650人までに成長するのを見た。そして、諸都市や水施設機関はまた、雨水収集に興味を持ち始めている。

サンフランシスコでは、ギャヴィン・ニューサム市長が69.99ドルで60ガロンの天水桶を市内居住者に提供する実験計画を突き進めている。この運動はサンフランシスコ公共企業委員会によって提供された補助金と「コールハードウエア」社からの価格突破の恩恵を受けている。

「Soquel Creek水道地域」は40-200ガロン雨水桶に25ドル、3,000ガロン容器には750ドルまでの割戻金を提供している。「モントレー半島水道管理地域」は各100ガロン容量桶には25ドルの割戻しを提供している。パロアルト市は50ドルの割戻しを天水桶購入に提供している。

投稿者 bm_kanri : 09:19

2009年05月07日

■米国豚肉産業と国際市場への影響

ミルウォーキー発--国際豚インフルエンザ勃発に関する心配が減少するように思えるにつれ、米国の豚肉価格と米国最大の豚と豚肉プロデューサーの株価がみな急上昇し、豚肉消費が落ち込むだろうという投資家の恐れを静めている。

米国豚肉プロデューサーを代表する業者団体は、だが、価格設定を強めるのを助けるために豚肉製品5000万ドルを買い上げるように連邦政府に要求して、豚肉産業が疫病勃発と縮小する輸出が原因で加速的な損失を被っていると述べた。

豚肉先物価格上昇と、(メキシコで超大型養豚工場を経営する)スミスフィールド食品の株価上昇は、投資家が先週豚肉消費急落を心配したときの価格落下を消した。

米国保健省官吏は、適切に加熱料理された豚肉を食べることによってH1N1ウイルス豚インフルエンザを引き起こす事はないと述べてきた。

しかし、世界諸国と消費者達が豚肉に疑い深くなっていき、豚肉産業は、消費低下と輸出市場閉鎖を見てきた。

米国保健省職員は、このウイルスが恐れられたより温和である事が判明したので、疑われる豚インフルエンザ発症の場合でも、学校を閉鎖することを勧めていないと述べた。

「タイソン・フーズ」社、豚肉を含む世界最大食肉プロデューサーは、月曜日に豚インフルエンザ不安の最中で豚肉需要の下落が短命である事を見込んでいると述べた。

スミスフィールド、バージニア州ベースのスミスフィールドフーズ、の株は、火曜日に2.38ドル、24パーセント上昇し、極端に大量で、12.25ドルで閉じた。同社は豚インフルエンザ恐怖の第1週目には8.61ドルで金曜日に閉鎖していた。

全国豚肉生産業者評議会、米国養豚業界団体、は、価格を上げなければならないと述べ、米国農務省長官トム・ヴィルサックに書簡で、豚肉産業損失が4月24日と5月1日の間で1日あたり720万ドルに達したと告げたと述べた。

全国豚肉生産業者評議会(NPPC)は、農務省が豚肉の5000万ドル買い上げプログラムを作るように農務省長官に依頼した、それが価格を上げるようになるだろうと、述べた。

米国通商代表部オフィスによれば、ロシアと中国のような主要なアメリカ豚肉輸入国は、カリフォルニア、カンザス、ニューヨーク、を含む、多様な州からの豚肉製品を禁止している。

タイ、ウクライナ、インドネシアのような他の国は米国全体からの一部豚肉製品を禁止した。

米国食肉輸出連盟、海外豚肉牛肉利益代表、は、豚疫病勃発が始まって以来、米国豚肉産業の利用可能国際市場の10パーセントから12パーセントが閉鎖されたと見積もっている。

このデンバー拠点米国食肉輸出連盟によると、米国は豚肉と豚肉製品の約1/4を輸出していて、2008年で約48億ドルに値する輸出市場を作っている。

投稿者 bm_kanri : 10:46

2009年05月01日

■人・鶏・豚ハイブリッド疫病が何故起きるのか

H1N1豚インフルエンザ・ウイルスに不安が増大している、特に、豚と鶏と人間の驚くべき組み合わせがどこからともなくイギリスに達したように思える。

世界保健機関(WHO)は、現在このウイルスをグローバルなパンデミックレベルに達する「国際的な公共健康非常事態」と呼んでいる。(それは[旧時点で]約1,000人を感染させて、メキシコで約150人を殺した)。

しかし、マイケル・グレーガー博士、米国人道協会の公共保健と動物農業協会ディレクター、が指摘するように、人間/鳥/ブタ三元雑種インフルエンザ・ウイルスが発見されたのは、これが初めての事ではない。

最初の三元雑種は1998年にノースカロライナの産業養豚場で発見された、そしてその1年以内に、それは合衆国全体に広まった。

この目下のウイルスが今や遥かスコットランドとニュージーランドにも至って発見されているので、どのようにこのウイルスが発生してきたのか、そして世界人口を未来の勃発から保護する為に何が今できるのかが問われている。

グレーガー博士は以下の事を明らかにした:何人かの専門家は、1998年の元のウイルスの出現を米国に於ける強化農業慣行が原因であると非難した、そこではブタと家禽が極端に狭苦しい状態で、隣接している小屋で、同じスタッフによって、世話をされている。

ノースカロライナは、北アメリカで最も周密なブタ人口を持っていて、どの他の州より約2倍の豚メガ工場が在る。
1998年に、ノースカロライナのブタ人口は、ちょうど6年前の200万頭から1000万頭に達した。

しかし、豚農場の数は減少していた、それはますます多くの家畜がますます少数の農場にすし詰めにされていく状態になった。豚インフルエンザ転移の主要経路が人間のインフルエンザと同じであると考えられているので、そのような状態下での疫病拡大の増大する可能性は疑いようがない。

もっと多くの研究が、工業化された動物農場と疫病拡大の間の潜在的リンクを探るのに、緊急に必要である。メキシコのメディアのいくつかは、メキシコでの強化養豚農場の潜在的役割を指弾している、その強化養豚農場は近年実際増大して、いくつかの巨大営業は一度に何万頭ものブタを飼育している。

この疫病勃発のニュースが知れ渡って以来、メキシコシティーの日刊新聞「La Jornada」とベラクルスに在る「La Marcha」紙が掲載したレポートは、感染地域の多くの地域住民が、世界最大の豚肉パッカーと豚プロデューサー、「スミスフィールド・フーズ」社の仕事の仕方に、どんなに不安感を持ったかを詳しく述べている。

これらの地元紙のレポートによると、大勃発が起きたベラクルスで、「グランジャス・キャロル」と呼ばれるスミスフィールドの子会社は、強化飼育で1年で95万頭の豚を育てた。

疫病を広げる事で、強化、工業化された農業が起訴されたのは、これが初めてではない。例えば、最近の鳥インフルエンザの勃発は、家禽生産の輸出指向大企業モデルがH5N1のような菌株を拡大させた疑いの範囲を明示している。

密集している鶏工場方式農園の中では、温和なウイルスは、より危険で非常に感性性が高い型に向かって急速に発達でき、種を超える事ができ、野鳥にもどって広まる、そして野鳥は新菌株に対しては無防備である。専門家達は、ますます強化農業の慣行を再検討して、規制しなければならないと警告している。

もっと詳細が現れるまでは、豚インフルエンザのこの現行勃発に関する確固な結論に達するのは難しいが、人間にとって致命的な動物ベースの疫病の発生と拡大を理解する為、各当局が緊急の検査を実行する事が決定的に欠かせない。

投稿者 bm_kanri : 10:21