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2009年06月03日

■カリフォルニア州のボトル詰め水と環境汚染問題

マーセッドのセイフウェイ株式会社の水瓶詰工場、市の5大商業と産業水使用会社の一つ、は、セイフウェイ屋内浄化湧き水をブランド名「Refreshe」で、週5日1日あたりおよそ5万ガロンを使用している。

この工場は、ほとんどの「Refreshe」飲水と湧き水を、州のセイフウェイ各店に供給しているが、市の水道水をフィルターにかけて、ボトルに入れて、清浄水としてそれを販売している。

この水のボトルは、水がマーセッドで瓶に入れられたことは書いているが、その水が市によって地下からポンプで取水された水である事は述べていない。

環境保護者と水の権利活動者は、公共の水の増加する商業化と、ラベルに水道水と云わずにその水を販売する事は、市によって地下からポンプ取水された水の正しい使用の仕方ではないと、主張している。

ビン詰めの水が水道水より安全で健康であるとして売り込まれているが、多くの場合そうではないと彼等は主張している。

市民環境保護組織、「The Sierra Club's Water Privatization Task Force」、は、こう指摘している:ボトル詰め水産業の増大は、ネスル、コカコーラ、ペプシコーラのような会社が先頭に立っているが、米国全体の帯水層と湧水を使い果たしているだけではなく、水の民営化に向かうステップを表している。

この監視団体はさらにこう述べている:この産業は、ボトル水が、多く水道蛇口からの水であるのに、水道水よりよいと宣伝している。

「ボトル詰め水産業は、ボトル水を、水道水より500~4,000倍経費がかかっている事述べずに、健康で、流行飲み物として、売り込んでいる」と、この特別監視組織は指摘している。

セイフウェイ社の場合では、同社は1カ月あたり1,000ドル以上を100万ガロン以上の水に支払っている。

セイフウェイではその同量の清浄ビン詰め水が小売原価で300万ドル以下である。セイフウェイはその水を作り出すのにいくらかかるかは述べようとはしない。

2009年の「Bottled Water Reporter」による業界レポートによると、米国でのビン詰め水販売は、2008年で110億ドル以上を占めている。

ここ10年間で、ビン詰め水消費は、2000年の40億ドル以上から2008年までにその倍にはね上がっている。

市民環境監視団体「Food&Water Watch」によると、カリフォルニア州には、112以上の瓶詰工場が存在していて、カリフォルニアでは毎年10億ガロン以上のビン詰め水が販売されている。

マーセッドでのセイフウェイの営業に関して、マーセッド市のスポークスマン、マイク・コンウェイは、市はセイフウェイを他の工業用水消費者と同じように扱っていると、述べた。

しかし同社のボトル詰め工場は水を使用しているだけではない。この工場は廃棄物を出している。工場の浄化過程は、その認可証によれば、1年あたりおよそ5万2000ポンドの塩分を市の廃水システムに放出している。

ルース・キャプラン、「命の水を守る」全国運動コーディネータ、は、こう述べている:ボトル水の別の不安領域がある、それは水道水より良いと売り込んでいるが、それは環境汚染に貢献して、少なくともいくつかのケースでは、水道水より健康ではないことがわかっている。

ボトルの多くは、埋立て地に埋められて、いくつかの場合、州と工業基準量を超える化学薬品とバクテリアを含んでいる、と、同氏は述べている。シエラクラブによると、10個のプラスチックボトルのうち9個はゴミや廃物として終わっている。

「全米資源保護審議会」は、90年代後半に広範な瓶詰水の検査をして、多数が工業用化学薬品とクロロホルムのような他の汚染物質を含んでいて、州と産業が設定した基準レベルを超えている事を発見している。

Author:事務局 : 2009年06月03日 13:40