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2009年06月08日

■投棄されたパソコンから毒素が流れ出す

西ヨーロッパと米国からの何千台もの廃棄コンピュータが毎日西アフリカの諸港に到着して、膨大な毒物性の廃棄の山になっている。そこへ子供達が来て、廃棄器具を燃やし、分解して、現金のために金属類を取りだしている。

先進世界の電子廃棄物、別名、E廃棄物、の投棄は、国際規制法の真っ向からの違反で、ラゴスとアクラの噴煙をだしている投棄地の周辺に発生した貧民街の住民にとって深刻な健康問題を引き起こしている。

無配慮なスクラップ商人達は、学校と病院での使用で輸出するという偽装の下で、発展途上の地域に危険な何百万トンもの廃棄物を投棄している、と、環境キャンペイン者達は信じている。

環境保護活動家達は、鉛、水銀、その他の危険化学物質を放出させる、電子廃棄物の輸出禁止をもっと厳しく取り締まる事を要求している。

マイク・アナン、「ガーナ環境保護ジャーナリスト連盟」ディレクター、は、こう述べている:「ガーナはますますヨーロッパと米国からの廃棄物のゴミ捨て場になっている。これらの監視投棄場に侵入する人達は、吐き気、頭痛、呼吸器官異常に苦しむ、と、私に言っています。」

50万台以上のコンピュータが毎月ラゴスに到着するが、4台の内ほぼ1台しか動いていない。残りは、スクラップとして、破壊されて、燃やされる。

「何百万トンの電子廃棄物が毎年先進国から消えて、発展途上国で、国際的な禁止令にもかかわらず、再現し続けている。」と、115国の220以上の消費者団体を代表する「国際消費者機構」のルーク・アップチャーチは述べている。

電子廃棄物の違法取引は非常に儲けが大きい。1トンの金を含む回路から1トンの金の鉱石より多くの金を抽出する事が可能である。しかし不法な投棄は中古の電子装置を開発途上地域に寄贈しているチャリティーや他の団体を危機にさらしている。

危険廃棄物を先進国から後進国へ持ち込む事を違法にする「Basle Ban」禁止法が1992年に導入された以来、コンピュータは日用品になっている。

6年前に、EUは、廃棄される電気と電子機器(WEEE)に対し政令を作って、電子廃棄物の動きに関して新しい規制と制限を導入した。

この政令は、昨年1月にイギリスで実効になり、再生での電子廃棄物の動きを厳しく規制して、処分のための輸出を禁止している。

その政令は、2005年8月以後市場に出された電子機器の適正処分費用は、廃棄電子機器の生産者―製造会社、小売業者、商標保持者、輸入業者、によって負担させる取り決めを導入した。

しかし、「DanWatch」、「国際消費者機構」のパートナー組織、は、イギリスの会社、また地方公共団体さえ、からのコンピュータ機器が、西アフリカで投棄されているという証拠を持っている。

「我々は、何千個もの砕かれたブラウン管からでる有害廃棄物が散乱している地面から金属スクラップを捜し求める6歳の幼い子供達を撮影した。一つの共同体全体が、この非常に毒性が高い環境で、それは日々に拡大しているが、実際に生きていて、働いています。」と、ベンジャミン・ホルスト、「DanWatch」の共同設立者、は、述べている。

Author:事務局 : 2009年06月08日 17:42