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2009年06月11日

■気候変動に翻弄される農民への不作保障計画

ボンに集まっている国連の代表者達は、アフリカ、アジア、ラテンアメリカでの農業対応措置にマイクロ保険計画を考えている。

地方インドの500000人以上の農民にとっては、作物が悪天候のために失敗する昔からの恐怖は、革新的な補償スキームのお陰で、間もなく追放できるだろう。そのスキームを今週ボンに集まる国連の交渉者達は、アフリカ、アジア、ラテンアメリカの「気候変動適応措置」の中心部分として考察中である。

「マイクロ・エンシュア」は、貧しい共同体に保障を提供する事を専門にしている会社であるが、先月の成功している「トライアル」に続いて、インドのコラープール州で60万人の農民に対する補償計画を発足させる計画である。この計画は、農民に対して稲の開花期に旱魃、大雨が原因で米の収穫が失敗する場合保障を与えるものである。

同社チーフエグゼクティブのリチャード・レフトリイは、「マイクロ保障」(比較的低いプレミアムの為そう呼ばれている)が、地元の「コラープール地区生協銀行」からのローンと一緒に提供されると述べた。

この会社は天気測候所が、作物が雨か干ばつによって損害をうけそうだという事を示した場合、農民に補償金を支払う、それで小規模自作農が一家を養って、作物が失敗してもローン返済を続ける事を可能にする。

この計画は、「ビルとメリンダ・ゲイツ財団」から基金を受けているが、マンガを使って促進されている、この漫画は、保険補償へアクセスを以前持った事がない農民に絵を使って保険がどういう仕組みになっているかを説明する事になっている。この計画はまたインド政府からの財政支援を受けている。政府支援は、このローン価値の約2.5%にプレミアム価格を実質半分にさせるものである。

レフトリ氏はインドのこの地域農民からの非常に大きな需要を期待している。「我々は5,000人の農民ため先月パイロット計画を実行しました、そして2日間で、補償スキームが売り切れになりました。」と、彼は述べた。この計画は、マラウィ、エチオピア、フィリピンでも同様にうまくいったので、同社は、「マイクロ保障計画」が大きな範囲でもうまく行く事を証明する検討をしている、と、彼は言い足した。

国連の気候変動会議の代表がボンで今週討論する時に合わせて、「MicroEnsureマイクロ保障」プランが持ち込まれていて、豊かな国がこの「立ち上がりつつあるセクター」に資金援助を提供すべきであるか否かを論じる。

ココ・ワーナー博士、国連大学の保険専門家、は、こう述べている:この考えには支援の広い合意がボンの会議に先立って、出来つつある、米国の交渉者も初めて支援を表明している。

「米国の立場には実際の変化が起きている。米国はこの考えが拡大する気候リスクを減少させる良い方法と認識するようになっているので「マイクロ保障」の支持に回っている。」と、同氏は述べた。

アラン・ドラン、国際慈善組織「オックスファム」のマイクロファイナンス専門家、コンサルタント、は、マイクロ保険計画が開発プロジェクトのますます重要な要素になっていくと予想している、と、述べた。

Author:事務局 : 2009年06月11日 10:51