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2004年04月12日

■スウェーデンがGMジャガイモ作物栽培を認める

■スウェーデンがGMジャガイモ作物栽培を認める
 人の食用でなく製紙用澱粉の為であるが残物は飼料と肥料になる事を認める

スウェーデンは、紙のためのデンプン生産の為、人の消費の為でない、最初の遺伝子組み替えジャガイモの栽培を承認した。この動きは、まだスウェーデンの決定を批准する必要があるEUにおいて論争が起きそうである。なぜなら、その加工プロセスからの廃棄物は動物飼料として使われて、人の食物連鎖に入ることができるからである。1998年にArped Pusztai博士がGMジャガイモを実験した後で、GMジャガイモの安全に関して議論が沸騰した。彼は、決してそれを食べたくないと後で言った。アバディーンのローワット研究所で働いていたPusztai博士は、ねずみがGMジャガイモ食べて、免疫系欠陥を起こしたことに気付いた。人の場合でいって十年にあたる時期でネズミにこれが起きた。彼の結果が、GM是認の科学コミュニティによって挑戦を受け、ローワット研究所は彼の仕事を中止させた。英国学士院は彼を攻撃した。この紛争は、それらに関係した人達の信憑性を傷つけ、Pusztai博士は彼のキャリアを失た。だがGMジャガイモが安全であったかどうかの問題は決して解決されていない、なぜなら、食物としてそれらを育てる計画が全くなかったからである。

 「地球の友」のピート・ライリーはこう言った:「GMジャガイモについては私達の満足がいくように答えられていないたくさんの質問があり、さらに人の食物連鎖からそれらを遠ざけるための厳格な規則がなければならない。」GM作物の食餌を与えられた動物が害を受けた、または食物連鎖の上に何らかの抗生物質抵抗や他の特色を伝えている、と、言う証拠はまだない。しかし、かなりの大衆の抵抗がある。ガブリエラ・カリン、スウェーデン農業省スポークスマン、は、こう主張した:「それは食物用のジャガイモではないんです。」この新しいジャガイモは、紙生産において使われる大量の澱粉を含んでいる、と彼女はいったが、デンプン抽出からの副産物が動物飼料と肥料のために使われる事を容認した。これはそのEUでの承認を控えさせる事になりそうである。スウェーデンはその容認が、反対しだいで、最高6年はかかりうる事は譲歩している。EUは、一ダースくらいの遺伝子設計された作物を承認している、これに含まれているものには、数タイプのトウモロコシ、ナタネ、大豆がある。しかし今回は、ジャガイモを導入する最初の試みである。それはトライアですでに「プラント科学スウェーデン」によって栽培されていて、その国での最初のGM作物である。

参考資料
Guardian Unlimited | The Guardian |
Sweden approves GM potato crops
Paul Brown, environment correspondent
Friday April 9, 2004
The Guardian

Special reports
GM food debate
Special report: what's wrong with our food?

Explained
03.06.2003: GM crops
May 2003 investigation
Food: the way we eat now
Useful links
GM public debate - the official site Monsanto

Agriculture & environment biotechnology commission (government advisory body)
Agricultural Biotechnology Council

Official reports
Royal Society report on GM plants (pdf)
Parliamentary Office of Science and Technology report on GM food labelling(pdf)
Guardian Unlimited Guardian Newspapers Limited 2004

Author:事務局 : 2004年04月12日 14:44