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2004年05月10日

■環境保護活動家達はGM魚は未来の恐怖の扉をあけると恐れている

■環境保護活動家達はGM魚は未来の恐怖の扉をあけると恐れている
発光ゼブラフィッシュがペット販売で売られている

 蛍光性のゼブラ魚、その商標名はGloFishと言われ、今年初めから、合衆国で、売られていて、映画「ネモを探して」のお陰もあってよく売れている。GloFish(光る魚)は、緑色に光るクラゲで遺伝子加工されていて、珊瑚遺伝子で加工されたものは、黒か蛍光ライトをあてられると、赤味がかっている色を出す。一匹あたり5ドルで売られ、光らないゼブラ魚の五倍の値段である。しかし、このGM魚が政治的論争を巻き起こしているのは、それが、商業的に入手可能な世界初の遺伝子設計された種であるという事実である。

 これを作って、マーケティングしている会社、ヨーク・タウンテクノロジーと呼ばれるテキサスのバイオテク企業によれば、GloFishは完く安全で、米国食品医薬品局も合意している。しかし、GM動物の食物安全、環境、未来の繁殖への未知の効果について心配している運動家達は、こう述べている:GloFishはテストケースであり、もしそれが有効な規制を受けなければ、未来にあらゆる種類の遺伝子操作の恐怖に門戸を開くことになるだろう。カリフォルニアでは反対が最も強く、12月に、州魚類鳥類委員会がGloFishの販売と輸入を、日本とシンガポールに続き、禁止する事を決めた。しかし、先月、同委員会は、GloFish問題で、再考をする票決をした。委員のジム・ケロッグは、彼の妻リンが一番激しく彼に圧力をかけた事を認めた。彼の妻は、272リットルの水槽を所有し、明るい色のついた魚を愛している。

 GloFishは、水質汚染を検出するためにデザインされた実験で、シンガポール国立大学でもとは開発されたものである。そのアイデアは、重金属などの毒素がある場合ゼブラ魚が光をだすことであった。ゼブラ魚のペットとしての可能性を見つけたのは、ヨークタウンテクノロジーであった。食品医薬品局は、人の食物連鎖に入る事はないので、無害であると主張して反対はしなかった。ヨークタウンは、GloFishがアクアリウムペットとして以外の使用には意図されていないと慎重にそのウェブサイトで指摘している。食物安全センターや他の人達は、いったんその魚が売られたら、何が起こるかをを知る方法がないと主張している。そのGM魚が非GM魚で繁殖したり、また意図されない違った形で繁殖するかもしれない。そして、GloFishはまさに発端になっていくものである。商業用の利用にすぐに変るかもしれないGM実験のなかには、臭くない排泄物の豚、アレルギーを起こさない毛の猫、反発がん性の卵を産む鶏、決して腐らないミルクをだす山羊等が、控えている。

参考資料
New Zealand News - World
Campaigners fear GM fish will open floodgates to future horrors
Copyright 2004, New Zealand Herald
Privacy Policy | Terms of Use 05.05.2004
By ANDREW GUMBEL
LOS ANGELES - A glow-in-the-dark fish sounds like something
that would go down a treat at a birthday party for 5-year-olds.
- INDEPENDENT
Herald Feature: Genetic Engineering

Author:事務局 : 2004年05月10日 10:42