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2006年01月13日

■ルーマニア、ブルガリア、中国、トルコの鶏インフルエンザ情勢アップデイト

 中国:1万6千羽のウズラがH5N1菌感染で死亡し、4万2千羽を抹殺処分
 トルコ:政府が30万羽の家禽処分を命令し、地域または全国的処分も考慮中

■ルーマニアは家禽に新しいインフルエンザ発病を発見する

ルーマニアは、鳥インフルエンザ疑惑の新しい発病をドナウ河デルタの西部地域に発見した。同地域ではウイルスの[毒性]菌株が、2005年10月に初めて検出された、と、農場省が2005年1月11日に発表していた。このバルカン国は、ドナウ河デルタ内と外部で高病原性鳥インフルエンザを26の村に発見した。そのデルタ地域はヨーロッパ最大の沼沢地で、また主要な渡り鳥の移住ルートでもある。農業省はステートメントでこう述べている:「ブレイラ郡のCiresuとDudesti村の鳥から取られたサンプルの予備テストでは、H5タイプの潜在的な兆候を示している。その村は隔離されて、すべてのそこの鳥が処分されるだろう」ルーマニアはまだこれまで人の鳥インフルエンザ発病は記録されていない。だがトルコではこの型のウイルスで、2人が死亡して、12人以上が感染している。

■ブルガリアの状況:家畜販売の禁止が実施される
ブルガリアの首都ソフィアの当局は、鳥インフルエンザに対しての用心のため家畜の販売を禁止した。ソフィア地方自治体スポークスマン、Tsveti Krasteva、は、こう述べている:同都市は4つの家畜市場を休業させると言った。警察、獣医、都市役員は、この禁止令が実施される事を確実にしていく。議会に対する話で、農業大臣、Nihat Kabi、は、このウイルスはブルガリアではまだ検出されていないと言った。だが、それが出現するリスクは、隣国のルーマニアとトルコでの勃発があるので、高い状況にある。

■中国の状況:
貴州の南部地域でウズラに鳥インフルエンザ勃発が報告されている

中国は貴州の南部州でウズラの鳥インフルエンザの新しい発病を報告した。2006年1月10日の農業省ウエブサイトステートメントはこう述べている:貴陽市のWudang地域の農場で約16000のウズラが2006年1月の1日から6日までの間で死んだ。この感染は鳥インフルエンザH5N1菌株によって起こされたとして中国鳥インフルエンザ参照研究所によって昨日1月10日に確認された。

地方自治体獣医省が42 000羽のウズラを勃発地で2006年1月6日に処分したと、農業省が述べた。この勃発は、「コントロール下である」と同省は述べている。中国、世界の2番目に大きい鳥肉生産国、は、中国の全ての142億羽いる農場家禽を予防接種している。これは鳥インフルエンザが新しく勃発して、人に感染にして潜在的な変異が起きてパンデミック・インフルエンザになるのを防止するためである。

■トルコの対応

トルコ政府は警戒で300 000羽以上の家禽の処分を命令して、家禽の地域または全国的処分さえも、このウイルスを抑制するために考えている。当局はまたこの勃発で最も影響を受けた東部地域に文書を配って人々に鳥に触れないよう警告している。他方テレビの宣伝で家禽との接触があった場合手と衣服の洗浄を勧めている。

バンの東部の都市でトルコのジャーナリストは以下のように語った。スピーカーを持った教宣車が東部の村を回って人々に、鶏、アヒル、七面鳥、ガチョウ、を提出するように通告し、もし違反があれば100YTLになる罰金(USD 74)を徴収する事を告げている。このジャーナリストは、家禽の抹殺処分は処分される鳥1羽に対し15 YTL(USD 11)までの補償がでるので、主に貧しい人々によってサポートされていると、言った。ProMED-mailのコメント:寛大で迅速な補償の約束と実現は、動物の疫病の報告ではとても積極的な効果がある。

Author:事務局 : 2006年01月13日 16:40