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2008年10月30日
■パキスタンの綿作と遺伝子変更種子
イスラマバード発10月28日:多くの農民と組織代表は、火曜日に当地で環境保護組織「ActionAid」によって組織された専門セミナーの中で、遺伝子操作BT綿種子の環境と健康への影響に関して不安を分かち合った。
この会議の参加者達は、この国に危険な種子の輸入とその推進を止めるように政府へ要求した。
彼等はまた、2008年の種子条令と植物交配者権利条令の欠陥を指摘して、こう述べている:これらの両条令は、小規模農民の利益を保護しないで、企業会社を優遇するものである。
このセミナーは綿農業に関して包括的戦略を議論して、法案を作る為に組織された。綿はパキスタンの大作物で、何百万もの農民の生計を支えるものである。
このセミナーには、農民、市民生活組織、政府省庁、研究者、人権活動家、ジャーナリストを含む社会の様々な関連部署からきた人々が参加した。
現代技術の使用は数十年間農業では増大している。数年前にバイオテクノロジーの使用と遺伝子変更(GM)種子が農業で増加した、しかしそれが、世界でも国内でも、農民や社会の利益本位でない集団の間で深刻な心配を引き起こしている。
パキスタンでは、2007年にGM種子の使用が見られ、そしてそれがその年に綿作物に重大な危険をもたらした。2007年以前には、綿の非常に高い生産高が経験されていた。しかし、突然で厳しい生産減少が、ウイルスの攻撃を受けやすい欠陥がある種子によって、引き起こされた。
農民達は、この種子を使用する危険については告げられてはいなかった。農民達は、作物が駄目になっていくなか、苦しんだ。
「ActionAid」の食物権利政策担当官、ショアイブ・アジズはこう述べている:BT綿種子は非常に高い価格で売られていたが、政府は、インドと中国での同じ種子の経験が綿作物を駄目にしたという事実があるにもかかわらず、介在しなかった。
多国籍企業は、小規模農民の空間を浸食してきている。種子の生産と保存の慣習的な方法が徐々に後ろに押しやられて、今では農民達はどんな選択の余地もなく、種子企業から与えられた種子を使用するしかない、と、アジズ氏は付け加えた。
食品農業省次官、タサワー・フセイン博士は、農民達が、政府が承認していなくても、種子を使用したと述べた。
「ActionAid」のアファブ・アァムは、バイオテクノロジー技術を論争の余地がある、そして小規模農民の利益には反すると述べて、新しい技術を導入するには、3つの要素を考慮するように要求した。
彼は、技術の管理は信頼できる人々がすべきであり、農民の利益を保護できる人でなくてはならない。恩恵をうける人達は貧しい人達であるべきである。
この場合は小規模農民であると述べた。さらに、彼は、新技術を導入する場合は、新技術の副作用を考えよく査定されるべきである、と述べた。
Author:事務局 : 2008年10月30日 17:51