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2003年10月27日

■英国の大衆は遺伝子転移作物で政府に反対である国民討論の結果報告が9月24日に出る

■英国の大衆は遺伝子転移作物で政府に反対である
国民討論の結果報告が9月24日に出る

Nature 425, 331 (25 September 2003); doi:10.1038/425331b
UK public opposes government on transgenic crops
JIM GILES

英国政府は、遺伝子組み替え(GM)作物を合法化する裁定をしようと構えているが、政府が委託した研究が一般大衆の間にある根深い懸念を再確認をした後は、苦しい立場にある。英国政府は、英国で遺伝子転移作物を栽培する事を許可したいのだと思われているけれども、国民の否定的な研究報告を無視するのが困難であるというのが分かってきた。それは、政府がイラクとの戦争をする決定で世論を無視したという最近の糾弾があるからである。この夏の『GM国家か?』という討論会、は、最高20000人の参加者を引き付けて、約670ヶ所で行なわれた一連の国民会合である。そして、これは遺伝子転移作物の潜在的な環境、健康、社会経済学の効果について持つ英国大衆の不安を明らかにした。9月24日に出された報告では、討論の参加者が討論後提出した「意見を聞く用紙=feedback forms」によれば、参加者の半分以上が、GM作物が英国で栽培されるのを見たくないと述べていた。

政府は、遺伝子転移作物の商業化に進行許可を与えるかどうかを決める助けにするため、この国民の意向を知る調査を委任したものである。英国は、他の欧州連合の諸国とともに、遺伝子転移作物の15の新しい品種に許可ライセンスを与えるかどうかを、今年末に投票をはじめる予定て、新しい承認事項にかんする5年間のモラトリアムを終えることになるだろう。GM産業界の代表者達は、こう述べている:大衆討論の結果は集会での環境保護活動家の存在によってゆがめられた。だがその結果はそれでも政府にプレッシャーを与えるかもしれない。

Author:事務局 : 2003年10月27日 13:10