« ■先端GM食品企業バイヤーが英国での実験栽培を断念する | メイン | ■大豆栽培開発とアマゾン熱帯雨林伐採の問題 »

2003年10月27日

■実験的な人狂牛病の治療法で希望が出ている

■実験的な人狂牛病の治療法で希望が出ている

UK News / Experimental vCJD treatment brings hope / Sarah Boseley
Experimental vCJD treatment brings hope
Drug brings some improvement in 19-year-old patient
Sarah Boseley

BSE、狂牛病の人への形、vCJD、に打ちひしがれている家族が専門家達と一緒にベルファーストに集まってきた。これはこの不治の病気を治療するのにいくらかの希望を提供できる治療法を聞くためである。ジョナサン・シムズ、2年前vCJDだと診断された19歳、は、実験的な薬、ペントサン多硫酸塩、を使って、安定した状態をみせ、わずかな改善を示している。シムズ氏の家族は、医師が彼に薬を与えることができるようにするには、高等裁判所で実験薬許可で闘う要があった。だが、彼の明白な進歩によって、臨床的な実験をはじめて、この薬が他の患者が与えられる可能性がでてきた。ジョナサンの父、ドン・シムズ、は、こう述べている:「この若者は、予測されたよりも一年長く、生き延びてきて、vCJDの犠牲者の平均余命を10ヶ月以上越えている。私達は、この治療法で、彼の症状に少ないが、意義深い変化を目撃してきた。」この薬剤は、シムズさんの脳に継続的に注入さなければならない。スティーブン・ディーラー、ランカスター病院の細菌学者、は、潜在的なテスト、とvCJDの治療に特別に興味をもってきた。彼はこう述べている:「彼はどんな副作用も被らなかったようである。シムズさんはこの治療の結果として、よくなっているようである。」

ペントサン多硫酸塩は、米国とドイツでは膀胱の炎症の治療では認可されている。しかし、その使用の反対者達は、それが、vCJDの原因
に関連があるとされる悪玉プリオンたんぱく質に、対し、悪く働くかもしれないと、信じている。シムズさんの家族は、他に希望が全然な
かったので、実験的な治療を支持した。彼らの息子は、人狂牛病だと診断された時、Aレベルの試験に受かった学生で、国際的な学生フットボールの選手であった。去年の12月に実験治療許可で法廷で争そっていた時は、寝たきりになっていた。
世界中から専門学者達が、ベルファーストでの症状会議に結集してきた。彼らがシムズさんの治療と進捗についてできることがあるかど
うかを学ぶためである。健康省の官吏、患者の家族、国際的なエキスパートが出席していた。この中には、この薬剤を動物実験した日
本からのKatsumi Dohura教授がいた。シムズ氏はこう述べている:「 私達は、この薬とその安全について疑いを持っている人々が、これらの専門家達を通してすべての問題に対処できる様になって欲しい。そして、私達が直面した妨害の試練なしに、治療の同じ道を行くことを望んでいる他の患者の家族を助けて欲しい。」

The Guardian Weekly 20-3-1002, page 10

Author:事務局 : 2003年10月27日 13:17