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2003年12月01日

■多数消費者が選択の権利を明確に求めている中でニュージーランドの食物安全の苦境産業・政府・消費者代表合同協議会の報告GE(遺伝子操作)食品汚染で「無GEラベル」が「不可能」になっている

■多数消費者が選択の権利を明確に求めている中でニュージーランドの食物安全の苦境産業・政府・消費者代表合同協議会の報告GE(遺伝子操作)食品汚染で「無GEラベル」が「不可能」になっている

「GEなし食物」ラベル付けシステムは、『不可能である』と協議会は伝えられる

 GMに関する国家審議会により提案された「GEなし食物」のためのラベル付けシステムは、GE大豆や他のGE製品による広範囲に及んだ汚染のため『不可能である』と合同協議会は伝えられた。産業界、政府、消費者グループからの代表者達が、ウェリントンで、消費者問題省で会合をもった。これは自発的なラベル付け計画の進捗を検討した2002年2月の会合以来初めてのことである。商業委員会、AgriQuality、他の産業グループからの発言者達は、加工食品での偶然のGE汚染を防止することがとても困難なので、「GE無し」の主張は、公平取引法の下で訴訟を受ける事になるかもしれないと言った。

 商業委員会はすでに1つのメーカーを訴えている。GE-なしというラベルを貼られた製品に0.02%の汚染を見つけたからである。商業委員会は、GMなし食物を売りたい会社へ「ぞっとする効果」を生んでいる役割で困難な立場に立たせられている。商業委員会は、また、「生命科学ネットワーク」のような組織による誤解のある主張を告訴する事で、挑戦を受けている。それらの組織は、人々がGMなし製品を選ぶ権利を持っている、そして、「共に存在する」事が可能であると言って、GE食物を推進してきた。

 しかし、生命科学ネットワークの、フランシス・ウィーヴァは、彼の組織は、100%のGEなし食物を食べれるとも、または、GMとの分離が保証されていると、主張した事はないと言った。ウィーヴァ氏はこう述べている:「私達は人々には選択がある、だが、限界がある、と言ったが、完全な分離が可能でるとは決していっていない。」 ジョン・カラピエットはこう述べている:「それは全くひどい。一般大衆に与えられた印象は、本当に消費者の選択があり、GE汚染の「沢山」と「少し」の間の選択ではなかったんだ。」

 現在の産業ロビイスト達は、国家審議会が、自発的なGEなしラベル付けシステムを提案することは、間違っていたと主張しているかのようである。なぜなら、産業ロビイスト達は、GEで進める事の土台が、自発的なGEなしラベル付けシステムを不可能にする事を知っていたからである。人々は、審議会を含めて、産業界が、入手可能なGEなし食物を買う人々の権利を保護できると考えるように、誤導されていた明確な証拠があるからだ。なぜ国家審議会がその他の理由でラベル付けのそのような提案をするであろうか?今度のミーティングでは、動物飼料を含むGE製品にラベルを貼るEU基準が導入されつつあるという事、だが、ニュージーランドは、ラベル付け規制で、深刻なギャップを持っていると言う事、が述べられた。

 『隠れた』GE成分のラベル付け、と、カフェや持ち帰り店で売られる食物にあるGEを伝える規制の欠落、との間のギャップ、は直ちに対処されなければならない。GEなしラベルは、もしGEから出た成分を持つ食物が正しくラベルを貼られるならば、必要ではないであろう。しかし、当局によるそのようなGE成分の不十分なテストの問題は、忘れてはならず、販売からそれらの商品を撤収しなければならない。国際的なコミュニティと協力して、これ以上の汚染を防止するために、緊急の行動が政府に要求されている。GE大豆、カノーラ油、トウモロコシは、すでに問題になっている。そして、小麦のような他の商業用リリースを押し進めることは、産業界が無GEが保証されている食物を買う人々の権利を破壊すると知っている状況では、不道徳である。

 「食物と環境にGEの無いNZ」は、GEなしのラベルを持つことが不可能だとする概念を拒絶している。だが、会議は、GE汚染が、いくつかの製品、特に大豆への保証をほとんど不可能にしている事で意見が一致していた。食料雑貨販売産業からの代表者達は、こう指摘していた。二つの主要スーパーマーケット・チェーンは、自社ブランドにおいて、「GEなし」方針を守る責任があり、GEなし製品への明確な消費者需要に応じていくつもりである。その選択を保護する政府の意志は、これからの月日でそのプロセスを助ける積極さで明らかにされるだろう。GEなしと判っている、すべての果実と野菜を含む多くの食物、は、直ちにラベルを貼ることができる。合同協議会での合意は、政府に督促して、人々が選ぶことができるようにラベル付け基準を推進する率先的な役割を果たさせる事である。


参考資料
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Scoop: Friday, 28 November 2003, 9:36 am
Press Release: GE Free NZ

Author:事務局 : 2003年12月01日 14:18