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2004年05月24日

■科学者達はvCJD(人型狂牛病)が潜行する疫病になるのを恐れている

■科学者達はvCJD(人型狂牛病)が潜行する疫病になるのを恐れている
英国でのBSE/vCJDの新しい実験結果が示唆するもの
数千人に及ぶ疫病の可能性を考察する

vCJD 、人型狂牛病、この隠れた伝染病の見込みが研究のテスト結果で再浮上してきた。数千人の人々がこの脳障害の病気を孕み出そうとしているかもしれないことが示唆されている。科学者達は、組織サンプルのテストが脳の異常と結び付けられる兆候を示した事があって、今度の発見をした。もしこれらの発見事項を全体の英国の人口に及ばせて類推すれば、3,800人の表面上は健康な人達が、テストすれば同じ兆候へ陽性結果を示す事を意味するだろう。しかし、「Journal of Pathology/病理学ジャーナル」に今日発表されたこの研究の主任執筆者、デイビッド・ヒルトン、は、こう述べている:この研究結果は重要であるけれでも、これらの人々が致死的な脳異常を明確に孕んでいると示唆するのは、当たらない。ヒルトン博士はこう言った。「一部の人々はそのように解釈するかもしれないけれども、私はそれは、テストの信頼性についての情報不足があるので、妥当であるとは思わない。」

 「この テストは動物では非常に信頼できるけれども、それは、以前には人の組織に今度のように、広範囲スクリーニングテストとして使われたことがなかった。従って、私達は非常に用心深くする必要がある…それは科学的な観点からは興味深い観察であるけれども、私達は、これが意味する事を十分解き明かし、未来の患者数についての結論を引き出す事はできない。」と、彼は、付言した。これまでのところ、vCJDの146の確認されたケースがあったけれども、徴候が出現するのに何年かかかり、科学者達は、数百または数千人の人間が関係する大きな疫病になる可能性がまだあるかもしれない、こと、を怖れている。コンピュータ予測に基づいた最新の評定では、この疫病の最終的な規模を、600の発病ケースを示唆していているが、この分析は、非常に高いレベルの不確実性を含んでいる。英国政府は、この問題を解決するために、今後3年間以上に渡って除去される100,000以上の扁桃腺と虫垂のもっと大掛かりな調査を始めとし、匿名で収集された貯蔵組織サンプルのテストを、命令した。

 ヒルトン博士、プリマスのデリフォード病院の病理学者、と、エジンバラの全国CJD監視ユニットのジェームズ・アイアンサイド、が、14,964の蓄えられた扁桃腺と1,739の蓄えられた虫垂を調査した。劣化した素材を除去した後に、調査件数は、全体で1,2674になった。そのテストでは、vCJDと結び付けられるデイビッド・ヒルトン、の滞留のパターンが捜された。それは、動物の場合では、臨床的な兆候が出る前に、扁桃腺と虫垂において蓄積するというのが知られている。しかし、このテストが人間の場合、どれほど正確性があるのかは明確ではない。ヒルトン博士はこう言った:「 間違いで陽性になる可能性は除かれえない。私達は3つの陽性例を発見した。だが、私達はこれらの結果の意義を正確に位置付ける事ができていない。最善策はさらに大規模な研究に向かう事である。」

 今度の発見された事を解釈することの問題の1つは、この研究で出た3つの陽性の内2つは、動物でテストされた時の陽性結果とまったく違って見えることである。ヒルトン博士はこう述べている:「 私は、それらのうちの2つが、前に私達が見たことがあるどれとも違っているという事実を考慮しても、このテストが決定的であるとは思わない。従って、私達は、それらの2つの陽性例が人でのBSE伝染の陽性を代表しているという仮定をすることはできない。私達の発見した事は、注意深く解釈されなければいけないが、考慮からはずす事はできない。vCJDについては学ぶべきことがまだ多くあり、これらの組織サンプルに出たたんぱく質の存在は、その兆候がある人達が、vCJDになっていくと言う事を必ずしも意味するわけではない。」

参考資料
News
INDEPENDENT NEWS
Scientists fear hidden epidemic of vCJD
By Steve Connor, Science Editor
21 May 2004 10:09
2004 Independent Digital (UK) Ltd

Author:事務局 : 2004年05月24日 10:54