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2004年06月08日

■EUのGM表示法の抜け穴をついた米国GM飼料牛からの牛乳阻止運動

■EUのGM表示法の抜け穴をついた米国GM飼料牛からの牛乳阻止運動
  消費者団体の抗議で、巨大スーパーセインズベリーがGM(無表示可能)
  牛乳販売の中止を強いられ、無GM牛乳販売へ転換する

 英国最大手のスーパー・マーケットチェイン店、セインズベリー、は、買物客からの無GMミルク需要の急高調の後に、新しい無GMミルクをマーケティングすることになってきた。同社は、昨晩、グリーンピースに屈したことを否定したが、グリーンピースは、遺伝子組み替え飼料を与えられた牛からのミルクを、同社が販売している事に強く焦点を合わせたキャンペーンを遂行してきた。ロンドン金融街シティーの専門家達は、同社が、株主達が利益への可能なインパクトについて心配しているというプレッシャーの下にあったと、信じている。グリーンピースは、セインズベリーチェーン店をボイコットすることを消費者に勧めて、セインズベリー社がGM製品を促進しているという宣言をセインズベリーのポスターに貼り付け、店舗にピケをはっていた。

  この(新しい無GM)ミルクは、英国農業供給業者協会によって実行されている新しい農場保証計画の下でGMなしと保証されている飼料を与えられている牛の酪農場からのものである。このミルク商品は、105の選ばれた店舗で今月末からテストされる
だろう。ジョン・アーノルド、セインズベリー酪農の責任者はこう言った:「私達は、このミルクを開発するために、昨年末以来私達の主要な供給業者と共に働いてきた。それは今は少量でしか入手可能ではないけれども、もし顧客がそれを要求するならば、私達は、供給を拡張する事を考えるだろう。」今回の発表は、今日セインズベリーの重役達とグリーンピースからの幹部との間に予定されている会合にさきだって、なされた。グリーンピースは、昨夜「新しいミルクに変えて売る動きは、正しい方向への一歩である。」と述べた。

参考資料
The Times
Sainsbury's cowed into non-GM milk
By Valerie Elliott,
Consumer Editor
June 01, 2004

Author:事務局 : 2004年06月08日 11:06