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2004年12月01日

■世界GM状況

■世界GM状況
  農業の未来が中吊りになっている
   ガーディアン報道2004年11月29日

 農業の未来が中空でぶら下がっている
 世界最大の二つの農業国、中国とブラジル、は、遺伝子組み替え作物を公認しようとしている。GM農業に反対する人々は世界の他の地域への効果を恐れている。
ガーディアン紙2004年11月29日月曜日

 中国で何が起きているか?
 中国農業省は、現在、いくつかの中国研究チームによって開発された遺伝子組み替え(GM)米種を商業化させる申請を熟考している最中である。…この承認は早い場合には来年に与えられかもしれない。もしこれが現実になるならば、中国は、GM米の商業化を許す世界で最初の国になりそうである。長い目で見れば、米の多様性が損われるかもしれない、そして好ましくない混合が野生米に起きて、「スーパー雑草」の新種になるかもしれない除草剤耐性遺伝子を生み出すかもしれない。セー・パン・チャン、グリーンピースキャンペーンマネジャー、は、GM米の商業化を、引返しがきかない人命のギャンブルに喩えた。
  10月13日 中国、新華社通信社より

 栽培の利点は何であるのか?
 アジアでは、米が主なダイエットであるが、ビタミンAと鉄分の不足は重大な問題である。…「金色米」、プロビタミンAを生み出すためバイオ強化されたGM品種、は、発展途上国の広範なビタミンA不足問題に鍵を持っていると、推進者達が主張している。…生物工学分野の研究者達はGMこう主張している:GM有機体の目的は独占を作る事ではなく、また新しい農業テクニックを導入する事でもなく、開発途上国の栄養と健康を改善しようとする事である。
スイス、11月4日 Chee Yoke Heong org.スイス
November 4 Larry Rohter in the New York Times,GM

 何がブラジルで起きているのか?
 ブラジル、大豆の世界の主要な輸出国、は、困惑している。政府は、遺伝子組み替え種子を植えるための議会承認をずっと獲得できてなかった、だが農民はこの禁止を無視して、種子を蒔いているが、種子の多くはとにかく違法に入手されたものである。…ブラジルは、大豆、トウモロコシ、綿のような遺伝子組み替え作物を植えることに包括的で永久的な承認を与えていない世界の主要な農業生産国の最後の一国である…阻止や大きな反対にも関わらず、この問題は、種子が、合法化されるかどうかではなく、何時種子が合法になるのか、である。
ニューヨーク・タイムズ、10月13日の・ラリーRohter

 どんな結末になるのか?
 この結果は意義ぶかいものになるだろう。ブラジルは、米国(ほとんどすべての大豆がGMである)に次いで、世界の大豆生産国である。ブラジルは、莫大な大豆生産量を期待しているが、新期では、六千万トンになるかもしれないが、三分の一はGMになるかもしれない。もし長期的な合法性がでれば、その割合は速く上がるかもしれず、そして、未来の収穫もそれと共に上昇するだろう。もしインド政府が、また中国に遅れをとることを危惧していて、研究者や農民を自由にさせることになれば、インドもまた、GM米に飛び込んでいくかもしれない。ブラジルもまたそうするかもしれない:その新しい法律は大豆にだけ適用するわけではない。そうすれば、すぐに大きな新しい米の供給が輸出にあてられかもしれない。そうすればGM食物の魔法使いが瓶の外に出てしまうだろう。
エコノミスト、11月20日から

 ヨーロッパでは何が起きているのか?
 英国の農民達は、欧州委員会が、バイオテクビジネス、モンサントによって生産された17種類のGM種子を是認した後に、遺伝子組み替え作物を1998年以来初めて栽培することができるだろう。この決定は、商業用にEU全25か国でGMトウモロコシを栽培する許可命令を農夫に与えるものだが、5年間のモラトリアムを撤回させる。だが、「災害のためのレシピ」として環境保護グループによって非難されているものである。
アンソニィ・ブラウン タイムズ紙 9月9日

 GM支持者達は何といっているのか?
 確かに現代医学と農業のすべての進歩は、「自然に戯れている」と言えるだろう。これは、私に感染がある時に、私が私の医師に私のためにしてくれるように頼む事である。GMテクノロジーに関しては、以下の事を留意すべきである:糖尿病患者のための人インシュリンは、バクテリアでまさしくそのテクニックを使って生産されている。そしてB型肝炎のための優れたワクチンは遺伝子組み替えイーストにおいて作られている。我々が「自然に戯れる」べきではないという考えは、ありそうなことではなく、消費者のニーズに合っていない。
ピーター・キャアンプベル タイムズ紙、9月10日

参照:
Farming's future hangs in the balance
Two of the world's biggest farming nations, China and Brazil, are set to
legalise genetically modified crops. Those who oppose GM farming fear the effects on the rest of the world
Monday November 29, 2004
The Guardian
Guardian Unlimited c Guardian Newspapers Limited 2004

Author:事務局 : 2004年12月01日 15:16