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2004年12月03日

■雌馬出産喪失症候群(Mare Reproductive Loss Syndrome MRLS)

■雌馬出産喪失症候群(Mare Reproductive Loss Syndrome MRLS)
  オーストラリアで原因不明の馬流産病が起きている

 ナイジェル・パーキンズ(BVSc、MS、DiplACT、FACVSc、コンサルタント会社、AusVet動物保健サービス)は、こう述べている:「 2004年3月から11月まで、ハンター谷地域とクインズランド州の多くの雌馬が、同様な病気中に流産をした。少数の農場がヒドイ被害をうけている( 1つの農場で25頭の雌馬の内15頭が流産 )。他方ほとんどの農場では、1件か2件のケースがある。予備的なデータでは、15から20箇所の農場が影響されているようだ。」彼は、この問題を「馬の羊膜炎および胎児喪失(EAFL)」と呼んでいる。ジョン・フリーストン(DVM、Dipl、ACT)、オーストラリアのクールモーに在住する獣医、は、「私はクールモーの状況と前の季節について自信をもって話すことができる、過去5年のどの年よりも、胎盤炎と流産は少なかった。」と言った。

 EAFLとMRLSの間には、病理学者が臍帯の羊膜部分に羊膜炎と感染を見つけたという点で類似性があることが注目されている。しかし、2001年と2002年に合衆国であったような、オーストラリア全土での妊娠期の全ての段階にわたる広範囲に及ぶ流産はなかった。一部のオーストラリアの獣医達は、この時期にこの問題に名札を付ける事には気がすすまないようである。以前ニュージーランドのマッシー大学疫学グループの主任であったパーキンズ氏はさらにこう述べている。「流産は、雌馬を何も病気にしないで、妊娠期間の中期と後期に起こった。最も一貫している病理学的な変化は、羊膜と臍帯の羊膜部の炎症であり、胎児において多様な変化が観察されている。」

 症状は外胎盤膜(絨毛膜)には言うべき関与がない。感染した胎児からの培養されたバクテリアは、普通、土壌、植物、水、に住んでいる範囲の有機体を含んでいる、そしてそれは、動物の病気の典型的な原因であるとは考えられていない。(隔離されたバクテリアは以下を含んでいる:_Microbacterium_ spp、_Cellulosimicrobium_ spp、_Athrobacter_ spp、Curtobacterium_ spp。)

 雌馬流産の同様なケースは、過去数年間、時々ニュー・サウス・ウェールズ州の農場から報告されてきた。小さい農場で、妊娠した雌馬の半分以上が流産した例を含む、と、パーキンズ氏は付言した。パーキンズ氏は、2004年からの病理学記録は、2004年ハンター谷でのすべての流産の1/3までがEAFLによるもので、これらの場合は胎児をとって検死が実施されたものである。

 同件は生産者と研究者にとっては困難で戸惑いを生むケースである

 合衆国では、雌馬出産喪失症候群(MRLS)は、「東テントキャタピラー」(_Malacosoma americanum_)から起こると決論されていた。このキャタピラーはシアン化合物を蓄積する傾向がある。その結果、発育中の胎児の低酸素負担が、雌馬の体システムのシアン化合物の存在に起因するさらなる負担によって、高くされる。この症候群は再生が成功している。希望的には、同産業界が被害を受けないように、オーストラリアの研究者達は原因を決定し、問題を緩和することができるだろう。私達はその結果がわかるのを楽しみにまっている。

参照:
Archive Number20041201.3211
UNDETERMINED ILLNESS, EQUINE - AUSTRALIA (QUEENSLAND)
International Society for Infectious Diseases
Date: 1 Dec 2004
From: A-Lan Banks
Source: TheHorse.com [edited]

Reports have been circulating that there is a disease similar to mare
reproductive loss syndrome (MRLS) occurring in Australia.

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Author:事務局 : 2004年12月03日 15:19