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2005年04月11日

■子供の肥満で寿命が親より短くなりそうである

■子供の食と健康問題
  肥満で寿命が親より短くなりそうである
  米国オハイオ州シンシナティでのサミット会議と地域住民の自覚と取り組み

 地元紙エンクァイアラーの提言とイニシアティブ
 報告者:エンクァイアラー論説委員、クリスタ・ラムゼイ

 次の10年内に、肥満という疫病が米国人の平均寿命を2年から5年減らす脅威が生まれている。歴史上初めて子供達が両親よりは長く生きる事ができなくなるだろう。これが現実になるのを避けることはできる。もしすぐ私達が行動すれば回避できるだろう。3月22日に、エンクワイアラー(Enquirer)紙論説委員会が、全国と地域の指導者を集めて頂上会議を開いた。これは7ヶ月間私達が追求してきたこの危機解決と取り組むためである。その危機は、子供の肥満、不活発、貧しい栄養状況の爆発的な増加、で、ある。だが、この会議に参加する50人の健康、教育、保険、公共政策のリーダー達は、この病気をどう回避するかということではなくて、もっと困難な問題を問いただした:その問題は、「なぜ自分達が住んでいる地域がアメリカで最も健康な子供を育てる事に取り組もうとしないのか?」と、いうものである。

 それは私達を団結させる目標である

 肉体的な運動と堅固な健康を優先事項にする事は、私達の生活を大いに改善するだろう。もしいつも共同体の開発計画が身体活動の機会を増大させるゴールを含んでいるならば、何が起こるかを想像してみてください。またもし州と地域の教育改革が子供の身体的な健康への効果を考慮しなければならないとすれば、どうなるだろうか。また、もし大シンシナティと北ケンタッキーが、住民の幸福に献身する、活発な健康意識が高い所と考えられるならば、市場がどんな風に違ったものになるか想像してほしい。それは、地域と個人としての我々にとって、生活改革をせまる運動である。そしてこの頂上会談の参加者達はそれを進んで取り上げようとしている。スー・ワインスタイン博士、非営利健康教育組織、「発見健康」の取締役、またローレン・ニエメス、「大シンシナティ栄養カウンシル」のディレクター、は、この問題を研究する団体の先頭に立ち、そして、行動を取るために総合計画を開発している。彼らは、地区の政策立案者、ビジネスリーダー、医学コミュニティ、子供のための団体、に、もっと積極的になり、参加するように、要求している。

 地区の子供達の約30パーセントが体重過多であるか、また、そうなりかかっている。最近20年間で、幼年期タイプ2糖尿病の患者が急騰し、医師は思春期の子供達の心臓に血管病の増加を見ている。昨年、オハイオ州は33億ドルを肥満関連の病気に使い、ケンタッキー州は12億ドルを使った。私達は今こそこれらの問題に取り組み、総合的に対処する時であると信じている。そしてここがその場所である。

 シンシナティは、長い間家族を育てるのに良い場所と考えられているが、その郊外と北ケンタッキーは、アメリカ中で子供のため最も健康な場所であるというタイトルがとれそうな利点を持っている。そこには医学機関と研究者が多くいる地域である。彼等はこれらの健康問題をよく理解し、全国的な対応をしていて、コミュニティが解決策を見つけだす事を手助けする用意がある。

 例えば、シンシナティ子供病院メディカル・センターは、子供のタイプ2糖尿病の急増と、肥満との関連を始めて確認した病院である。現在小児健康問題の研究者は、過剰体重の心臓血管病への影響、さらに肥満児における健康リスクのクラスター(類似多発群)を研究している。シンシナティ子供病院メディカル・センターは、病的な肥満児の肥満療治外科を行える全国に6つある子供病院の1つであり、その体重メインテナンスプログラム、「HealthWorks」は、過剰体重子供のコレステロール、血圧、血糖値を相当減少させるので全国的な注目を引き付けている。

 子供の心臓学者で肥満エキスパート、スティーブン・ダニエルズ博士、は、サミット会議参加者に、こう述べている:「肥満は子供と思春期少年少女の健康へ浸透する否定的な作用がある。私達はもうそれを表面的な問題と考える事はできず、深刻な健康への脅威とみなすべきである。私達は、これらの傾向を逆転させるために、私達がコミュニティとして何をすることができるかを決めなければならない。」医学専門家達だけでなく、私達の地方でも新しい決意で行動すべきである。これら子供の肥満問題に対処するのに国の立法者の間ではある場合にはもっと積極的な努力がなされるべきである。

 ケンタッキー州は先月全国的なリーダーシップの役割に踏み込んできた。栄養学的な基準を学校での食物販売に課する法律を通して突破口を開いた。さらにこの法律では学校の生徒に毎日30分の運動を要求している。ルーイビル選出民主党議員のトム・バーチ国会議員、は、この立法を支援して4年間闘ってきた人だが、このサミット会議の参加者であった。オハイオ州でもまた、上院議員レイ・ミラー、コロンバス選出民主党議員、は、学校で販売される食物に栄養学的な基準を課す、また自動販売機による販売規制を課す、立法を、導入しようとしている。またトレド上院議のテレサ・フョードルは、もと多くの身体教育を要求する立法を支援している。私達の地方もこの両州の努力から知恵をかり、拡大させる事ができる。(中略、、、、、、、、、)

 近年では、私達は、共同体の栄養状況へ創造的な努力をする興味を、散発的ではあるが、深めている。新鮮な地域の産物が入手できる事が少なくとも議論に挙がってきていて、一部の地元のシェフが生産者と協力したり、ある共同体は農民の市場を支持している。自転車用通路と歩道のように、新鮮な食物市場と健康な食品へのアクセスは、すべての開発計画で、取り上げるべき課題である。そして、ラブランド市の学校では、私達の地域は、よい栄養を優先事項にして、その政策を立てて、実行している地区の立派な模範を示している。

 それでも、古い諺が助言するように、生徒は、先生が到着する前に、用意ができてなければならない。そして、そこは私達の編集スタッフがこの健康サミット会議で貢献したところである。私達の5回シリーズ論文、「健康な子供、健康な未来」、への市民の反応で我々が確信した事がある。それは地域の住民がこれらの問題にとても関心があり、地域ぐるみでの解決策に参加する気持ちを持っている。600人以上の読者―両親、事業者、教師、祖父母、さらに子供達自身―が、子供の健康を改善するために何かをすることを誓った。彼等の行動はインスピレーションを与えるものであった。ある人は使いを果たすのに車をやめて歩き、学生に家族の健康履歴を研究させたり、学校へのパンに全粒穀物を使う会社を始めたりした。一人の読者、北アヴォンデイルのコーリー・エドワーズは、こう簡潔に述べている:「私は、私の市がこの問題について何かをしようとしているのなら、私も何かすべきであると決心したのです。」今こそ問題解決の時であり、ここがその場所である。アメリカで最も健康な子供の故郷にしよう。勿論そうしようと私達は言う。
報告者:クリスタ・ラムゼー、はEnquirer氏の論説委員会のメンバーである。

kramsey@enquirer.comにメールする。

参照:
We can have the healthiest kids in America
Sunday, April 3, 2005
By Krista Ramsey
Enquirer staff writer

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updated 12/19/2002.

Author:事務局 : 2005年04月11日 16:35