« ■世界的に問題になっている子供達の行動障害は、栄養摂取の問題であるという研究が発表される | メイン | ■ドイツでのヒキガエルの多発死は診断がついていない »

2005年05月30日

■マレイシァ高地で山水を利用したチャイブ(葱)無農薬栽培の実践

■マレイシァ高地で山水を利用したチャイブ(葱)無農薬栽培の実践

 農夫がチャイブの栽培で殺虫剤の使用を拒絶している

 マレイシァ、キャメロン高地:ラウ・クアン氏はその作物は有機であると公認はされていないけれども、過去7年間殺虫剤なしのチャイブを生産することを貫いてきた。彼は、もし農薬を用いるならば、2倍の増産があるだろうが、殺虫剤を使うのを拒否してきた。ラウ氏は、カリフォルニアのピアース大学農業教育センターの科学専攻の卒業生であるが、最近こう述べている:「私は化学薬品の臭いを我慢することができません、私は、生物を殺すという考えが嫌いです。有機農業をやっているときに、殺虫剤が必要ではない植物や野菜を捜すのは当然の事である。」ラウ氏は、62歳で、自分の野菜を週2回、山からの水を、15kgの有機堆肥と容量2730リットルの水タンクからの尿素500gmと混ぜて、与えている。

写真説明:最近キャメロン高地の彼の農場で六週間たって厚いナイロンネットでチャイブをカバーしているラウ氏。

 彼は彼のチャイブを6週間成長させて、葉部の先端を半分切って、根覆いと肥料として使っている。彼は、その後残りのチャイブを、収穫前に白くすることとして知られているプロセスで、10日間厚いナイロンネットでカバーをする。ラウ氏はこう説明する:日光を制限する事によって、チャイブを、より柔らかく、繊維が少なく、旨くする事ができる。彼は、毎日この作物約25kgを収穫して、キロあたりRM10の値でイポーとクアラルンプールの野菜卸売業者に売っている。ラウ氏は、顧客達からの積極的なフィードバックがあるのだが、「連邦農業マーケティング局」が彼の努力を認めているのかどうかわからないと言った。

写真説明:キャメロン高地のラウ氏の農場で葉に残っているカタツムリ

 彼はこう述べている:もっと多くの農民達が有機農業を採用する必要がある。特に、温室型の農業が必要である。彼は政府が最低100ヘクタールの土地を有機農業の為に別に取る事を要求している。できれば、殺虫剤を使う従来の農場から離れた所が望ましい。「たとえマレーシアがそのテクノロジーを持っていなくても、私達は海外からそれを取得し、それを可能にする方法を地元の農夫に教育すべきである。

 ラウ氏はこう言った。「世界は有限で、私達は、農業のよりよい、また環境に友好的な方法について考える必要がある。そのアイデアは、よりよい品質、高い生産量を同じ地域で生み出すことである。」生物工学が答えになりうると、彼は付け加えた。多くの農夫にとっては、有機農業は利益があるようには見えないかもしれないけれども、ラウは、利益が高いものになりうると思っている。彼はこう述べている:「もしそれを正当に進め、殺虫剤なしで作物を育てるならば、私は、消費者がよい品質へお金をもっと払うことを気にしないと思う。」

参照:
The Star Online > News Monday May 16, 2005
Farmer rejects pesticide use in growing chives

Related Stories:
Lau finds happiness in flowers
More @ The Star Online:
Copyright ? 1995-2005 Star Publications (Malaysia) Bhd (Co No 10894-D)
Managed by I.Star

Author:事務局 : 2005年05月30日 10:21