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2005年11月11日

■米国の親達の子供が食べる物への不安

■米国の親達の子供が食べる物への不安
  農薬による食品影響へ不安が高まり有機食品が選ばれている
  自然食品摂取で子供の体内残留薬物が急落減少する事が発見される

有機育児食販売は昨年以来約18パーセント急増し、自然食品販売成長
は二倍になっている
 

WASHINGTON発: エリン・オニールには、二人の娘がいて、彼女のメリーランド州アナポリスの家では、有機チーズ、ミルク、果実、野菜、が冷蔵庫に備えられている。彼女は、子供の食べるものに、殺虫剤、ホルモン、抗生物質がないもの、遺伝子工学で操作されていない食物を求めている。彼女はそのため有機食品を買っている。こういう親の数が増大している。エリン・オニールさん(36歳)は、こう述べている:「農薬の問題は本当に怖いです。私の子供の体のなかに入って行く化学薬品の量を考えるだけで気が動顚します」 有機育児食の販売は昨年以来で約18パーセントを急増していて、マーケティング情報会社、ACニールセン、によると、全体の自然食品販売の成長は二倍になっている。

需要が高まるなかで、子供のための有機食品は自然食品店の枠を飛び出している。例えば、「地球最善育児食」、自然食品と野生オート麦市場の主力会社は、「トイザらス」社と「ベイビーズR US」社と全国販売配布の取り引き契約に丁度達したところである。「ガーバー」社は、「優しい収穫」ラベルの下で有機育児食を売っている。Stonyfield農場のYoBabyヨーグルトは国中いたるところのスーパーマーケットで売られている。子供の健康についての不安は、子供は食品中の毒素に無防備である、と、北カリフォルニアの小児科医、アラン・グリーン、は述べている。子供が速く成長するにつれて、子供の脳と器官が形成されていくので、子供は体の大きさのわりには、大人よりも多く食べるようになる。

グリーン氏はこう述べている:、「割合でいけば、子供は殺虫剤を大人よりも高い濃度で獲得する事になる」と言った。彼は自分の著作の中でも、また彼のウェブサイト(www.drgreene.com)でも自然食品を促進している。新しい政府出資の研究はこの懸念をさらに深めるものである。一つの研究では、子供のダイエットを通常から有機に切り替えると、子供の体内農薬レベルがほとんど直ちに急落する事が発見された。子供に検出された殺虫剤の量は、その子供のダイエットが従来の食物に戻されるまでは、検知不能な状態がつづいた。

エモリ大学のチェンシェング・ルーは、「私達はそのようにドラマチックな形でその数字が下降する事を期待しなかった」と言った。彼は、この環境保護局が出資した研究を率いている。ルー氏の発見は科学誌、「環境健康パースペクティブ」の2月号で発表される。

科学者達は、どのように殺虫薬剤が子供に作用するかをずっと解明しようとしている、と、述べた。だが、彼は、鉛の健康への障害を証明するのには数年かかる事を留意している。この不確実さがあるので、両親、特に新しい母、またはやがて出産する母親、は、競って自然食品に切り換えている。多くの母親は有機食品の素材で自分達自身で育児食を作ってさえいる。ジョディ・ヴィレッコ、自然食品栄養士は、「それは難しい事だという評判があるのしょう。でも、そうなる必要はなく、いったん規則的に何かを作る習慣ができたら、ずっと容易になります」と言った。

ジョディ・ヴィレッコ、は、「自然食品と母親業」という雑誌の巡回講義シリーズにおいて、ナイフで、バナナを削って、粥状のものを作ってみせて、「ほらこれで、ベイビーフードができました」と述べている。彼女は、人々が小分けした多量の育児食を作り、製氷皿にそれを凍結保存するように勧めている。有機食品を食べる事は確かに安くはない。しかし、グリーンとルーはこう述べている:親には選択の余地があるんです。もし有機食物を買う余裕がなく、探す余裕も作る余裕もなければ、農薬残留が低い事が知られている果実と野菜を買うのです。「環境ワーキンググループ」、ワシントンが本拠の活動グループ、は、一般食料雑貨店で売られている果実と野菜の殺虫剤レベルにたいするガイドブックを出している。その情報は、「農業省」と「食品医薬品局」からのデータに発見される事項に依拠している。

このガイドブックはこう述べている:最低殺虫剤残留レベルは、アスパラガス、アボカド、バナナ、ブロッコリ、カリフラワー、スイートコーン、キーウィ、マンゴ、タマネギ、パパイヤ、パイナップル、スイートピーに、発見されている。他方、最も高い殺虫剤レベルは、りんご、ピーマン、セロリ、サクランボ、輸入ブドウ、ネクタリン、モモ、洋ナシ、ジャガイモ、赤ラズベリー、ホウレンソウ、イチゴに発見されている。

育児食の他では、酪農製品、軽食品が、急速に有機食品の成長セグメントになってきている、と、「有機産業連盟」、有機業界団体、は述べている。軽食品は、スーザン・グーガンにとっては優先事項である。彼女は今44歳で、コロラド州ボールダーに住み4人の少年の母である。彼女は子供達が赤ん坊だったころから子供の食べ物を自分で作っていた。現在彼女は子供達が欲しがるクッキーとホットドッグは有機のものを買っている。彼女はこう語っている:「彼等はOreos商品が大好きです。彼等が私に聞きます。これを買っていい。私は相変わらずだからこう答えます。その成分表を私に読んでちょうだい。子供達は笑ってその一部を読んでくれます。私はいいます。それは棚に戻したほうがいいね」

Organic Trade Association: http://www.ota.com
Environmental Working Group guide:
http://www.foodnews.org/pdf/walletguide.pdf

Author:事務局 : 2005年11月11日 09:58