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2006年01月05日

■パキスタン人口の約70パーセントには安全な飲み水がない

パキスタンの劣悪な飲料水供給事情が多くの病気の拡大を起こしている

連邦政府と地方政府の今後の課題

-飲み水が病気の拡大を起こしている-

イスラマバード発:国家経済会議実行委員会(Ecnec)は以下の報告を受けた:安全な飲料水の入手可能状況は陰鬱なもので、様々な病気の拡大を引き起こしている。パキスタンの人口約70パーセントは安全な飲料水にアクセスができない。水源の水質が、様々な人の、産業の、および農業の活動のインパクトで変化させられてきた。これらによる水質汚染物質、例えば、細菌、化学物質、毒性物質、産業廃棄物、または高濃度廃水、が、水を飲むのを不適切にしている。そのような汚染物が以下の病気を引き起こしている:循環器官障害、皮膚障害、腎臓被害、胃腸障害、チアノーゼ乳児症候群、癌と神経系統障害のリスク増大等、がある。

国家経済会議実行委員会(Ecnec)の会議が14日に総理大臣シャウカット・アジズが議長で招集され、科学技術省によって報告書が提出された。それによって飲料水供給の恐い状況とこの点の怠慢が明らかになった。それは次の事を示唆している:生物学的起源の汚染物/汚染物質は、藻類、バクテリア、原生動物、寄生虫、の様な微生物であり、ウイルスは、肝炎、コレラ、腸チフス、赤痢、小児麻痺、クリプトスポリジウム症等を引き起こす。この報告は次の事が観察された事を明かした:過去に水を濾過するある植物が設置されたが、そのほとんどが機能をはたしていなかった。その原因は、不適切なデザイン、非認定材料の使用、貧弱なメンテナンス、すすぎ水と逆流洗浄システムの設置があり、科学的なデザインの劣悪さがあった。

パキスタン水資源調査協議会(PCRWR)は、規則的に監視される水濾過プラントのインストールを提案していた。水質の必要なデータはこれらのプラントから収集されて、査定されて、科学的な根拠に基づいて大規模プラントの設置に取り入れていく予定である。さらに、これらのプラントは、地域のテクノロジーと素材を使って建てられるものとする。地方自治体はこれらのプラントの操作とメンテナンスに責任をもつ事にする。

科学技術連邦省大臣、Ch Nauraiz Shakoor Khan氏、は、この報告の確認を報道機関から接触を受けて、こう述べている:安全な飲み水の入手可能状況は見込みがよくない、しかし政府は、病気の広がりが起きないように取り組もうとしている。段階的政権委譲計画の下では、地方政府は、安全な飲み水を含む基本的な設備を、地域社会に提供する効率的なシステムを開発する権限を与えられている。

同氏はさらにこう述べている:この計画は根本的な施設設置を援助して、関係職員にすでに完成している給水計画の問題点を識別できる能力をつけさせるものである。さらにこの計画は、連邦政府と地区政府が協力する関係を推進し、安全な水の支給の支援を与える、媒体としてはたらくものである。この計画の目的は、18の地域にサービス指向の水質監視研究所を開発すること、および地区政府の技術職員の能力を育成する事である。

Author:事務局 : 2006年01月05日 19:04