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2006年02月09日

■中国で乳牛にFMD(足口病/口蹄疫)擬似疫病の勃発が報告される

リヤオニン州にある村の200頭以上のミルク雌牛の病気の起源はまだ分からないが、農夫達は、最近12日で発病を農業省に2回報告してきた、と、中国ビジネスニュースは2006年2月7日に、報じている。同新聞は農業省獣医局の役員の発言を次のように引用した:「私達は2つのリポートを受け取った。私達は、リヤオニン農業当局にそのリポートを調査するよう命じたけれども、何も発見できなかった。私達はさらにリヤオニン当局に再びそれを調査するように命じるつもりである」

Kangping郡Liangjiaの村民、リュウ・ジアンフア、は、2006年1月8日に1番目の発病を地元の疫病防止ステーションに報告した。彼は、隣人によって飼育されているミルク雌牛の何頭かが過剰な唾液を分泌して、胸部皮膚に水疱ができているのを発見した。リュウ氏はこう言った:疫病防止ステーションは、人員を病気の雌牛検査に送った後にこの発病を当局の高地位官吏に報告すると述べた。2006年1月17日の朝に、リュウ氏は、彼のミルク雌牛の2頭が同じ徴候で害を被っているのを発見した。彼は、それを報告するために再び疫病防止ステーションに電話した。30分後に、同ステーションのディレクターが彼の家に来て、雌牛が摂氏40.3度の熱を持っているのが分かった。

疫病防止ステーションは、それを上役に報告すると伝えた。その午後に、郡獣医局から5人がリユウ家に来たけれども、水疱が壊れていたのでテストをすることに失敗した。2006年1月19日の時点で、リユウ氏の6頭の雌牛が現在感染していて、ミルクを生産することができない、と、リユウ氏は言った。当局は、もし病気の雌牛を処分すれば、リュウ氏は1頭の雌牛ごとに1200元(USD149)を得ることができると言った。2006年1月23日に、疫病防止ステーション・ディレクターにより率いられたチームが、Liangjia村に来て、消毒[素材]のバッチを個々のミルク雌牛農民に分配し、口蹄疫を防止するために、村のミルク雌牛すべてに予防接種をした。

中国ビジネスニュースによると、リヤオニンの獣医当局はLiangjia村での勃発はFMDというよりも普通の伝染病であると、言った。リュー氏は、彼が最初の発病を報告して以来約1ヶ月になるが、この病気が何なのか分からないと言った。彼は彼のミルク雌牛を売りたかったけれども許されなかった。従って、今のところ、彼はまだ毎日彼の牛を飼うために10元の金を払う必要がある。Liangjia村には、26の家族がミルク雌牛を飼育している。現在同村で飼育されている300頭のミルク雌牛の内70パーセントが、この病気に罹っている。

中国全獣医ステーションの副ディレクター、Yu Kangzhen、を引用して、FMDは人には害を与えないけれども、動物には危険である、と、同ニュースは伝えている。彼はこう言った:もし病気が確認されるならば、病気の雌牛は抹殺処分されなければならず、営業は完全に禁止されるべきである。

[Byline: Zhang Liuhao]

Author:事務局 : 2006年02月09日 15:52