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2006年02月23日

■アフリカケニヤの農業事情

 超換金作物ヴァニラ栽培に賭ける農民の夢

アフリカケニア発:ケニア人は間もなく地元で育てたヴァニラで、ヨーグルト、クリーム、ケーキにバニラの香りをつける事になるだろう。そして、ケニア農民の間に興奮の波が進んでいる、それはこれまで、南アメリカでしか栽培されていなかった、稀な栽培を始めるからである。噂では単一のヴァニラの木で百万長者になれると言っている。1キロの豆で国際市場でSh7000を稼げるというのである。

現行の相場では、ヴァニラの木が花をつけて、翌年までうまく世話をされれば、小規模農夫の大多数が百万長者になれるかもしれないからだ。すでに約460人の農夫がこの作物の栽培を始めていて、すぐにこの製品を輸出し始めるだろう。彼らは約5000本のヴァニラの木を植えていて、その木が現在芽をつけている。彼等のほとんどが約10本の木をそれぞれ植えているので、1季節で個々の農夫が平均Sh700000を稼ぐ事が期待されている。この作物は成熟するのに3年が必要であるので、2008年に収穫できる予定である。

ヴァニラの栽培は、小規模ではハイチ、ハワイ、オーストラリアで行われているが、主にはマダガスカルとメキシコが主要産地になっている。主にコーヒーと茶の栽培ゾーンであるケニアのニエリ地域の農夫は、労働集約ができるヴァニラ栽培を支持して、他の2つの換金作物をゆっくりなげだしている。一人の農夫、スティーブン・ワチラ氏は、バニラの価格が4年ごとにマダガスカルで起きる台風のため上がるかもしれない、と、述べている。この作物の世話は大変であるが、農夫達はその挑戦に挑む覚悟ができている、と、彼は言った。この植物が一度芽吹き始めると、それが開花するまで、日陰の下で保持される必要がある。授粉の間には、農夫は、ヴァニラを手で他花受粉させるため早朝6時に起きなければならない。

この授粉をする特別な蜜蜂は南アメリカでしか発見されていない。結果として、ケニア地元の農夫は背骨を苦しめる受粉作業のプロセスで奮闘しなければならない。「私達は私達の作物を買うことに興味があるいくつかのアメリカの企業と話会いをしました。ヴァニラが開花をはじめると、私達は彼等に連絡することになっています」とワチラ氏が述べた。だが干ばつが大問題になる。この農夫達は世界市場で自分達のヴァニラを識別させる商品名を登録することを計画している。しかし、荒れ狂う干ばつが困難事になる事が分かっている。一部のヴァニラの木が立ち枯れになっているからだ。ワラチ氏は、1000本以上の木を持っているが、すぐ雨が降ってくれなければ、夢の作物がもたらす数百万の金に埋まる夢を忘れなければならない。

一部の農民は一本Sh350で西ウガンダからヴァニラの木を買っている。さらに、それを育てるコストはとても大きい。ウガンダ人達は、現在、自分達の栽培が犯されるのでヴァニラの木をケニア人に売ることを躊躇している。ワチラ氏はこう言った。「ウガンダ人の家の前でキャンプまでして、快くそれを売ってくれる人を探しまわらなければならないのです」

Author:事務局 : 2006年02月23日 10:36