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2006年04月21日

■香港のスーパーで売られている野菜に危険なレベルの農薬が検出される

大型スーパー、パークンショップとウェルカム、は、中国本土から80パーセント以上の野菜を買い入れている。この2店によって売られた野菜の55サンプルの30%に過度なレベルの農薬が検出された。DDT、リンダン、デルタHCHなど禁止されている殺虫剤が、55サンプルのうちの5つに発見された。

人気野菜のサンプルに、殺虫剤クロルピリホスが含まれていて、欧州連合許可レベルを240倍も超えていた。農薬の長期的使用は慢性中毒、生殖機能障害、神経系統障害を起こす可能性がある。化学薬品の一部は、母乳によって胎盤を経て、胎児と幼児を汚染させる可能性がある

香港の野菜に高レベルの残留農薬が出る

ホンコン:(ロイター通信発):グリーンピースは、香港の2つの主要なスーパーマーケット・チェーンによって売られている新鮮な野菜に禁止されている殺虫剤と他の科学薬品の過度なレベルを、発見した。環境グループはこう述べている:その2つのチェーンストア、パークンショップ、ウェルカム、は、中国本土から80パーセント以上の野菜の供給を受けている。中国本土では、特に香港のすぐ北にある南部広東州で、多くの禁止された殺虫剤がまだ違法に使われている。この二つのスーパーマーケットは200以上の小売店を持っていて、香港の新鮮な野菜の30パーセントを供給している。殺虫剤の長期的な消費は慢性中毒、生殖機能障害、神経系統障害を起こす可能性がある。グリーンピースはこう述べている:その化学薬品のうちのいくつかは、母乳を与えることによって胎盤を経て、胎児と幼児に移される可能性がある。

グリーンピースのスポークスウーマン、アップル・チャウ、はロイター通信社にこう伝えた:「最も深刻な場合には、流産と出生児身体異常のリスクさえもありうる」同グループは、2005年11月から2006年3月まで2つのチェーンよって売られた野菜の55のサンプルをテストした。その内、17、30%が、殺虫剤の過度なレベルを含んでいた。香港でポピュラーな野菜、チョイサム、の1つのサンプルに、殺虫剤クロルピリホスが含まれていて、欧州連合で許可されているレベルを240倍超えていた。Cypermethrin、もう一つの殺虫剤、は、1.2倍から5.8倍、EUの許可レベルを超えていた。DDT、リンダン、デルタHCHなどの禁止されている殺虫剤が、55サンプルのうちの5つに発見された。DDTは作物への使用が禁止されているのだが、それは中国の複数の地方で農夫によってまだ使われている。

この研究調査は敏感な時期に出されている。世界が、中国がグローバルな村にどう合致しようとしているか、また2008年のオリンピックを主催する準備でどうしているか、を密接に見守っているからである。汚染野菜を売っているパークンショップは、ハチソン・ワンポア社によって所有されている会社の一つで、豪商リー・カ・シンによってコントロールされている複合企業の所有である。またウェルカム店は、アジアの小売店、DairyFarm International Holdings Ltdによって所有されている。

Author:事務局 : 2006年04月21日 09:50