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2006年06月28日

■世界最大のテキサス州綿栽培平原が天候異常で干上がっている 2006.6.16

テキサス州では年平均温度が州全体で4度高くなり、1895年以来で2番目に熱い時期が1月から5月を通じて続いている。熱と乾燥の二重苦で、熱気はさらに耐えられないものになっている。

生産者達が5月1日に綿の植え付けはじめて以来温度は21日間続いて上昇した。綿の木は種子が発芽するのに湿った土地が必要だが、この熱い雨がない異常気象が土から湿度を急速に奪い綿が成長できなくなっている

-熱い、乾燥している気候条件がテキサス州の綿作を阻害している-
AP通信LUBBOCK発 テキサス州大農場主ビリーティラーの5000エーカー綿畑が、高温の天気と、これまでで最大乾燥の為干上がっている。米国で最大の綿生産の州が2年続いた豊作の後に、ティラー農場のような多くの綿作農民が未来に不安をもっている。世界最大の綿作地である南部平原で1982年以来綿栽培耕している、ティラー氏はこう述べる:「私はこんな事には一度もあったことがない。雨がたっぷり降ってくれるまでは、我々は重大な困難に面している」熱い、乾燥している天気がテキサス州の多くの地域を横切って続いている。4月間の雨は重大な干ばつからテキサス州のほとんどを一時的に救ってくれたけれども、5月1日以来、ほとんどの地域はカラカラで雨がない、と、国立測候所の気象学者、ビクター・マーフィー、は、述べた。

テキサス州全体にわたって、5月の間の降雨量平均は通常平均をずっと下回る8.48インチとか2.46インチであった。これは112年間で21番目に乾燥した期間になる。また、テキサス州は、通常年平均が州全体で4度高く、1895年以来で2番目に熱い1月から5月になっている。マーフィーはこう言った:「熱と乾燥の二重苦で、熱はさらに耐えられないものだ」ラボックでは、生産者達が5月1日を植え付けはじめて以来、温度は21日続いて、F95度以上に上昇した。5月間の通常の最高温度はF83度である。天候サービスの気象学者、ロン・マックィーンは、6月の正常な最高水準はF90度である、と、述べた。綿の木は種子が発芽するのに湿った土地が必要で、この熱く、乾燥している条件が土から湿度を急速に奪っている。

綿農民のティラー氏は、彼の綿収穫の半分は失うだろうと思う、その綿は降雨に完全に依存する乾地品種である、と、言った。彼はブラで5月5日と12日の間に植え付けをした。ブラ地域では今年はラボックより雨が少なかった。彼は言った:「通常は2ヶ月後にはワタの木は高さが約6インチになる。だが高さは1インチまたは2インチににしかならないだろう」ショーン・ウェード、41の郡地域を見ている「平原コットン栽培者」のスポークスマン、は、他の農民達も危険に面している、と言った。ウェードはこう言った:「作物を成長させることができない。作物を先に進める作業が全くできない、それはとてもひどい」難しい条件がテキサスでは豊作と背中合わせで起きている。テキサス州は昨年綿毛の白ファイバーを850万ベイル生産し、780万ベイルの2004年のレコード収穫を9パーセント上まった。

ティラー氏はこう言った:一部の生産者は他の作物を栽培するかもしれない。または再び綿をトライするかもしれない。しかし、それは楽な決定ではない。種子のコストは上がっているし、ディーゼル重油のコストは上がっている。肥料の値段も、天然ガス価格が上がっているので、直接的に増加している。もし農民が作物損失保険金請求を申し込むのならば、生産者は一定の期日までに綿を植えつけする必要がある。農民はその後で、ミロのような他の作物に植え替えることはできる。温度が通常より暖かくなることが予想されていて、そして降雨が通常以下になる同様な見込みがある。マックィーンはこう言った:「あいにくだが、6月の終わりまでの展望はよくない」

Author:事務局 : 2006年06月28日 15:34