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2006年06月08日

■癌細胞はおおくのたんぱく質を生み出している

生命を延ばす不思議なタンパクの働きが発見される

癌細胞は多くのたんぱく質を生み出している
科学者達は、人間の癌と「微小な虫」の間に不思議な「リンク」を発見した、と、述べている。科学ジャーナル《SCIENCE》の中で、カリフォルニアの研究チームは、人間の中の癌を阻止できる蛋白が、顕微鏡でしか見えない虫(複数)を、長く生かすのに鍵になる役割を果たしている、と、述べている。統計的には、人が長くいきればいきるだけ、それだけ癌になるチャンスがより大きくなる。しかし、科学者達はこの方程式の真実を認めているけれども、なぜいったいなぜそうなるのかは全く理解できていない。

たんぱく質の欠落からか?

人間の細胞が癌になるかどうかを決定する鍵になる要素の1つは、いわゆる「チェックポイント」と言われるたんぱく質である。このたんぱく質が、損われた細胞が分割するのを阻止して、人々に癌が出るのを防止している。それで今度、カリフォルニアの科学者達が以下の発見をしている:《C.elegans》と呼ばれる微細な虫からこの同じたんぱく質をこの科学者達が除去したら、この虫が通常より30%も長く生き延びていった。この科学者達は以下の推論をした:人間でこのたんぱく質が欠ける事は、人間もまたより長く生きる事を意味しているかもしれない、だが癌になるリスクは増大するだろう。

この研究者達は、このたんぱく質の両面的な機能はさらなる重要な問題を提起している、と、考えている:即ち、このたんぱく質の存在は、短いけれども癌なしの生活を人々に保証するのか?この研究に関係した科学者達はこう述べている:癌と老化の両方を「インパクト」させる他のたんぱく質(複数)が存在していそうである、そして今後の研究の焦点は、これらのたんぱく質を作る遺伝子のカタログを作りあげ、どの蛋白が医薬的な治療での最善の有力候補になるかを見つけ出す、事である。

Author:事務局 : 2006年06月08日 10:22