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2006年07月07日

■プラム・ポックス・ウイルスが桃の木に出る

米国から日本への果実類製品輸入が多いなか、果樹のウイルス「プラム・ポックス・ウイルス」が桃に検出されている。米国農務省が根絶対策を取っている。

-ペンシルヴァニア州-

米国農務省は以下のように述べた。ペンシルヴァニア州アダムズ郡の商業用モモの木が、「プラム・ポックス・ウイルス」におかされている事が発見された。これは2006年での初めてのものである。 農務省長官デニス・ウォルフはこう言った:「私達の監察官が今年最初のこのウイルスで陽性が出た商業用果樹を見つけた。それは、アダムズ郡メナレン区の「隔離されている地域」に位置している。このウイルス検出の結果で、隔離区域を拡張する必要はない。 モモの木の8エーカーブロックで単一の木がこのウイルスで陽性である事が判明し、影響をうけているのは1人の栽培者だけである。全体では、この検出の結果として15エーカーの核果樹木が除去されなければならない」プラムポックスウイルスは果実の生産を深刻に減少させる、感染した果実は、変形するか、傷ついたようになり、木から尚早に落下する場合がある、と、同省は報道機関への発表で述べた。

報道機関への農務省の発表文書はこう述べている:「しかし、プラムポックスは、感染した果実を食べても動物または人々には害を起こさない。農務省監察官が、感染した木が植えてある2つの居住用敷地を見つけた。1つの敷地はカンバーランド郡南ミドルトン区にあるが、それは既存の隔離区域内にある。他の敷地は、アダムズ郡フランクリン区にあり、小さい隔離区域が設置されるだろう。両方の場所の所有者には通知がゆき、感染した樹木は取り去られた」このウイルスに感染した木が見つかった時には、農務省は、感染した木のまわりに500メートルの緩衝地帯を設置して、その区域内のあらゆる核果木の除去と壊滅処分を命令する。

プラムポックス菌は潜行するウイルスで、それが木で検出されるには、一般に2年から3年までのテストを必要とする。米国農務省はこう述べている:フランクリン郡区の個人所有敷地周辺の小さい区域が隔離されるが、これでこの地方自治体が隔離内に入れられるアダムズ郡で7番目の地区になる。ウォルフ長官はこう言った:「ペンシルベニア州はこの疫病に対して効果的な根絶プログラムを持っている。私達はこのウイルスで陽性になるサンプルを見つけるのが続いているが、1999年に私達がこのプログラムを始めて以来、このウイルスは大きく減少している」核果木を植えつける事の禁止が、隔離下のすべての地域にある所有地に実施されている。

植え付け禁止に含められている植物種は、モモ、ネクタリン、アンズ、サクランボ、プラム果樹、である。また紫色葉プラム、サンド・サクランボ、花アーモンド、花サクランボなどのような多くの鑑賞用、花果樹、低木種が含まれている。ウォルフ長官はこう言った:農務省は被害地の監視を続けて、今年最低23万本のテストを実施する予定である。プラムポックス菌根絶プログラムの詳細、隔離処置詳細、この病気の歴史の情報には以下:電話1-717-772-5226   (click on the 'Animal and Plant Health' link, then 'Plum Pox').

Author:事務局 : 2006年07月07日 09:08