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2006年09月15日

■ナノテク繊維利用で病原菌検出をする「ナプキン」が開発される

土に還元可能な吸収性拭き取り繊維は、多くの生物学的な危険因子と化学薬品に対する抗体を含ませた「ナノテクファイバー」を持っている。
ナノ繊維の抗体はどんな危険な病原菌にも選択的に引っ掛る。

このナプキンで対象の表面をただ拭くだけで、含まれている抗体が、バクテリアまたはウイルスの存在をナプキンの色を変化させる事で知らせてくれる。その危険因子が鳥インフルエンザでも、狂牛病でも、脾脱疽でも適用できるだろう。

-科学者達は危険を検出できるナプキンを創りだした-

ITHACA、N.Y発.2006年9月13日(AP)

コーネル大学の研究者達が、バクテリア、ウイルス、また他の危険な物質を検出することができる「ナプキン」を開発している。このナプキンは、特別なナノ技術による繊維で作られていて、調理準備または健康ケアにおいて商業用の用途を持つことができる、と、マーガレット・フレイ、コーネル大学の繊維科学とアパレルデザイン教授、は、述べている。フレイ教授はこう述べている:「それは非常に安く、それを使用するのに高い訓練を受ける必要はなく、発見したいどんなものに対しても活用できる。だからもし人が例えば精肉業プラントで働いていたら、ハンバーグステーキの上にナプキンをさっとかぶせて、病原性大腸菌を容易に検出できる事になるでしょう」

この土に還元可能な、吸収性をもつ拭き取り繊維は、普通の家庭にあるナプキンと、同様だが、多くのバイオ危険子と化学薬品に対する抗体を含む「ナノテクファイバー」を持っている。これを使用する人は、このナプキンで表面をさっとただ拭くだけでよく、含まれているそれらの抗体が、バクテリアまたはウイルスの存在をナプキンの色を変化させる事で、信号を発する事になる。「これらの抗体は、どんな病原菌でもそれらがマッチするものを選択して引っかかりとれなくなる。我々は、この方法を使えば、理論では、その時に危険をおこすものを何でも検出するようにこのナノ繊維を作動させる(activate)ことができるはずである。その危険が鳥インフルエンザでも、狂牛病でも、または脾脱疽でもかまわないのです」と、同氏はのべている。

フレイ教授は彼女の研究成果をサンフランシスコで開催しているアメリカ化学協全国大会で11日に報告した。

彼女は、彼女の研究チームは特許を申請中で、このナプキンはまだ商業用生産には数年かかるだろうが、商業用パートナーを捜していると、述べた。

Author:事務局 : 2006年09月15日 08:50