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2006年09月21日

■畜産現場で実行可能な「足口病/口蹄疫」感染テストの開発が進む

英国の/足口病/口蹄疫危機では全体で650万頭の家畜が抹殺処分されていた。だが、100万頭以上の家畜が、研究所のテスト結果が感染立証をする前に、疑惑発生24時間以内に屠殺処分されていた。
「動物健康研究所(IAH)」の研究では、2001年の感染危機時に口蹄疫を持っていたと疑われた羊牧場の三分の一はこの疫病に感染していなかった。
この研究結果を受けて、「動物健康研究所(IAH)」は、「牧場現場」で実行できるテストを確立する研究を進めている。それは研究所の分析結果を待つ必要がなく獣医が農場で使用できる感染テストになるだろう。

-多くの牧場は『FMD/足口病/口蹄疫』に感染していなかった-

2001年の感染危機時に口蹄疫を持っていたと疑われた羊牧場の三分の一はこの疫病を持っていなかった。羊牧場の約38%、感染疑惑を持たれた全家畜の23%は、この疫病に罹っていなかった、と、「動物健康研究所(IAH)」の研究結果が示唆している。100万頭以上の家畜が、研究所のテスト結果が発症を立証する前に誤診されて、疑惑が起きて24時間以内に屠殺処分されていた。「動物健康研究所(IAH)」は、「獣医レコード」において発表されたこの研究結果を受けて、より迅速な畜産現場に依拠した罹病テストを発展させようとしている。

口蹄疫の危機の時には科学テストには数日が必要であった。だが防疫の方針は、病気が広がっていくのを防止するため、発病の疑惑がある家畜は24時間以内に屠殺することであった。家畜の診断は現場からの徴候からなされた。しかし特に羊は、口蹄疫からの病害のように見える他の多くの健康でない兆候を持っているものである。

- 『牧場現場での』テスト-

「動物健康研究所(IAH)」は、「牧場ペンに依拠した」テストを行えるようにする研究を進めている。現在では、テスト原型を作りだそうとしている。「動物健康研究所(IAH)」は、研究所の分析結果を待つ必要がなく獣医が農場で使用できるテストのプロトタイプに取り組んでいる。一つのテストでは、家庭での妊娠テストに類似した使い捨ての機器を使ってウイルスのたんぱく質の「コート」を検出するものである。もう一つ別のアプローチでは、このウイルスの遺伝形質が検出するものである。この研究資金は、「環境・食物・郷土省」と欧州連合によって提供されている。2001年の足口病/口蹄疫の勃発は、1967年以来最初の勃発であったが、650万の家畜の屠殺処分がなされて、経済的には85億ポンドの損害をもたらした。

Author:事務局 : 2006年09月21日 12:49