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2006年10月06日

■米国の生ホウレンソウによる広域食中毒アップデイト

死者も出ている139件の食中毒の原因はカリフォルニアで生産・加工されたE・コーライ菌に汚染された生ホウレンソウによるものだと判断されている。
さらに牧草地の牛排泄物に同菌株E・コーライ菌が発見されて、州調査官がE・コーライ菌陽性と判明した牛排泄物の8つのサンプルで再検査を進めている。

2006年10月04日ロイター□サンフランシスコ発:カリフォルニア州役員は、このバクテリアに汚染されたホウレンソウの可能な原因として、調査中の近くの農場牧草地に牛排泄物にE・コーライ菌を発見した。生ホウレンソウが食中毒の全国的な突発を起こしている。州の調査官は、E・コーライ菌陽性と判明している牛排泄物の8つのサンプルを獲得している。カリフォルニア州健康サービス省のケビン・ライリー副ディレクターはこう述べている:このサンプルは、それらのバクテリア菌株が、193の食中毒ケースを起こした菌株と合致するかどうか再テストされている。この食中毒事件は先月汚染されたホウレンソウと結び付いた一人の死亡者を含んでいる。

電話協議でライリー氏は記者にこう言った:「我々がその結果を得るには2、3日かかるでしょう。カリフォルニア調査官は、どのようにカリフォルニア州のホウレンソウがこのE・コーライ菌によって汚染されてしまったのか、多くの感染経路シナリオを調査しているところである」

-食中毒勃発はカリフォルニアで加工されたホウレンソウに原因追跡された-

生ホウレンソウによる食中毒をおこしたバクテリアは、潅漑水、肥料、農場施設や労働者、家畜、野生動物によって運ばれた可能性が考えられる。あるいはそのバクテリアは、食品処理過程中か、輸送中か、店舗の棚に置かれた間かに、ホウレンソウを汚染さしたのかもしれない。米国食品医薬品局は、すべての生ホウレンソウは、E・コーライ菌に汚染されたホウレンソウはすべて撤収されたので、米国で食べても安全であると、述べている。

Author:事務局 : 2006年10月06日 10:19