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2006年10月23日

■インドの米生産性向上プロジェクト

米栽培のハイブリッド品種化で生産性を20%上げる期待がある。

インドは世界第二の米生産国であるが、生産性でいえば世界で16番目の低い位置にある。
食用穀物栽培下の全地域の40%は米によって占められている。しかしその57%強は降雨に依存した地域である。
ハイブリッド品種の米穀は生産高にだけに焦点を合わせたものでなく、疫病抵抗、短期間栽培、頑健品種に焦点を合わる必要があるだろう。

-ハイブリッド化によって米の生産高を20%あげる努力-

ニューデリー発:世界第2の大きな穀物生産国であるインドでは、一ヘクタールあたりの米生産性は上らないかもしれない、しかし、主要な「kharif」米品種に対し「ハイブリッド化・テクノロジー」を適用すれば、現行の低い生産性を「劇的」に上げられるかもしれない。農学の科学者達とエキスパート達によると、インドに於けるハイブリッド化の採用度合いは上昇している(35%CAGR)。ハイブリッド米は、ある場合には、生産性を20%押し上げる事が知られている。

この見解を支援している科学者達には、ハイデラバードに本拠がある米穀研究監督局のプロジェクトディレクター、「BC Virakthamat」氏、「Jharkhand農業大学」のVN・シン氏がいる。両者とも、いま当地で進行中の「国際米議会」に出席している。インドは世界第二の米の生産国(128m tonnes[mはmillion tonか?]である.が、生産性でいえば、産業界計測によれば、世界で16に下がっている。「ビジョン2020」と言う計画は、米生産の4.3%の年複利成長率(CAGR)を見込んでいるが、米の目標生産高は「163mトン」と予想されている(’05 base year)。

しかし現存の成長率はほんの「1.3%pa」(per annum?年率)であるので、インドは、予想では、2020年まででは、106m tonnes(ミリオン・トン)の生産しか達成することが出来ないだろう。これは約60m tonnes(ミリオン・トン)の不足になる。エキスパート達はこう述べている:現在のレベルでは、追加になる1.5トン/haのハイブリッド米は、このギャップを狭めるのを大いに助けることになるだろう。食用穀物栽培下の全地域の40%は米によって占められている。しかしその57%強は、降雨に依存した地域である。この事は以下の事を意味している:ハイブリッド品種の米穀は生産高にだけに焦点を合わせたものでなく、疫病に抵抗力があり、より短期間栽培でいいもの、さらに頑健な品種に焦点を合わせたものである必要があるだろう。

Author:事務局 : 2006年10月23日 15:06