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2007年03月02日

■米国でH5N1鳥インフルエンザに対する初のワクチンが出る

米国食糧医薬品局官吏が、H5N1鳥インフルエンザ菌株に対して「Sanofi Aventis」の「SAワクチン」が、効果に限定はあるが、パンデミック(広域悪疫)に対する防御で重要な役割を果たすことができる、と言った。
このワクチンはH5N1インフルエンザ菌株に対し政府認可を求める最初のものである。

2007年2月28日水曜日

最初の鳥インフルエンザワクチンは安全であり、「何もないよりは良い」

ワシントン発-連邦政府健康アドバイザーが、最初の鳥インフルエンザワクチンの認可を促進して、それは何もないよりは良い、と27日に述べた。それはさらに効果的なワクチンが開発されるまで、潜在的な広域疫病に対して「間に合わせ」になると述べている。

このパネルは14対0票で、そのワクチンが効果的であることを述べている。だが証拠では、それは鳥インフルエンザ高致死性H5N1型ウィルスに対して殆どの人を保護しない事を示している。それでもパネルはそのワクチンが安全であることを票決で出した。

パネルメンバーでもある疾病管理予防センター全国予防接種プログラム次長、メリンダ・ウォートン博士 (Dr Melinda Wharton)、はこう述べている:「私は我々が決してそれを使わなくてもよいことになる事を希望している。だが我々が今持っているワクチンはこれしかないのです」

食糧医薬品局官吏が、「SanofiAventis」の「SAワクチン」が、効果に限定はあるが、広域悪疫に対する保護で重要な役割を果たすことができる、と言った。その後にこのワクチンへの票決がなされた。アイオワ大学病院クリニック(University of Iowa Hospital Clinic)のジャック・ステイプルトン博士(Dr. Jack Stapleton) はこのワクチンを「何もないよりはましである」と言った。

米国政府は、緊急措置と医療の従事者を含めて、2千万人の人々に十分な鳥インフルエンザワクチンを買う計画である。「サノフィ」ワクチンは商業的には販売されないだろう。

このワクチンの推薦はFDAに行く、そしてFDAは通常その諮問委員会のアドバイスに従う。このワクチンはH5N1インフルエンザ菌株に対して政府認可を求める最初のものである。

Author:事務局 : 2007年03月02日 20:57