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2007年03月08日

■中国は赤い政策に緑の環境色を加え少さく進む

中国の悪化する環境問題への取り組み:

中国の河川の70パーセントは汚染されている。北京は世界で最も汚染された都市である。南方では、ヒマラヤの氷河が融けている。北方では、侵食が進む砂漠が4億人の人々の暮らしを脅やかしている。環境悪化は中国の社会の安定を損なっている。毎年何万という大衆抗議が起きていて、汚染への恐れが、新しい工場、ダム、道路建設に向けられている。

中国は、気候変化に関する新しい修辞的表明をしたが、その政治的なシステムが総点検されるまで、環境政策における本当の進歩はありそうにも無い。

-首相がスピーチで環境重視を語る

- 効率とゆっくりした成長は達成困難

中国首相が、富裕の達成は、環境汚染の減少なしでは、持続不可能であることを警告する。

中国首相、温家宝(Wen Jiabao)氏は、中国の環境問題への「目覚ましコール」を発してこう述べた:世界で最も速く拡張する中国経済は、灼熱成長から離れ、もっと緑の、もっと細い、もっと遅い開発モデルに向かって行かなければならい。

ウェン首相は、彼の議会への年度報告書-政治カレンダーの主要スピーチ-でこう警告した:エネルギー効率改良と汚染減少なしでは、豊かさ作りは持続不可能である。

環境問題は、演説のなかで大きく扱われて、教育と健康の約束、豊かな沿岸都市と貧しい内陸村の間の不平等を和らげる対策よりも優先された。それは週末に再燃した対岸の台湾との新しい緊張への強い言葉の防衛より、際立っていた。

ウェン首相は政治局で最も環境意識があるメンバーとしての評判を持っているけれども、今回の彼のコメントは、いかに環境問題が政治課題で上昇したかを示している。水不足、硫黄分がつよい大気、地球温暖化の問題が、人間の健康で、ますます明白な犠牲を強いている現状があるからである。

中国の河川の70パーセントは汚染されている。北京は世界中で最も汚染された都市である。南方では、ヒマラヤの氷河が融けている。北方では、侵食が進む砂漠が4億人の人々の暮らしを脅やかしている。

環境の悪化は社会の安定を損なっている。毎年の何万という大衆の抗議で、汚染への恐れが、新しい工場、ダム、道路に反対する大衆デモの動機であると、何度も述べられている。

ウェン首相は国家が「汚染を抑制し、環境を守るために」非能率的で、そして汚い発電所、鋳物工場を閉鎖する、と、述べた。

過去には、中国の指導者達は、このような約束を守るよりは、約束をするだけでらくにすんでいた。ウェン首相は、中国は汚染物放出を減らす目標を達成することに去年失敗していたことを認めた。世界最大の人口稠密な中国は、2009年までには、温室効果ガス最大の放出国になって、合衆国に追いつく途上に現在ある。

中国は、廃棄物を減らすことでも、緩慢な進歩しかない。最新の5ケ年計画によれば、中国は2010年までには、「経済アウトプット1ユニット」毎に、20%少ないエネルギーを使うべきであった。しかし、去年はエネルギー効率をたった1%だけしか改善できなかった。ウェン首相は、これらの失敗は、地方政府が国家の環境規制法に従わなかった失策に一部よるものである、と、述べた。

「我々はエネルギーを節約すること、エネルギー消費を減少させること、環境を守ること、土地を集約的に使用することを、突破口にして、経済成長パターンを変える主要な支点にしなくてはならない」、と彼は、北京人民大会堂で行なわれた全国人民代表会議の開会セッションで、2時間以上続いたスピーチで、述べた。

この三千人の代表からなる議会は、毎年2週間近く会合し、共産党によって認可された予算と法案をお決まり承認する主として儀式的な課題を果たす。しかし首相の演説はこの先一年の政府の方向を設定する、そして討論の機会を開くものである。

中国の経済を冷やすことは難しい事になってきている。ウェン首相は、今年度は8%の経済成長目標を発表した。それは、2006年の10.7%の成長率と比べれば、意義深いスローダウンである。けれども過去に設定された類似の目標が、拡大の実際のペースには、とても対応できなかった事がある。

Author:事務局 : 2007年03月08日 16:45