« ■中国-WHOが第15人目の死亡を確認する | メイン | ■有機作物の健康恩恵を証拠付ける科学調査の報告が発表される »

2007年04月05日

■世界の主要感染地域の現況査定と未来の感染拡大について

国連食糧農業機構(FAO)の報告と予測:

鳥インフルエンザがインドネシア、エジプト、ナイジェリアから拡大していくかもしれない。

ミラノ(MILAN):4月2日(ロイター)

鳥インフルエンザ高致死性H5N1型ウィルスはインドネシア、エジプト、ナイジェリアから他の国々まで拡大感染していくかもしれない。H5N1型ウィルスはアフリカとアジアで巡回しながら感染が続いている現状がある。このように国連食糧農業機構(FAO)が3日に言った。

「パンデミック・広域悪疫の危険は予見できる将来に考えられる事である」、と国連食糧農業機構主任獣医、ジョセフ・ドメネック(Joseph Domenech)、は、この疫病を抑制するグローバルな努力の呼びかけを繰り返すなかで、語った。

エジプト、インドネシア、ナイジェリアはこの疫病を有効に抑制することがこれまで出来ていなく、これらの国が、他の国々に広がるウイルスの貯蔵場所になる可能性があると、FAOがステートメントでのべている。

先週インドネシアは、鳥インフルエンザによる5人の新しい死亡を発表した。これでH5N1ウィルスによる人の死亡者数は世界で最高の71人になった。エジプトは2006年以来32の人間の鳥インフルエンザ発症が起きて、13人が死亡して、アジア外では最も高い被害になっている。

鳥インフルエンザは鳥のウイルスである状況が主要に続いている。しかしエキスパート達は、もし

H5N1型ウィルスが人から人に容易に感染する型に突然変異したなら、何百万人も死なせて、世界を席捲することを恐れている。国連世界保健機構 (World Health Organisation)によれば、このウイルスは2003年以来少なくとも170人を世界全体で死亡させている。

インドネシアでは、33州のうち3州だけに鳥インフルエンザが出ていなく、この疫病は、ジャバ(Java)、スマトラ(Sumatra) 、バリ (Bali)、南スラウェシ(South Sulawesi)で風土固有なものになっている、さらにインドネシアの他の地域では散発的な勃発がある、と、FAOが述べている。

インドネシアの広大さ、貧弱な国家の獣医サービス、対策資金資材の欠如、は、この病気をコントロールすることをいっそう難しくしている。FAOの村を拠点にした疫病監視は、444地域の130の地点でこれまで稼働している。しかしこれは全国的な勃発に関する十分なインフォメーションを確保するため拡大されるべきである、とFAOが述べている。

FAOは、エジプトでは、家禽を処分することに対する農民への補償欠如がこのウイルスが足場を保持するのに役立っていた、と、付け加えた。ナイジェリアでは当局が感染している地域から家禽と家禽産物の移動をコントロールできていない、と、FAOは言った。

FAOはこう述べている:バングラデシュでの3月の鳥インフルエンザ感染拡大は驚きではなく、「このウイルスはより広い地域で循環し続けている、そして渡り鳥によってこのウイルスがバングラデシュに導入された事は除外することができない。バングラデシュは重要な鳥類の飛行経路に位置しているからである」

しかし国連食糧農業機構主任獣医、ジョセフ・ドメネック氏はこう述べている:今年は1年前より鳥インフルエンザの発症が少なくなっていて、全体的なウイルスの総量が減少している事を示している。また野鳥中のH5N1の存在は、このウイルスが特にヨーロッパで台頭した去年より、少なくなってきている。

Author:事務局 : 2007年04月05日 07:44