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2007年04月10日

■韓国の労働者と農民が合衆国との貿易協定に対して抗議行進をする

「我々にはこの自由貿易協定(FTA)の下では未来が無いのだ」と、韓国労働組合同盟(KCTU)議長が行進前のスピーチで述べた。
米国牛肉に対する韓国の禁止が10カ月間に及んだ交渉で最も論争が起きた問題の1つであった。そして会合は韓国の牛肉市場を全面再開すること(full reopening)なしで9日に終えられた。
合衆国当局は、ソウルがアメリカの牛肉輸入へ全面アクセスを許さなかったなら、ワシントン政府はこの協定に署名しないだろう、と、警告を発している。

何千人という抗議する人達が、韓国立法府が合衆国との主要な自由貿易協定を拒絶するよう要求して、ソウルを行進した。1993年の北アメリカ自由貿易協定(North America Free Trade Agreement)以来、合衆国にとって最大のこの自由貿易協定は、多くの地元の労働者と農民を自分達の仕事と未来について不安に陥れている。

抗議の労働者と農民は公園から市役所の外のプラザまで幟や旗を持って、およそ1.5キロを行進した。そしてそこで彼等は舗道に座って、「ろうそくの結集」を開催した。
「我々は合衆国の狂牛病牛肉は必要としない。合衆国大統領ジョージ・W.ブッシュにそれをやれ、とおよそ6,000人の抗議者達が反対の声を上げた。

彼等は以下の要求を出した:韓国政府がこの協定を破棄する事、そして盧武鉉大統領が辞職する事。
「我々はこの自由貿易協定(FTA)の下では未来が無いのだ」、と、強い路線を取る韓国労働組合同盟(KCTU)議長、リー・スークハエン(LeeSukHaeng)、は、行進が始まる前のスピーチで述べた。KCTU は、80万人の労働者メンバーを誇るが、国民議会 (National Assembly)に対し9月にこの協定を批准しないよう強く求める全国的なキャンペーンを率いていくと、彼は述べている。

何千という機動隊が抗議者を米国大使館と大統領官邸に通じている交差点から遠ざけるために、100台以上の警察バスでバリケードを設置した、しかし衝突が発生した速報は出ていない。

米国牛肉に対する韓国の禁止が、10カ月間に及んだ交渉で最も論争が起きた問題の1つであった。そして会合は韓国の牛肉市場を全面再開すること(full reopening)なしで9日に終えられた。
合衆国の当局者達は、ソウルがアメリカの牛肉輸入へ全面アクセスを許さなかったなら、ワシントン政府 はこの協定に署名しないだろう、と、警告を発した。

韓国は-年間8億5000万ドルに値するアメリカ牛肉の主要な市場であった。だが2003年に狂牛病の恐れで輸入禁止令が課せられた。
韓国政府は去年合衆国の骨を除去した牛肉を受け入れる事に同意したが、小さい骨の破片が発見されて、3つの出荷を拒絶した。

韓国政府は、労働者と農民からの強い反対にもかかわらず、この協定を推し進めている。労働者と農民はもし合衆国の商品が国内市場へ拘束を受けないアクセスを獲得すれば、彼等の収入と仕事を失うことを心配している。農業-特に米と牛肉-、さらに自動車産業が論争の主要な部門である。

Author:事務局 : 2007年04月10日 18:14