« ■ハワイ州の鶏卵業者が廃業に追い込まれている | メイン | ■フランスで白鳥に鳥インフルエンザの疑惑が出る »

2007年07月07日

■有機食品のセパレティスト・分離派が強くなってきている

米国では有機食品販売が2000年の60億ドルから、2005年で140億ドルまでに上昇した。スーパーマーケットも自然食品産業がこの10年間で大飛躍している事に注目して、参入が強まっている。
食品の約4分の1が有機食品である通常の食料品店に対して、食品混在による汚染疑惑が消費者に起きている。

食糧品店が有機食品を取り扱う厳しい基準を実行している事を証明するのが、「Certified Organic Retailers/認定有機食品小売り業者」という政府が支持する「シール/認証」である。その認定を担当する「Quality Assurance International/品質保証インターナショナル」は米国農務省に選ばれた第三者機関である。消費者が有機とは本当に何を意味するか真剣に考えるに連れて、有機条件の確証を要求している。食の安全で有機食品を選択する市民は有機食品が非有機食品と共存することはできないと主張している。

マサセッチュウ州クインシー:かなりの地域の食糧品店は、有機食品での「Whole Foods Market Inc.」社の成功を追いかけて、また大手スーパー「ウォルマート・ストアーズ」社がその有機栽培食品を2倍にするという発表を聞いて、有機食品市場参入に積極的になっている。それに必要なのが、「"certified organic retailers."認定有機食品小売り業者」という政府が支持する「シール・認証」である。

近年小さいスーパーマーケットチェーン(例えばThe Kroger Co.、Lund Food、Holdings Inc,、Hannaford)で有機販売認可を確保する数が増えている。有機食品は、米国農務省によって、農薬やホルモンが無いとものとして、認定されるのだが、有機指定(designation)はこう述べている:小売り業者は厳しい取り扱い基準を遵守する。その取り扱い基準は、ユダヤ教の清浄食や完全菜食主義に負けないものである。

有機食品取り扱いの最も単純な例:有機栽培ブロッコリーは通常のブロッコリーの上に積み重ねてはいけない、有機栽培リンゴは通常のリンゴと一緒に洗ってはいけない、そして有機ハムは通常のコールドカットと同じデリ食品(ハム・ソーセージ・パテなどの総称)スライサーにさらされてはいけなない。これらの措置は化学物質が移行汚染することを恐れて規定されている。

サム・ビーティー(SamBeattie)、アイオワ州立大学食品安全保全研究所(Iowa State University's Institute for Food Safety and Security)の専門家はこう述べている:認定を受ける事が、通常のスーパーマーケットが有機食品販売で発足するのに最も良い方法である。有機食品産業では米国における販売が2000年の60億ドルから、2005年には140億ドルまで上昇した。

「通常のスーパーマーケットは自然食品産業がこの10年間で飛躍して増加していることを認めている。食物のすべてが有機栽培のストアでは、食品扱いを区別する問題は起きない。だが、食物の4分の1が多分有機栽培である通常の食料品店では、汚染疑惑が起きる余地がる」

ビーティー氏はさらにこう述べている:「スーパーマーケットが食品混合や接触汚染を避ける為にすべて可能な事をするのが決定的に重要である。だからこの認可を受ける事が決定的になるのです。それはストアがこれらの問題に対処する唯一の方法です」

多くのストアは自発的にサンディエゴに在る(Quality Assurance International)「品質保証インターナショナル」による現場検証を自発的に受ける事に同意している。この「品質保証インターナショナル」は米国農務省を通して選ばれた多くの第三者機関の1つである。「品質保証インターナショナル」はまた、「ホウルフーード・自然食品」を認定し、さらに「Target Corp.」の一部、「SuperTarget」を販売する食品雑貨店を認定している。

大手食品会社ハナフォードによるこの動きは、同様な措置を考慮している他のチェーンストアによって慎重に見られている。例えば、マサチューセッツ拠点のショーズ・スーパーマーケット社、ストップアンドショップスーパーマーケット社、が、両社の報道官によれば、注目している。

認可を受ける最も困難な必要条件は、「ドキュメンテーション」を、整える事である。それは、それぞれの食品の「来歴・人生」を追時記録する事で、食品の正確な起源、栽培法、ストアに到着した経過、が、記録される事である。

この5月の認可では、ハナフォード社は、スタッフのトレーニングで4ヶ月を要して、そしてその159の店舗のすべてを改修することになった。デリミート・deli meat(ハム・ソーセージ・パテなど)の扱いでは、加工されていない肉を扱うのに、カウンターと装置器具は別にされる。有機資格を持っているパンは、パン屋では別のオーブンで焼かれる。

有機の生鮮食品はボックスに入れられ、通常の果物と野菜から遠く離されて冷却シェルフの上に高く置かれている。有機食品はその区別を強調して、そして他の食品からガードするために、明るい色の大きな仕切りをして、有機セクションの「島」に気をつけて持っていかれる。

有機生産物には、特別な化学物質なしの洗剤が使われる、そして従業員がその有機区域をモニターして、顧客の質問に答えるために待機している。有機食品小売り業者の認定タイトルを維持するために、ハナフォードの大きさのチェーン店は、年におよそ50万ドルの料金を支払っている。そのコストは年毎の検査をカバーしている、しかし新しい装置、トレーニングやストアの再編成のコストは含まれていない。

クインシーでハナフォード店を管理しているサント・カルナブシ氏はこう述べている:「消費者が有機とは本当に何を意味するかの意識が高まるに連れて、消費者は確証を要求し始めている。有機食品を買うことに打ち込んでいる人々、は、それが有機栽培でない食品と共存することができないことを理解している。我々の責任は有機食品が1つの所から、消費者が手にする他の所へ移動しても有機状態であることを確実にすることです。もし全ての処置を取らずに、有機食品を別にしておかなければ、それは無効になってしまうのです」

Tuesday, July 03, 2007 2:22 PM

Author:事務局 : 2007年07月07日 16:20