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2007年08月06日

■モンサント社の新しい大豆種が承認を受ける

セントルイス発-モンサント社は10年ぶりに遺伝子組み換え大豆の最初の新種をリリースする手筈になっている。

世界最大のバイオテク種子生産会社は合衆国とカナダで「Roundup Ready」大豆の新種に対する監督当局の許可を勝ちとったと、モンサント社が火曜日に発表した。

この新しい大豆、ブランド名「Roundup RReady2Yield」、は、2009年に限定された合衆国マーケットで販売される予定で、そして2010年には全国的な配布を始める予定である、と、モンサント社の報道担当サラ・ダンカン(SaraDuncan)が述べた。

この大豆は、モンサントの除草剤「ラウンドアップ」に対して耐性があるという点で、遺伝子加工された種子の最初の品種に類似している。しかし、モンサント社によれば、この新しい品種は7パーセントから11パーセントまで大豆生産量を増やすようにされている。

米国の大豆市場は輸出で動かされているから、モンサントは、この作物が海外での主要な貿易パートナーによって輸入を承認されるまで、合衆国では遺伝子設計種子の新種は導入しないと、ダンカン氏は言った。

遺伝子組み換え食物はこれまで貿易紛争の焦点になってきた。世界の各国が農作物の安全と環境への衝撃に関する不安のため、遺伝子組み換え食物の輸入を制限しようとしてきた。

モンサントは欧州連合、中国、日本、メキシコ、他の国で、新しい大豆の認可を申請している、そして、この種子が合衆国で配布を始める頃までには、それらの国での承認を期待していると、ダンカン氏は言った。

モンサントの「Roundup Ready」大豆は広く合衆国の大豆農民によって採用されている。それは、アメリカ大豆協会(American Soybean Association)によれば、国内で栽培されるすべての大豆のおよそ91パーセントを占めている。

貿易グループは、「Roundup RReady2Yield」大豆の承認を、同じ量の土地でもっと多くの大豆を生めるという見込みのため、歓迎した。

アメリカ大豆協会会長ジョン・ホフマン(ASA President John Hoffman)はステートメントでこう述べている:「より高い大豆生産高は合衆国大豆裁培者の食物、飼料、燃料の市場供給能力を、国内、そして地球全体で、増大させる」

この新しい大豆は革新的な特徴を所有していないが、この品種は、モンサントが現在開発している新しい農作物、例えば耐干性がありもっと健康に良い油脂がある豆類、を、導入するプラットホームの役をするであろうと、ダンカン氏が言った。

モンサントのチーフ技術担当者ロブ フレイリー(RobbFraley)はこの新種はこのあと何年かの間、中心作物になるであろうと言った。

「我々は《RoundupRReady2Yield》に投資する農民が、この技術の恩恵以上のものを手に入れる事を期待していて、彼等が新しい大豆技術が作られるプラットホームの土台になる「ビルディングブロック」の経験を獲得することを望んでいる」と同氏はステートメントで述べた。

モンサント社の株は、全体的な株が地面沈下する中、64.45ドルに対し、59セント、0.9パーセント、下げている。

Author:事務局 : 2007年08月06日 15:00