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2007年08月06日

■口蹄疫ウイルスは政府研究所から漏洩する

この出来事は2001年度の疫病勃発を反映していて、農業社会共同体に対して、農事関連のテロの波を示唆するかもしれない。

英国を厳重警戒態勢に置いた口蹄疫の菌株はアメリカの製薬会社と共有する政府研究所から起きて、2001年度の高致死性の勃発を反映して、潜在的には農業社会共同体に損害を与える事を意図する。

ゴードン・ブラウン新首相は2つの「コブラ」非常事態ミーティングの議長を務め、口蹄疫が金曜日夜にギルドフォード(Guildford)近くの、ウルフォード農場で確認された後、「FMD事後措置」に応じて、全国的にすべての家畜の移動を停止させることを命じた。

2001年度の勃発では、政府バイオ兵器研究所から「盗まれた」FMD/足口病/口蹄疫のウイルスが何千という農民を悲惨な目に合わせ、畜産業界に壊滅的打撃を与えた(と主張されている)。だがその時と同様で、この最新の勃発の起源は直接政府研究施設にたどってゆける。

感染している牛の菌株は、その農場から3マイル先にあるパーブライトの「動物健康研究所」で使用されているワクチンとまったく同じである」と「BBC」英国放送協会が報告している。この菌株は、私企業の製薬会社、「Merial Animal Health」によって7月16日に生産されたワクチンで使われたものであった。

この製薬会社は、口蹄疫の研究を行ない、その菌株が保存されていた政府の「動物健康研究所」とパーブライトの場所を共有している。
「Merial Animal Health」社は、生きているウィルスを含んでいるFMD/足口病ワクチンを生産するアメリカの製薬会社である、そして一部の新聞によって「英国のFMD/足口病/口蹄疫勃発に関して責任がある」として非難されている。

勃発の犯人がこの製薬会社なのか、あるいは英国政府の研究所であるのか、深刻な糾問が必要である:なぜバイオセキュリティーの規定レベルが実施されなかったのか、また如何にそのウイルスが漏洩してしまったのか。このウイルスが空気で運ばれて、エア・ダクトを通って漏れたという報道機関の推測は、ワクチンの基本構成とその通常の保存方とは、適合しない。

立ち入り禁止区域:6年前に、前首相トニー・ブレアは英国の田舎の大部分を立ち入り禁止にして、「巨大な隔離地域に変貌させた。日曜新聞「The Sunday Express」紙は、(2001年の)FMD/足口病のウイルスはポートダウンに在る「バイオ兵器施設」から故意に放出され、そしておそらくその2カ月後に勃発した感染の起源であったのではないかと報じている。

その時この疫病は野火のように英国全土に広がった:多くの人達は政府がこれを抑制するに充分な事をしなかったと非難した。2001年春の英国は末世的なイメージで際立っていた。4百万頭以上の動物が抹殺処分されて、英国のあちこちで死体焼却の山からでる煙が立ちのぼっていた。

(2001年の勃発経由に関して)英国政府が、材木業者と道路標製作者について調査をしているという報道とつながって、信じがたい報道がある。1人の動物愛護運動家がレベル4の生物兵器施設に侵入したというのである。その施設はまた炭疽菌とエボラ菌も保存していて、国防省警察と軍務局警備隊サービスの武装衛兵によって警護されていた。したがって菌が入った小瓶を盗んだとされるこの個人はこの施設に入る十分なセキュリティークリアランス(入場保安資格通過)を持っていたに違いない。しかし何故動物愛護運動家が4百万頭の動物を殺す疫病ウイルスを放出させるのだろうか?

パトリシア・ドイル博士(Patricia Doyle,PhD)は、FMD/足口病/口蹄疫の防御訓練が、疫病勃発が国民に知らされる直前に、英国政府によって行なわれていたと、報告している。

エキスパート達はこう述べている:今回の勃発は局地的なものになりそうで、人々はただそのように留まってほしいと願うしかない。ブラウン新首相は、彼の前任者トニー・ブレアが6年前にしたのと同様に、英国の広大な地域を戒厳令予行演習として隔離ゾーンに変えるのに躊躇はしないだろう。

Author:事務局 : 2007年08月06日 15:19