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2007年08月29日

■インドネシアバリ島で女性犠牲者が連続して出ている

「第2番目になる女性が、インドネシアのリゾート地バリ島で鳥インフルエンザで死んだかもしれない、初期的なテスト結果で28歳の人が高致死性H5N1型ウィルスに罹かっていたことを示している」と、
インドネシア保健省職員が述べている。

もしジャカルタで実行されているいっそう信頼性が高いテスト結果が確認されるなら、彼女はこの2週間以内にこのウイルスが原因でバリ島で死んだ2番目の人になるだろう。

この島の1番目の確認された犠牲者は2007年8月12日に死んだ29歳の女性であった。この女性の5歳の娘は2007年8月3日に、感冒状の兆候を見せた後で死亡していた。しかし、彼女の死体は、検査サンプルが取られる前に、火葬にされていた。

2007年8月21日にバリ島のサングラ病院(Sanglah Hospital)で死んだ女性はタバナン地区(Tabanan District)の家禽供給業者であった。H5N1のほとんどの人間患者は感染家禽との接触に原因が関連づけられている、しかしエキスパート達はこのウイルスが人の間で容易に広がる型に突然変異して、広域疫病をひき起こすのを恐れている。この女性は、発熱、呼吸困難、咳きを含めて鳥インフルエンザ様症状を出して、2007年8月19日に入院させられた。

サングラ病院で治療されている58歳の男は同じく鳥インフルエンザに関して検査されている。彼の状態は良くなっているように思われている、とバリ島保健機関主任、デワ・ケタット・オカ博士(DrDewaKetutOka)が述べた。ごみ作業者であったこの男は彼の仕事で死んだニワトリと接触を持っていたと、オカ博士が言った。

「これらの発病者達はまだ鳥インフルエンザの疑惑対象者である。我々はジャカルタの保健省にサンプルを送った」、とオカ博士が述べて、ジャカルタでのテストが最終的なものになることを強調した。名前を明らかにする事を望まなかったインドネシアの保健省職員が、初期的なテスト結果では、女性がH5N1であったことを示したが、男の方はそうではなかった、と、AAPに述べた。「サングラ病院からのインフォメーションによれば、この女性の地域テストは陽性であったが、男性患者のサンプルは陰性であった」と同氏が述べた。

バリ島では鳥インフルエンザは、観光産業が2002年と2005年の爆破事件から回復しているところなので、デリケートな問題である。最近の鳥インフルエンザの発症は、あるいは疑惑ケースは、いずれもバリ島の観光地に近い地域からではなかった。他方インドネシアはこのウイルスがすでに突然変異しているという恐れを静めるためにこの鳥インフルエンザサンプルを世界保健機構に送っている。インドネシアは最近、突然変異を捜している国際的な科学者達とサンプルを共有するのをやめてしまった。同政府は、そのH5N1ウイルス菌株から開発されたワクチンが手が届かないほど高価にならない事を保証してほしいと述べている。

保健省報道官リリー・サリスチョワティ(Lily Sulistyowati)はこう述べている:サンプルがジョージア州アトランタの「WHO付属疾病管理予防センター」に2007年8月16日に送られたと言った。それはこのウイルスが「なんら突然変異していない、そしてバリ島はまだ訪問するのに安全である」ことを証明するためである。

Author:事務局 : 2007年08月29日 17:02