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2007年11月05日

■癌予防に関する世界的研究報告が発表される

2つの主導的な研究組織から発表された共同国際報告によれば、不健康な余分な体重を減らすこと、アルコール消費量を制限すること、赤身肉を控える事、これが誰でもがん予防のためできる助言として、強調されている。

アメリカ癌研究院(the American Institute for Cancer Research)と英国の世界癌研究基金(the World Cancer Research Fund)が何千という最近の研究を分析して、そして人々が癌リスクを下げるのを助ける10の推薦項目を作り出した。

男性達は一日に2杯以上のアルコールを飲むべきでなく、女性達は1杯だけにすべき、だとこの報告書が言う。いくつかの研究論文がこれまでアルコール消費量を高い乳がん危機と結び付けてきていた。

他の督促事項は、タバコ、赤身肉、加工肉を避ける事、野菜に富んでいる食事をして、1日30分運動をすることを含んでいる。

「我々は人々が体重不足ではない状態で、できるだけ痩身であるべきだと思う」と疫学者でハーバード大学の公衆衛生部の医者ウイレット博士が述べた。脂肪、特に腹部の脂肪、は、癌細胞の発達と成長を促すホルモンの生産を増やすことができる、と彼が言っている。

コネチカット大学のジョセフ・アンダーソン博士(Dr.Joseph Anderson)はこう述べている:肥り過ぎの女性達、特にかなりの腹部脂肪がある人達、は、もっとやせた人達より結腸直腸がんに陥る可能性がいっそう高いことが分かった。女性の全結腸直腸癌の5分の1は肥満と関係があるかもしれない」

この新しい報告は2つの非営利組織による10年間で始めてのものである。このガイドラインを作り出すことに参加した主導的科学者達は、この結論に達するのに7,000以上の科学的研究を検討した。彼等は、前の1997年の報告では、脂肪を子宮がんにだけ関連づけた。今回著者達は、脂肪が子宮の、膵臓の、結腸直腸の、腎臓の、食道の、そして閉経後の胸部がんにおいて役割を果たすという科学的な証拠は圧倒的な説得力があると言う。

このガイドラインは同じく糖分が多い食物と清涼飲料を消化しないように警告している。

「もし清涼飲料への全国的な出費が癌研究に向けられることができるなら、我々は劇的に全研究予算を増やすことができるだろう」とラリー・ノートン博士(Dr.LarryNorton)、マンハッタンの「スロアンケタリング記念癌センター」(MemorialSloanKetteringCancerCenter)は述べて、以下の付言をした。国立癌研究所(National CancerInstitute)に毎年割り当てられる50億ドルと比較して毎年680億ドルが清涼飲料に使われている。

「この報告はまったく最近の研究と矛盾しているところがない。私はそれがよく考えて出された概観であると思う。対立する見解はない。それは我々が数年間人々に教えようとしてきたことに力を与えるものである」と彼はのべた。

Author:事務局 : 2007年11月05日 13:09