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2007年11月08日

■鳥インフルエンザ専門家が未来の課題を討議する

アジアとアフリカの数カ国では鳥インフルエンザの拡大を止めることに多くの成功をおさめた。
しかし、今週バンコクで会合を持っているエキスパート達はH5N1ウィルスが多くの国で蔓延し続けていると述べている。
「VOA」のルイス・ラミレス(Luis Ramirez)がバンコクから報告する。

国連食糧農業機関に出ているエキスパート達は、鳥インフルエンザがまだ、これまでのところただ少数の人間だけに伝染して、主要には動物の疾病であるとは考えている。しかし科学者達は、何百万人もが死ぬことになる人間の広域悪疫になる脅威はまだ現実のままであると述べている。

デイビッド・ナバロ博士(Dr.DavidNabarro)、鳥と人間インフルエンザ国際連合上級コーディネーター、は、7日バンコクに集まったリポーター達に、ほとんどの国でウイルス拡大を抑制するのに進歩があったのだが、問題になる複数の地域が残っていると述べている。

彼はこう述べている:「我々はこの過去3年間で諸国が、家禽のワクチン接種、獣医サービス改善、そしていわゆる「バイオシキュアリティ」に、多くのリソース(資金/人材/資材)を投入するのを見てきた、その目的は鳥インフルエンザが家禽や野鳥に伝播している危険を減らすためである。我々は、多くの国でこの危険をコントロールする特に大きな成功を収めたのを、見てきた、だが、それはあらゆる場所では起きていない。問題を抱えた地域がある」

彼は、このウイルスが、アジアではバングラデシュ、インドネシア、ベトナム、アフリカではエジプト、ナイジェリア、で、拡大し続けている、と述べている。エキスパート達は、輸出を指向する養鶏産業を発展させなければならない諸国は、その疫病を抑制する困難に直面している、と、述べている。科学者達はこう述べている:タイは、1例として、鳥インフルエンザ抑制するのに大きな成功を遂げてきている、なぜならタイはすでにそのかなり大きい家禽輸出をサポートする獣医システムを準備できているからである。

病原菌H5N1の拡大を阻止する努力を邪魔しているもう1つの難題は、鳥インフルエンザ発症ケースの組織サンプルを渡すのを一部の国が渋っている事である。中国はそういった国の1つである。ナバロ博士はこう述べている:科学者達がワクチンを開発するのを支援できるように、北京にもっと多くのデータと資料を発表させようと話し合いが続いている。

「ある状況では、一部の国がサンプルを共有する結果として得る恩恵に関して釈明を要求している。それで、現在サンプル共有の満足できる基礎を確保しようとする国際会合が進行中である。サンプルを提供する国が、提供サンプルの助けで生産される医薬製品から利益を得ることを保証することができるかどうかを実際に見てもらう事である」と、彼が述べている。

エキスパート達は、北京の危惧は中国が起源のデータや研究で開発されるワクチンにに対する知的所有権と関係がある、と言う。インドネシアも類似の理由で組織サンプルを供給するのをためらってきた。

いくつかの国の代表者達は、それらの懸念に対処し、そしてインフォメーションとサンプルを共有することに関する新しい国際基準を設定する事を話すために今月遅くジュネーブで会合をするように予定されている。

鳥インフルエンザウイルスH5N1型ウィルスは、主に鳥に感染し、主にアジアを襲っているが、同じくヨーロッパとアフリカにも現われている。香港に1997年に出現して以来、H5N1ウィルスは少なくとも211人を11国で死亡させてきた。この疫病で何千万という家禽が死ぬか、屠殺されてきたた。

世界保健機構(World Health Organization)は、今日までのすべての証拠は、死んでいるか、あるいは病気の鳥との密接な接触が人への感染の主要なソースであることを示している、と述べている。科学者達はこう述べている:彼等は今のところは、主に動物内のウイルスに関心を持っているが、このウイルスが突然変異して、人の間に容易に感染する型に変異することを恐れている。

Author:事務局 : 2007年11月08日 16:22