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2007年11月09日

■家畜の疫病「青舌病」の感染拡大がヨーロッパで続いている

英国(連合王国United Kingdoms)内の「北アイルランド」は「アイルランド/エール共和国」の北部が占領されてそのまま英国領土の一部とされているが、EUや英国本島からの疫病伝播に対しては、受動的な立場に置かれている。

北アイルランド:青舌病(Bluetongue)は阻止できないのかもしれない。

小さな昆虫が媒介するこの家畜病の広がりを抑制する対策が取られているのだが、(北アイルランド政府から)この悲観的な見解が今日出された。この感想は他ならぬ農業委員会の議長と副議長によって出されたものである。これは、両者が最近の青舌病対策に関して農業大臣ミッシェル・ギルダーニュー(MichelleGildernew)によって情報更新を受けた後で出されたメッセージである。ヨーロッパ大陸から英国へ輸入されたすべての家畜が到着しだい青舌病のテストを受けている、と、農業大臣は明かして、(北アイルランドの)農民と輸入業者に家畜を導入する前に慎重に考えるように嘆願していた。

農業大臣は農業委員会にこう述べた:「青舌病はヒトに対する健康上の影響はない、しかし、もしこの病気が国内で足場を固めれば、それは農民と産業のために経済的な影響を持つ事になる。私は産業界がこの病気を北部に入らないようにすることで彼等の役割を果たすことを希望します。このアドバイスはすでに、家畜所有者と輸入業者に出されています」

農業委員会議長ウィリアム・マックレア(William McCrea)はこう警告した:「次の春か夏にならないとワクチンは導入されない。どんな病気のどんな大きな勃発も畜産業界の中で大きな衝撃を与えるでしょう、そして非常に多くのセクターが最近数ヶ月で揺すぶられてきたので、我々が決して望まない事は、青舌病が当地に来てしまう事です。もしこの青舌病が水に根拠があるのなら、それを止めることは非常に難しくなるでしょう、そして我々が大臣と論じたのはこの状況なのです」

トム・エリオット(Tom Elliott)農業委員会副委員長は、青舌病が北アイルランド(NorthernIreland)に広がるのを阻止することを予期することが如何ほど現実的であるのかに疑義を持っている。彼は最近の「FMD/足口病/口蹄疫」への規制が「青舌病」を締め出すのに役立っていると言った、しかしこれは本当のリスクを隠している可能性がある。「新しい規則は、青舌病感染地域から生きている動物の輸入を禁止することは受容できないことを意味する。英国全体で青舌病が速く広がっているので、大きな地域が今病気ゾーンの中にある。多くの人々が今尋ねている質問は、青舌病がこの北アイルランド地域に達するのにどれぐらいかかるのか、である」

Author:事務局 : 2007年11月09日 11:40