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2007年11月13日

■馬インフルエンザが中国からモンゴルへ拡大している

地元のメディアが、中国の新彊州(XinjiangProvince)と国境を接する「Khovd」州、 「Bulgan Sum」と「UyenchSum」で2007年10月26日に馬のインフルエンザが発見されたと報告されている。
同州の家畜伝染病防止機関による分析が馬のインフルエンザが上述の2つの地区で発生していたことを確認した。

同州はこの勃発が出た地域を隔離措置にした。病気のさらなる広がりを妨げるために、隣接する「BayanOlgii」州と「GoviAltai」州でも隔離措置が実施された。同時に病気予防機関は緊急に感染地域馬への注射のため馬インフルエンザワクチンを配布した。今まではおよそ600頭の馬がこれまで馬のインフルエンザに感染していた。

馬のインフルエンザは、非常に高伝染性の呼吸器系疾患である。それは子馬を死亡させて、そして成熟した馬に身体の弱さを引き起こすことができる。今までは人に伝染したという発症例は出ていない。

2007年11月5日に、中国はOIE(World Organization forAnimal Health国際獣疫機構)に馬インフルエンザウイルスAサブタイプH3N8によって7つの郡で起こされた馬インフルエンザ発生について報告書を提出した。7つの郡は、阿勒泰(Altay)、「Burqin」、「Fuhai」、「Fuyun」、「Habahe」、「Jemnay」、新彊(Xinjiang)州の青河(Qinghe)、である。この勃発があった日付は、伝えられるところによれば、2007年10月9日であった。上述の中国ニュース通信によれば、この病気が2007年10月26日に隣接するモンゴルで発見された。すなわち、新彊での勃発後数週間である。

モンゴルのOIEへの年度報告書は、この病気が過去に連続的に存在していた、そしてワクチン接種が行なわれていたことを示している。2005年ではこの病気(モンゴルでは無届け)は同国に存在している疾病リストには含められていなかった;疑惑があったが、確認されていない。ワクチン接種データを含めた追加情報が望まれる。多年間(1996-2004)の病気情報には以下を参照。<http://www.oie.int/hs2/sit_pays_mald_pl.asp?c_pays=126&c_mald=64> 

Author:事務局 : 2007年11月13日 11:55