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2008年02月13日

■カナダ、アルバータからハワイへの豚輸送ルートが酷評される

トロント-何百万という家畜が、カナダか出る豚を含めて、あまりに遠い外国で屠殺される為に輸送され、その間毎年過酷な扱いを決まって受けている。
これは残酷で、そして不必要な慣行であるとして、国際的な動物権利保護グループが非難している。

「動物保護世界協会」(World Society for the Protection of Animals)の後援下で、保護団体グループの連合が、グローバルなキャンペーンで、秘密のビデオ映像も用意して、生きている動物の長距離輸送の停止を要求している。

「動物保護世界協会カナダ」のプログラム担当者、メリッサ・トカティク(MelissaTkachyk)はこう述べている:「これらの動物が受けている苦痛は全く酷いものである。人々は家具の方をもっと大切にあつかっています」

このキャンペーンは、多くの団体が連合して、1年に及ぶ調査を進めていた。この運動は「大事に扱ってHandle With Care」という呼び名がついていて、その目的は動物が何千キロに及ぶ長い輸送の間に受ける恐ろしい状況を暴露する事である。最悪のルートの1つはカナダから始まっている、とこのグループが述べている。

1週間から9日間も続く1つの輸送例では、約15,000頭の豚がコンテナーの中に詰め込まれて、カナダのレスブリッジから、カリフォルニアのオークランドを経由して、およそ6,000キロをトラックと輸送船で、ハワイまで、運ばれる。

この輸送中、これらの豚は極端な温度変更にさらされ、振動異常感(乗り物酔い)を受け、自らの排泄物の中でのたうつ事になる。長時間にわたって、えさ、水、休息が、奪われるので、目的地に届く前に、動物の多くが死んでいくと、この連合が述べている。

「これらの豚は埋立て地に行くごみのようにして送られている。それらは知覚力がある動物のようには扱われていない」と、「動物保護世界協会カナダ」のメリッサ・トカティクは述べた。

ハワイでこの豚は屠殺されて「島産のポーク」として売られる。これは新鮮な屠殺された肉への消費者の需要を満たすためで、こうしなければ地域的に満たされることができない事である。

生きている動物を厖大な距離輸送することはほとんど意味をなさない、とこのグループが論じている。

それを止めて、家畜は地域で飼育されて、地域で屠殺されて、それから冷凍肉として輸送されるべきで、ある。このやり方は地元に近い所で経済利益を提供するだろう、と、彼等は主張している。

カナダは生きている動物の人道的輸送に関しての規則を持っている、しかし30年経ったこの規制法は一度国境を越えると強制力も効力もない。カナダ食糧検査庁はこれを直したいとは望んでいる。

「大事に扱って」による調査は他の国際間の輸送で動物に課されるひどい苦痛を暴露している。

動物保護活動家達は、この慣行が病気の蔓延の温床になりうると述べている。

例えば、オーストラリアの開放的な牧草地で飼育された何百万頭の羊が毎年中東に送られている、それは3週間から1カ月の期間がかかる輸送である。ニュージーランドは、他方、生きている動物のすべての輸送を実質終わらせている。

年間何万頭という牛がブラジルからレバノンまで輸送されている。この3週間かかる長い輸送で輸送される牛は10パーセントの死亡率が出ていると、動物保護連合は述べている。

スペインからは、何千頭という馬がイタリアに最高36時間かけてトラックで運ばれている、これは欧州連合(European Union)の規則に違反している慣行であると、彼等は述べている。

「大切に扱って」運動は動物愛護の諸組織から構成されていて、「人道的協会インターナショナル」、オーストラリア、オランダ、デンマークにある尊敬されている機関を含んでいて、カルガリー(Calgary)でそのカナダ・キャンペーンを始めている。

他のイベントが、デンマーク、ブラジルは勿論、ロンドン、マドリッド、ローマ、シドニーのような都市で計画されている。アメリカでのこの連合のメンバーはハワイでキャンペーンを開始している。

多様な動物輸送ルートと共に、動物虐待のビデオ映像と写真が、ウェブサイト「www.handlewithcare.tv」で発表されている。

Author:事務局 : 2008年02月13日 15:51