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2008年07月29日

■遺伝子操作作物実験栽培場の現況

ロンドン-英国での遺伝子組み換え作物の実験で、研究者達が妨害行為に対して実験サイトを守る事を要求するなかで、セキュリティー経費がはるかに最大のコストになった、と科学者達が28日に言った。

GMOジャガイモで実験栽培を行なっているリーズ大学(Leeds University)のハワード・アトキンソン(Howard Atkinson)は、実験栽培自体は25,000ポンドの費用がかかった、だが、その周辺のセキュリティーのために「6桁」に及ぶ費用請求があったと述べた。

アトキンソンは、9月初旬に、フィル・ウーラス(Phil Woolas)、GMO作物に関して責任がある大臣、と、会見することになっている。彼は、ウーラス大臣に小規模実験栽培の場所を政府がもう言わないようにするか、治安費用の分担金を払う事を、求めると言った。

彼は、メディアへの要旨説明会でリポーター達に、大学が「熱狂者達に対して保護する」このような大きいセキュリティ費用を正当化するのは困難であると言った。

食品の安全と可能な環境被害両面に集中した心配で、英国では遺伝子組み換え作物に対する強い反対があった、そして多くの実験栽培場が積極行動主義者によって妨害行為を受けてきた。

しかしGMO農作物は、北アメリカと南アメリカの両方で広く栽培されている。英国政府はGMO現地実験栽培の正確なサイトは発表していない、しかし反対者達がそれらの位置を定めるための十分なインフォメーションは提供している。

レディング大学(Reading University)のジム・ダンウエル(Jim Dunwell)はこう述べている:英国でのGMO実験栽培場数の急落がここ数年で起きていて、年で1つの段階でおよそ20から30まで存在した実験栽培場が減って、今年はたった1つの申し込みしかなかった。

彼は、それと対照的に、合衆国では年におよそ1,000の実験栽培があったと言った。ウェイン・パゥウェル(Wayne Powell)、国立農業植物学研究所(National Institute of Agricultural Botany)部長、は、GMO実験栽培に対する妨害行為の結果で、去年「我々は今24時間セキュリティー体勢をとっていて、実験植物の周りにはフェンスを立てている。」と言った。

リーズ大学での実験栽培は「nematode」虫に耐性があるGMOジャガイモのためであり、NIAB実験栽培は、ジャガイモ「胴枯れ病」に対して耐性があるジャガイモのためである。

Author:事務局 : 2008年07月29日 11:50